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いい経験【かわいい(不登校の)子には旅をさせよ(ママにもね)】

不登校の中学生の息子とベトナムにてほぼ外籠もりをして約3週間。
ハノイからニャチャンに移動して来ました。ここは海沿いのリゾート地で海もきれいなのでマリンスポーツが人気のようです。中でも、カイトサーフィン(写真参照)が息子の目にとまり、インドア派の彼にしては珍しく「やってみたい」と言い出しました。せっかく海外に来ているんだし、いい経験になります。できるところを探そうということになりました。

そこでふと思ったのですが、いい経験とは何でしょうか? いつもはしないことをすればいい経験? 楽しい体験はいい経験? 辛い体験もいい経験?

「若いときの苦労は買ってでもしろ」と言います。もちろん苦労がいい経験と直接的に言っているわけではありませんが、若いうちの辛い体験はいいことだという意味です。なぜでしょうか? 幸福体験ではダメなのでしょうか? 人生には辛いことが多いから、若いうちに辛い経験をして免疫を付けておけ、辛い経験は人を成長させるという考えが根底にあるのだろうと思うのですが、もう一つ、その裏に年長者の「昔は大変だった(今はいい時代だ)。自分はすごく苦労をしたんだから今の若者が苦労なく生きていくのはズルい」という思いがあるような気がします。だから、幸福体験ではダメなのではないでしょうか。そうだとすれば、ちょっと意地悪ですよね。(この記事のタイトルに使用している「かわいい子には旅をさせよ」も似たような意味ですが、私は文字通りの意味に解釈して使用しています。)

私はどんな経験もいい経験だと思っています。要は本人次第。経験をしてどう感じるか、何を考えるかが大切なはずです。普段はできないことをすることもいい経験になりえますし、学校へ行かないというのも一つの経験、何もしないこと、何かができないこともそこから得るものがあればいい経験になるでしょう。何も得なければどんな貴重な体験もいい経験にはなりません。

そう考えると、カイトサーフィンを息子がいい経験にできるかはわかりませんが、やってみなければわかりません。ともかくカイトサーフィンができるところを探しました。そしてわかったことが、「英語ができないと難しい(安全上の問題)」。息子は英語はできません。さて、これは、「カイトサーフィンをやりたいけどできなかった」という経験になるのか… 乞うご期待!(現在、日本人の方がやっているツアー会社に問い合わせ中です)

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