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観察脳の鍛え方。 [ 10 ] - デザイン演習1

デザイン演習 - 自分の手の鉛筆デッサン

デザインの練習として手の迷路を作る課題に先立ち、手をよく観察する目的で鉛筆デッサンを行う。

必要なもの
・画用紙(A4程度)
・素描用鉛筆(2B)
・練り消し
・ティッシュ
・練習用クロッキー帳またはコピー用紙数枚

このnoteの趣旨や目次は[ はじめに ]をお読みください

目的

・デザインをする前にまずは良く観察して対象の特性を知る。
・鉛筆デッサンを通して観察したことの表現の仕方を学ぶ。

手のポーズを決める

手のポーズを決める際に、以前説明した3Dに関する説明を再度思い出してもらう。

3 dimensions = 3 axes = 3 faces = 3 colors

リアル表現には右の方が描きやすい

左の開いた手は一見簡単そうに見えるが、Z軸がほとんど見えないため、3Dとしては非常に描きにくいこと、右の方は3軸がわかりやすく指が被っているために奥行きを表現しやすい、ということを伝える。

ポーズ決めのためのクロッキーデッサン

デッサンに先立って手のポーズをいくつか練習し、一番良いと思った形でデッサンを始める。

ての形を試す

ちなみに自分のクラスではクロッキーに、少しでも楽しいようにインクを使ったが普通の鉛筆でも構わない。

描く時のコツ

ポーズを決め、描き始めてから大体の人が形をとって塗り始めた頃に、見える皺を丁寧にそのまま描けば、そのまま立体感につながることなど、手を描く時のコツを伝える。

しわを見た通りに描けば自然と立体に沿う鉛筆ストロークになる

最後に

出来たデッサンを並べて鑑賞。ここまでサボることなく頑張ってきた生徒の作品は、手に見えない作品はひとつもなく一定の水準に達している。

力作揃いである


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