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中部一月(イツキ)
2024年8月6日 12:11
彼がよく行く本屋さんに案内してもらう。自動ドアが開いて足を踏み入れたら、本屋独特の少し埃が混ざっているような紙の匂いがした。学生の頃から印刷物の匂いが好きだったから、本屋の匂いだけでもワクワクしてくる。『とりあえず1時間くらい別行動しようか。1時間後にこの入口前集合ね。ここ2階もあるからすごく楽しめると思う』と彼と「またあとでね」と交わして一旦離れた。彼にどの本を渡そうかと、スマート