見出し画像

【感想】劇団四季『アラジン』とともに自分の人生を重ねる

GWに突入しましたね。

自分へのご褒美として
劇団四季の『アラジン』へ。

と言っても
一番お安い席をゲットすべく
頼む!!休みであってくれ!!と願い、
2月から予約をしていた。

以前、
私が今の仕事に就いた理由をnoteにも綴っているが↓↓↓

劇団四季がきっかけだったこともあり
学生時代はちょくちょく観劇をしていたが、
仕事となってからは急に身近に感じすぎて
わざわざ劇場に足を運ぶことも減った。

それが一昨年『バケモノの子』を観て
やはり舞台っていいなと思い、
年に1度は劇団四季を観て初心に帰ろうと感じた。

『バケモノの子』はストーリーがかなりグッとくる。

そして去年は久々に両親と一緒に
『アナと雪の女王』を観に行った。

休憩でもう1回スタートから観たい!!と思うほど
また舞台っていいなと思わされた。

余談だが、
観劇後に結婚相談所の仲人おばさんとの面談で
とてつもなく嫌な日となってしまい、
「アナ雪めっちゃよかったな~
あ、でもあの後例の最悪だった日だったんだよ。」
「アナ雪めっちゃよかったな~
婚活のプロフィールがあまりピンと来ない、
仲人さんに私の好きな物が伝わらないで
人掻き分けてカジュアル写真に伝えそうな写真も
撮影したっけな。
撮影&待たせてる両親にいらいらされて、
さらに追い討ちのあの面談。。」
「いやいや、アナ雪はめっちゃよかったんだよ!!」と
自問が続いていた。

その時の写真も。笑

何度も言うが、
アナ雪はめっちゃよかった!!笑

そんなこんなでもやっとしていたが、
今日の「アラジン」でそんな思い出は払拭された。

席は3階席の1番後列の下手から2番目。
周りの人たちが「遠っ!!」「傾斜ヤバっ!!」と言っていた通り、一般的にはC席で1番ランクが低い席。

それでも舞台装置や美術も全てが見渡せるし、
劇場そのものを感じられて私には特等席だった。

業界が超安月給なのでこの年齢でお恥ずかしいが、
金銭的ゆとりが無いのもあるが、
C席で十分だなという思いも強い。

ちなみにマッチングアプリを使っていた時に
ちょくちょくプロフィール内容から
「観に行ったことなくて一緒に劇団四季行きませんか?」という誘いが何度かあった。

正直そんな簡単にチケットが取れないし、
取れてもS席なんてことも結構ある。
チケット代はS席¥15000近い。
即日予定が立てずらく、しかも初めましてで
1万円以上を注ぎ込む勇気は私にはなかった。

私は劇団四季(観劇)デートは
お付き合いして数ヶ月後の約束が
確約出来るようになってからが良いと思う。笑

『アラジン』のおはなしについて

実はディズニーがちょっと苦手である。
というか幼少期にクリスマスに買ってもらった
『バンビ』のビデオを一人で見ていて、
お母さんが目の前で撃ち殺されるという衝撃から
トラウマのような感じになってしまった。

みんな大好き『ライオンキング』も
似たような筋立てでちょっと苦手。

『アナ雪』は誰も死なないところが好き。
オラフが溶けるところやアナがハンスに裏切られたと気がつく辺りは苦手。

そんなこんなで『アラジン』のストーリーも
よく知らないまま観劇に行った。

結果的に、
誰も死ななーい、誰も裏切られなーい、
平和的なストーリー!!
それどころか良い話だなと思った。

普段家でドラマなどを観る時は
どうしてもながら見なので
そこまでは意識が集中しないが、
劇場や映画館で観る作品は
どうしても感情移入する。

アラジンでは
・婚活での体験
・鍼灸師さんとの話
が重なった。

婚活での体験とのリンク

私は新作の劇団四季のCDが出るとまずはそれを聴く。
その上で観劇に行くので、観に行く時には
一緒に歌えるほどになっている。笑

今回のアラジンもそう、
特に有名な「新しい世界(A whole new world)」は
繰り返し聴いていて好きな曲。

ただ冒頭の歌詞、
「ぼくを信じて」
「なぜだかわからないけど信じるわ」
までのくだりを理解出来ていなかったので、

勝手にピーターパンとごちゃまぜになり、
アラジンが窓から魔法の絨毯に乗ってやってきて
ジャスミンがついて行っちゃうのかと思い、
危ないだろ!!と思っていた。笑

実際はその前に会っていたのだが
恋に落ちるの早っ!!というディズニーあるある。

現実世界、
どちらかが一目惚れはあっても
目が合った瞬間にお互い好きみたいなのは
おそらくなかなかない気がする。

これが起こっちゃうのがディズニーマジック。

ただアラジンはほかのお話と違って
王子様ではない。

だからこそ、
王様という肩書きにこだわって
ジーニーに王子様に変身させてもらって
ジャスミンに近づくアラジン。

これは現実の婚活でもよくある事だった気がする。

プロフィールとお話してみて
仕事内容や趣味に差異がある人は多々いた。

父の友人の知人の知人の息子さんを紹介された時には
(間柄の遠さ。笑)趣味は読書となっていたが、
実際は漫画、アニメ、アイドルが好きな男性だった。

親御さんたち世代だとまだオタク文化に抵抗があったのだと思うが、
本当のこと書いた方がいいのになと思った。

自分自身のプロフィールには嘘がないようにと思っていたが、
先程も書いたように仲人さんは少しでも耳障りの良いように表現するというの基本だった。

ジャスミンが言う王女という財産や肩書きではなく、
自分を見て欲しいという言葉もとても分かる。

なかにはこの人私が持ち家だから近づいてきたな、
一人っ子だから婿に入れると思っているなと感じる人も何名かいた。

転職サイトで年収○○○万以上で検索にあたり
仕事内容はなんでもいいと言われているような
悲しさがあった。

それも婚活コンサルから言わせると
「本当の自分を見て欲しい=我が強い、自分本位」
のように言われると婚活って本当に伴侶を探すものなのかよく分からなくなった。

結果的にアラジンは嘘はつかないと決めて、
ジャスミンもお父さんから親が決めた相手ではなく
惹かれあった人と結婚して良いと言われ、
ハッピーエンド。

国のルール変わるの早っ!!という
ディズニーあるあるだが、笑
清々しい気持ちになった。

鍼灸師さんとの話のリンク

アラジンの重要な登場人物ジーニーについて
私の中では今まで印象が薄かった。

そう言えばアラジンって
魔法のランプが出てきて擦ると魔人が出てきて
3つのお願いを聞いてくれる話だったかと思って
始まってからの30分くらいを過ごしていた。

世間でジーニーがなんでこんなに人気なのかも
よくわかっていなかったが、今日で理解出来た。

ジーニーはお願い回数を増やす、人の命を奪う、
そして人を無理やり恋に落ちさせること以外の
願いなら何でも叶えられる。

でもそれはあくまでも見せかけであって
アラジンの願いであった王子様になりたいというのも
服装やパレードの準備をしただけで、
アラジンが真の王子として王室や国民から
認められた訳では無い。

ただ王子の格好をしたことで
ジャスミンと再会出来る機会は得られた。

そこからはアラジンの気付きと努力があったから
最後はハッピーエンドになった。

それを教えてくれるメッセージをくれるジーニー。

先日noteに綴った鍼灸師さんの
不調を緩和させる導き方みたいだなと思った。

昨日も再度治療に行ってきて、
鍼灸師さんも受けて流すが出来るようになって
生きるのが楽になったと言っていたのが

『自由』になりたいという願いを叶えた
ジーニーと重なった。

婚活の体験と鍼灸師さんの話と自分とリンクする話に
なんだか最終的にじーんとした。

その他あれこれ感じたこと


近くにいた子が始まる前にオペラグラスで緞帳の観察していて、
初めて劇団四季を観た時のちびちぇり子と重なった。
ぜひ将来は舞台の世界に来て欲しいな。笑

裏方目線で見てしまい、
小さな箱(ステージと裏)に沢山のことが詰め込まれ
緻密な動きが多いことにただただ感心した。
特に大好きな「新しい世界」の時は飛んでる絨毯には
ハラハラしてしまい、
私には小屋付きさん(劇場の専属スタッフ)は無理だなと思った(ヾノ・∀・`)ムリムリ笑

アンサンブルさんたちは
ベリーダンスのようなエキゾチックな振りから
社交ダンス、ラインダンス、タップダンス他
様々なダンスジャンルがあり、
私の友人たちもダンサーが多く、素人目だと完璧に見えても本人たち的には得意なジャンル以外はやはり何か足らないと言う。
出演者の方々の努力が垣間見れた。

私以外にもおひとり様観劇も多く、
舞台も映画のような感覚で来れてるとしたら
この仕事に携わる1人として勝手に嬉しく感じる。
生のエネルギーを感じると洗練された世界であって欲しいが、映画館や遊園地のように誰もが1度は劇場に行ったことがあると言えたらいいなと思う。

GW初日楽しい時間だった。

最後列の端も特等席
フォトブース
皆様おつかれさまでした。
楽しい時間をありがとうございました。









この記事が参加している募集

今日の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?