🍒世界経済の情報をいち早く入手するために使うツール／TradingViewを使ったトレンドの追い方・仮説の立て方・ラインの引き方の解説

こんにちは。

今日は米国の情報をいち早く入手する方法と、トレンド転換しそうなときに見ていくポイントや新しいラインの引き方について、私のやり方を書いてみます。（2021／3／12更新）

■ファンダメンタル確認

私はラインを引く前に、重要な経済指標の発表や、政治的イベント、海外ニュースを確認しています。（ＦＸ・米株式に限らず）

１）経済指標（国際会議、FOMC、要人発言スケジュール）
２）海外メディアのニュース速報（米国政権交代、EU離脱貿易問題）
３）米国企業の分析、海外指数の確認

■為替インデックス・長期金利確認

各国の通貨強弱や市中金利も確認します。これを見ることで主軸通貨である米ドルの強弱をみておきます。景気が良くなれば米ドル金利は上昇しますし、上昇すればインデックスも強くなります。
少し注意している点としては、為替や株は先行して動くということを意識しています。実際に景気が良くなったわけでもないのにニュース材料が出て、良くなると予測されただけで上昇します（株価は先行して動くと言われるのはこのことですね）

１）TradingViewで為替インデックス強弱チャートを作ります
２）TradingViewで１０年債利回り比較のチャートを作ります

■チャートにラインを引いていきます

ある程度の情報を頭に入れた状態で、実際にチャートへラインを入れていきます。見ていく順番は上位足から各通貨ペアの環境認識を行いながら下位足へと進めます。需要なのは週足や日足の上位足を必ず確認することです。長期トレンドになりますからその流れはしっかり確認し、その流れの中でトレードをしてく戦略を立てていきます。

１）上位足（週足・日足）を確認して環境認識をします
２）下位足へ降りて（４時間足・１時間足）でラインを引きます

私はスイング目線なので、４時間・１時間を見ていきますが、デイトレスキャルピングであれば、更に下位足と降りていけば良いと思います。

今回もTradingViewを使って解説していきます。
無料で使えるツールなので、まだ使っていない人は是非活用すると効率が格段に上がると思います。

アップグレードプランとその他の機能

時々、TradingView投稿もしています。

ちぇりおう🍒ｎｏｔｅにもいくつか活用事例を紹介しているので、是非読んで下さい。

それでは、ファンダ確認から見ていきましょう。

■ファンダメンタル確認（実際に活用しているもの）

ファンダメンタルでは各国の経済情報を確認して相場を予測していくやり方ですよね。経済成長率や物価上昇率や財政支出のデータを入手して分析していくやり方が王道と思いますが、本気でやったらとても時間がかかるので、私の場合はニュースやツイッター情報も使います。
気をつけたいことは、信頼できる情報か、フェイクな情報かを見極めること。Twitterは誰でも気軽に投稿ができるため、よく考えず、ソースを確認せず、その言葉を鵜呑みにして拡散する人が殆どだということ。感情にまかせてRTしたりしちゃう時ってありますよね。中には敢えて曲がった情報を流す人もいます。情報のソースがどこからなのか？信頼できる情報なのか？
正しく疑いましょう。

私が最近よく活用している情報はおもに下の３部門です
１）経済指標（国際会議、FOMC、要人発言スケジュール）
２）海外ニュース、米国政権交代、EU離脱貿易問題
３）米国企業の分析情報、海外指数の確認

具体的には

１）経済指標（国際会議、FOMC、要人発言スケジュール）
　　▶経済指標カレンダー（https://fx.minkabu.jp/indicators）
　　▶為替ニュース（https://fx.minkabu.jp/news?category=statement）
　　▶FRB連保準備制度（https://www.federalreserve.gov/newsevents.htm）

２）海外ニュース、米国政権交代、EU離脱貿易問題
　　▶BBCNews（https://www.bbc.com/news）
　　▶Finviz（https://finviz.com）
　　▶WSJ（https://www.wsj.com/news/us）

３）米国企業の分析情報、海外指数の確認
　　▶Seeking Alpha（https://seekingalpha.com/）
　　▶MotleyFool（https://www.fool.com/）
　　▶バフェット財務分析（https://www.buffett-code.com/）
　　▶世界の株式指数（https://www.bloomberg.co.jp/markets/stocks）
など

お気に入りは
　　▶Investingcom（https://jp.investing.com/）

Twitter通知も信頼できるニュースだけを通知するようにしています。
Bloomberg、BBCJapan、ロイター通信、後藤達也さん

ユーロドル、ユーロポンド、米株が多いので、どうしても海外の情報をいち早く掴みたいという理由があり、海外サイトを見るようになりました。

　❑自動翻訳機能が便利

英語でわからない事が多い時はブラウザをChromeで開いて下さい。自動翻訳されます。

【Cherio Technical Teams】

米国株式の分析や調査もしていきましょう
おすすめサイトに有益なサイト（海外）のURLを載せています

リンクを１クリックしてダイレクトにChrome自動翻訳で開けるようにするには「既定のブラウザ」の設定を変えておけば速攻で日本ご翻訳された状態でみれます pic.twitter.com/PDsNtLoj3F

— ちぇりおう🍒✨ (@cherio2016) September 19, 2020

　❑Chromeをアプリのようにして起動する

Chromeの設定でアイコンを作れます。

ChromeでTradingViewしてる人へ

これやってみて！

アプリみたいに起動できます pic.twitter.com/RAbob8mrWR

— ちぇりおう🍒✨ (@cherio2016) June 14, 2020

英語で表示されるサイトも瞬時に日本語に自動翻訳されます。多少の日本語のおかしさはありますが、だいたい分かりますし、補足して単語の意味を調べてみたりすれば十分です。

最近よく使うのは「Finvizの速報」です。
日本メディアが報道するときは既に情報としては数時間遅れてるケースが多いですが、FinvizのNewsタブには速報が更新されていくので情報収集には良いと思ってます。

速報時刻（米国時刻）も表示されています。
翻訳されれればこんな感じに。

真似してみて下さい。

「MotleyFool」は米国企業の長期投資を中心とした情報をいち早くキャッチするのに役立ちます。手に入りにくい外国株式、特に米国株の一次情報を、日本語で分かりやすく入手が可能です。日本のTwitterアカウント・日本法人のサイトもあります。

ホームページの記事内容は米国と日本では少し違うところもあるので、好みによって好きな方を利用すると良いと思います。
・本国　　：https://www.fool.com/
・日本法人：https://www.motleyfool.co.jp/
日本法人のページではメールアドレス登録（マガジン登録）しておくとページ内の記事も全文読めるようになります。ログイン画面がないので「毎回マガジン登録」の欄にメールアドレスを登録するようにします、そうすることで記事の全文が読めます。
また、右上に検索項目があり、ここにティッカーシンボルや企業名を入力することでレポート一覧が出てくるので、過去の記事を探すのに役立ちます。投資するにあたっての視野を広げるのに良いですね。
米国内でも「いかがわしい投資アドバイザーが多い中、モトリーフールは倫理的なオアシスとして際立っている」「初心者だけでなく、経験者にも豊富な投資情報を提供してくれる」「個人投資家への確かな情報とアドバイスを提供」「億万長者も、モトリーフールからヒントを得ている」と評価は高いようですよ。

私は記事をそのまま鵜呑みにしないように意識していますが、知識を高めることに非常に役に立ってます。

■為替インデックス・金利確認

インデックス指標はネット上にもちらほらあります。自分の見やすいもので良いと思いますが、わたしはTradingViewを起点に派生させて情報収集させていきたいので、チャートを作ってます。
Cherio Technical TeamsメンバーにはリンクURLは開示してコピーして使ってもらったりしています。

１）TradingViewで為替インデックス強弱チャートを作ります

TradingViewで見る利点は時間軸を変えられるところです
１日だけの動きを見たいときや、１ヶ月の動きを見たいとき、年間を見たい時に、簡単に切り替わるのでとても使いやすくて使っています。

２）TradingViewで１０年債利回り比較のチャートを作ります

政策金利とは中央銀行が金融政策を実行する上で設定する金利で、一般的に中央銀行が金融機関に貸し付ける際の金利のことを指します。
日本では日銀（日本銀行）、アメリカではＦＲＢ（連邦準備制度理事会）が中央銀行として様々な役割を担っており、物価や通貨の安定を目的として行う政策金利です。景気が悪いときは金利を下げて個人消費や設備投資を促し、景気を回復させます。景気が良いときは金利を上げて過度な景気上昇を抑えています。

株価や為替も政策金利発表や、市中金利の変動で大きく動きます。

■チャートにラインを引くときに意識すること

チャートにラインを引くには必ず環境認識から行いましょう。月足・週足・日足をチャートで確認して大きな流れを確認します。私はよく週足でサポレジ転換している点を意識したり、チャネルラインを使ってトレンドラインを引いておくことをやっています。日足まできたらチャネルラインを引きながら、ロウソクの形（ヒゲや実体の大きさ・三尊・逆三尊など）を見ていくことが多いです。習うよりも慣れることが大事なのでとにかくバックテストやいろんなチャート（株や通貨ペア）でトレーニングすることが大切だと思っています。
悩むのは、トレンド転換したんじゃないのこれ？と思うときです。
今までの考えをスイッチみたいに切り替えるのも難しいのですが、遅れると損失が膨らむことになるので慎重になります。全捨てして逆ポジに切り替えた途端に、あれれ！戻ってきた〜、ダマシだった、やられた〜！ってことも経験してきました。トレンド転換したときは慌てずによく見極めてから動いても遅くありません。

例えば。（EURUSDを例に解説します）

１）上位足（週足・日足）を確認して環境認識をします。

週足のトレンドは非常に強いので必ず確認し、いま自分は順張りで勝負しているのか逆張りで勝負しているのかを認識しておきます。大きな力は絶対的ですから無理に逆らわないようにします。現在は、週足下降トレンドで上昇突破しかけた後に、ほぼレンジ状態がしばらく続いている非常に解りにくい相場です。

２）下位足へ降りて（４時間足・１時間足）でラインを引きます

１時間足で引いておいたトレンドラインを上抜き、トレンド転換？と思ったら、新しい仮ラインを引きます。この時はまだ角度もわからないし、騙しに終わるかもしれないため、軽く引く程度で良いです。こちらに動くかもしれないという程度。

上のチャートも１時間足ですが、ある程度の流れ（上昇だな）という確認が取れたらチャネルラインに変更していきます。引いていくポイントは図にある番号の通り（１→２→３）に引いていけば良いです。中央ラインよりも下に入ってきて、底値を切り上げながら上昇しているなら、まだ上目線。底値が変わらなくなってきたり、上値切り上げも鈍くなってきたら失速している可能性があります。ここではレンジの上限に当たる部分なので上値が重い感じでした。ロングポジションを止めて観察モードに切り替えます。

そして、上値を切り下げてきたら、新しい仮ラインを引きます。（下へ行くかもしれない）この時によくあるのはリターンムーブです。下へ突き破ったチャネル底ラインに再び戻ろうとする動きですね。そこを狙って取ることもできます。ヒゲや包み線なのかも確認して強い反発になりそうかも仮説を立てながら、黄色の破線エリアがどう動くかの仮説をいくつか作ります。

・下降していくパターン
・上昇していくパターン
・揉み合いになるパターン

この時の私は上昇してからレンジの高値に戻る（リターンムーブ）パターンをイメージしていて、レンジの高値付近まで上昇し抵抗され、下げ始めたらショートする戦略を考えてました。TradingViewのアラート通知も設定しておきました。

レンジの高値まで反発せずに下げていってしまいましたけど、深追いはせず諦めました。兼業の弱み。あと少しだったんですけど、

ここでのポイントは仮ラインの傾きを修正することです。トレンドが浅いときは傾きが安定しないので微調整していくことが必要になります。上値切り下げ（下値切り上げ）が否定されていなければ（４）調整していきます。反応点が多くあるところに合わせて傾きを変えます（５）。

大体この繰り返しです。

その過程の中で
・フィボナッチを引いてみたり
・三尊や逆三尊を探してみたり
・TTMSqueezeを見てみたり
・ピボットポイントを確認したり
を取り入れてますが、あまり多くのインジゲーターやマニアックな分析は必要ありません。シンプルに水平線とトレンドラインで考えるのが一番良いと思います。

初心者がよくやる過ちは、少し慣れてきてチャートを動かせるようになるとテクニカルを駆使しすぎること。自分オリジナルの設定値やラインをたくさん引いて自己満足することはあまり意味がありません。世界中の多くのトレーダーが意識しているラインが一番信頼性が高いでしょう。

シンプルで面白い手法もあります。ある程度ブレイクした後、反発し仕出して動きが出てきた時に、チャネルラインをそのままコピー（６）して貼り付けると「ピタッ」とハマる時が多いことです。


AAPL、TSLA、FB、ZMもそうでした。

シンプルなラインを引くだけで相場について行けるようになると思いますので参考にしてみてください。

今日は以上になります。

Cherio Technical Teamsでは、他にも、トレードに使える手法や考え方、企業分析や経済指標の勉強に役立つ情報、有料ｎｏｔｅの公開、チャート共有、役立つサイト、お勧めのYoutube等をみんなで会話しながら勉強してます。興味があれば参加してみてください。月額費用はありませんが入会時に運営管理費＆利用料を頂きます。チケット購入していただきTwitterへDM連絡頂ければTeamsに招待します。

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