手書きの魔法
最近、めっきり「手書き」をしなくなりました。
家では、PCを使って文章を書いているし、外出先では、iPhoneのメモ機能でササっとメモをとってしまいます。
でも今日、久しぶりに自分の状況と感情を紙とペンに綴ったんです。
というのも今朝、少し悲しいことがあって泣いてしまったため、紙に自分の気持ちを整理してみようって思って。
そうしたら、すごく気持ちが軽くなったんですよね。
自分の心が素直にペン先に伝わって、自動筆記みたいにスラスラと感情が書き起こされていく。不思議な感覚でした。
試しに、PCで同じ文章を打ってみたのですが、なんだか味気ないんです。
なんというか、フィクションみたいな。別の人間の文章のようで、現実味がない。そんな感じです。
それで、もう一度、紙の文章に戻ってみる。
やっぱり、そこにあるのは私の感情でした。
筆圧とか、トメハネの勢いとか、ミスした箇所に上からグリグリ塗りつぶしたりとか、そんな部分から臨場感が溢れているのです。
手書きは、自由です。
PCは左から右に、文字の大きさは綺麗に揃って文字が出力される。
でも手書きは、横に縦に斜めに、文字の大きさもバラバラで、たまに絵も描いて、とっても自由。
手書きのそんな自由さが、私たちの心をオープンにさせてくれるのかもしれませんね。
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