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初めまして。 ニューヨークのMoMoキッチンです。

 初めまして。ニューヨークで2人の息子と暮らしながら、ごはんを作る仕事をしていますMoMo KitchenのMomoです。
具体的には、写真の撮影現場などにケータリングを提供させていただいています。

 今日は、私がニューヨークでこの仕事をするまでの経緯を簡単に綴らせていただきます。

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 大学を卒業、その2週間後にアメリカ、ニューヨークに留学しました。
インテリアデザイナーの父の助言で「どうせ行くなら、世界で最先端の場所にいけ!」と言われ、特に深い考えもなく言われるがままにニューヨークへやって来ました。昔から大きな決断をする時ほど、あまり深く考えないタイプ。留学の目的は、語学と自分探し。幼い頃から競泳の選手として朝から晩まで練習に明け暮れていた私は、「本当に自分がやりたい事」について考えることはほとんど無かったのです。

 ともあれ、ニューヨークに降り立った私。これからの毎日にわくわくしていました。そんな中、語学学校に通いながら、一つの目標を見つけました。「そうだ!父のようにデザイナーになる為の勉強をしたい!」そう思った私は早速いくつかの学校を調べ、その中からFIT(Fashion Institute of Technology: ファッション工科大学)を受験し、無事に留学2年目でFITに入ることが出来ました。専攻はwoindow display and exhibit. デパートなどのショウウィンドウや美術館の展示をしたりするノウハウを学びました。

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 充実した学園生活を過ごすことができました。しかし、就職の時期になって重要なことが発覚しました。全く需要がないのです。特に自分のような留学生には全くチャンスが回って来ませんでした。

 そんな中、私のOPT(短大、大学等を卒業した学生に与えられる1年間、学生ビザでも合法に働くことができる期間。)は始まりました。とにかくクリエイティブな業界に自らをおきたかったので、ある日、フードスタイリストにコンタクトを取ってみようと思いつきました。
 なぜ突然フードスタイリスト?
私はご飯食べるの好きだし、FIT 時代に沢山のフォトグラファーの友人ができたので、写真も大好きだしというだけの動機からでした。

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 最初にコンタクトを取ったフードスタイリストから運よく返事がきて、翌日には会う事になりました。しかもそのスタイリストがたまたま超ビックな人で、未経験な私でもアシスタントに雇ってくれる程に余裕がある人だったのです。
絵に描いたようなトントン拍子に話は進んで、翌日からその人のアシスタントとして働ける事になったのです。(ニューヨークって本当に皆にチャンスが回って来るところだなぁ。とかのんきに考えていました。)

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 仕事の現場や携わる人たちはみんな才能があるし、良い人たちばかりで、私は充実しすぎてると言えるほど楽しい毎日を送っていました。ところが、ここぞという時、精神的に弱かった私はだんだんと言葉の壁やプレッシャーに押しつぶされる日が増えて行きました。そして、最終的にスタイリストになるのを諦めるかたちで、大好きなチームメイトから離れることを決めました。

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 その後、スタイリングは諦めてもフードには関わっていたいと言う気持ちは確かなものだったので、料理学校へ通い1から勉強し直すことにしました。
働きながら夜間の料理学校へ通い、無事に卒業。それからはミシュランスターレストランで4年間働き、個人でパーソナルシェフ・ケータリングを始めました。主にお客さんは写真撮影の現場。
一度夢みた世界と再び接点を作ることができ、クリエイティブな仕事のお手伝いをさせてもらえて、幸せな日々を送っています。

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 このnoteでは、わたし流の料理レシピを紹介したり、日常を綴ったりしていこうと思っていますので、またふらっと読んでいただけたら嬉しいです。

MoMo


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