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子どもの課題につまづく

大阪はまだ緊急事態宣言発令中なので、今日も朝早くからショップや事務所作業、その後、午後から交代でテレワークに切り替えましたが、テレワーク出来ず!子どもたちの宿題を見ることと仕事のバランス崩壊しました。この二ヶ月培ってきたリズムをまたまた変えなくてはならない予感です。

私が子どもたちに渡しているドリルは基本的に予習ですが、子どもたちが学校から持って帰る宿題というのは、通常、授業の復習がメイン。ですが、今回は、授業で習っていないところが休校中の課題となりました。先生が一つ一つ丁寧に教えてくれるあの作業を家ですることや、時には教科書を見て子どもたち自身が内容を読み取り理解することが必要となります。

文章を読んで感想文を書きましょうという宿題をしていた娘。「何も思わない。どういう意味?」と娘。いや、何か思うはずよ、とその文章を見ると抽象的な「詩」。む、むずい。。。詩を読み取り、感じる方法を伝えることにとても苦労しました。危うく、合理的に感想文を書く方法を教えてしまいそうになりました…ふぅ。

さらには、教科書を見ながら、送られてきた厚紙を切って箱を作る算数。ドリルだけではない工作作業に、白目。
テレワークどころではないのが正直なところでした。

予想だにしなかった壁がたくさんあり、すでに先が思いやられています。オンライン授業も、まずは環境を整えるというゼロからのスタート。先生も大変ですが、教育者でない私もまぁまぁ大変なんです泣

新型コロナウイルスは、突然現れて人々が培ってきたあらゆることを、こんなにも一瞬にかえてしまったのだな、と改めて思いました。

ネット社会になっても、都市部に人が集まり、仕事をして生活をしてきたのに、人が集まることが出来なくなり、ネットを通じて仕事が出来るようになりました。

アメリカのツイッター社は、新型コロナウイルスで在宅勤務に移行した最初の企業の一社だったようですが、在宅勤務が可能な役割や状況にあり、それを続けたいと考えている社員がいれば、コロナ収束後も在宅勤務を続けられるようにするとのこと。それは、永遠に続けることも可能だとか。

人が集まらなくても社会は回るなら、人間が作ってきた都市文化って一体なんだろう…と考えてしまいました。あんなに立派な街ができたのに、もうこんなに人が集まる必要ないよね、ってなんか切ない。

人が集まって知識を持ち寄り、切磋琢磨して社会を動かしたり、おしゃれなカフェでお茶したり、ご飯食べたり、イベントを楽しんだり、旅行したりする時間。子どもたちが集まり、先生と時を過ごす学校。

温度のある時間は、ネット社会だけでは培うことはできないなと、改めて思ってます。自粛することも大変ですが、ウイルスと戦いながら新しい生活様式を取り入れ、いままでの速度を保って社会を回すことってとても難しいことだなと思いました。

総じて、ふ・あ・ん。

Chelsea Chips ディレクター
Yuka Sano(Photo & Text)

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