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フォトグラファー 石原哲人さん|始めて食べた出来たてのモッツァレラが全ての始まり

"人"を通じてCHEESE STANDの"内側"を発信する「STAFF VOICE」に続き、CHEESE STANDの"外側"からCHEESE STANDの魅力を発信する「CHEESE STAND のまわり」をスタートします!

初回は、「レンズ」を通じてCHEESE STANDを見つめ続けるフォトグラファーの石原哲人さんです。

ーまずはじめに、石原さんのお仕事について教えてください

基本はフォトグラファーとして"なんでもやる"スタンスではありますが、最近はどちらかというとフード系の撮影が多いです。中でも大好きな食に携わる人のインタビューなどの撮影が多いですね。

専門学校に通っていた頃に、世界的アーティスト・文化人のポートレート撮影で知られるフォトグラファーのベンジャミン・リーさんのアシスタントをしていました。普段の生活ではなかなかお会いできないような著名人のインタビュー取材の場に同席させていただく中で、様々な方の生き方やストーリーを知ることができるインタビュー撮影の楽しさに目覚めたんです。

その後、都内で撮影スタジオなどを運営する会社に転職して経験を積み、独立したんですが、ありがたいことに知り合いを通じてお仕事を頂くことも多く、プレイベートで仲良くさせていただく中で、今に続くお仕事を頂く機会が増えてきました。時間はかかりましたが、"好き"が仕事に直結するようになってきて、とても恵まれていると感じています。

ーそもそも、なぜフォトグラファーの道に進んだんですか?

大学の時、サークルの先輩がフリーペーパーを作っていて、一緒に作らないかと誘われたんです。何となく始めたのですが楽しくて。社会人一年目の就職先を広告代理店に決めたんです。

そこでは、やりたかったフリーペーパーの制作に携わっていたんですが、その部署が潰れてしまって。たまたま撮影でカメラを使う機会も多かったので、その道でプロとして生きていくことを決めました。

ーCHEESE STANDとの出会いのきっかけは?

代表の 藤川真至さんと山奥で出会ったのがきっかけです!笑

鹿肉などジビエの精肉を加工・販売する会社「YAMATO 早川ジビエ」の凄腕スナイパーと呼ばれる望月秀樹さんが開催する「鹿を狩る会」に参加したら、藤川さん夫妻も参加されていて。

それもCHEESE STANDが販売する出来たてリコッタ のパンケーキミックスなどを手がける菜園料理科の友人 藤田承紀さんに誘われたのがきっかけでした。

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「鹿を狩る会」での記念撮影

泊まりがけのイベントだったので、一日中藤川さんたちと話をしていくうちに、どんな風にチーズ作りを行っているのかすごく気になったんです。その後東京に戻ってすぐに工房にお邪魔させていただき、朝の3時からチーズ作りの様子を見学させていただきました。

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その時撮った一枚

カチョカヴァッロってなんでぶら下がってるの?なんでチーズってかき混ぜるの?チーズの美味しさってどこにあるの?とか、知ってるようで知らないことがたくさんあったので、藤川さんに直接お話を伺いました。

そこではじめてチーズは鮮度が命だということを知りました。その場で出来たてのモッツァレラチーズを食べさせて頂いたのですが、これまで食べてきたチーズでは経験したことのないジューシーさとミルク感で、とにかく感動したのを覚えています。

こんなことから、たまに連絡を取らせていただくようになったんですが、ある日「オウンドメディアを作ろうと思ってるので、一緒にやってくれませんか?」とお声がけいただきました。

それが今も撮影でお手伝いさせて頂いている「CHEESE STAND Media」です。

「CHEESE STAND Media」のお仕事では、CHEESE STANDのチーズを扱ってくださっているシェフや飲食店のオーナーさんに話を伺う「CHEF'S VOICE」という連載で、記事内で使用するスチールの撮影を担当させて頂いています。

2016年の秋から4年近くお手伝いさせて頂いていますが、既に40名以上の方にお会いしていると思います。インタビューさせていただく方によってタイプが全然違ったりするのが面白いなと思いながらいつも横で話を聞かせて頂いています。

インタビューでは、CHEESE STANDやチーズを選ぶ理由について伺う質問があるのですが、様々な理由があがる中で、皆さん揃って「フレッシュさ(鮮度)」と言うところに、藤川さんがイタリアで体験した「出立てのチーズの美味しさを伝えたい」という思いが具現化されている象徴だなと実感しています。

ーお仕事でないにも関わらず、朝の3時から工房にいらっしゃるとは本格的ですね!取材の面白さってどんな所にありますか?

話を聞けば聞くほどいろんな人がいて、いろんな価値観があるのが面白いと思うんです。もちろん僕はフォトグラファーなので、言葉に起こすのではなく、写真に収めることがメインですが、とにかく好奇心が旺盛なので、いろんなことを聞きたくなっちゃうんです。

大学時代、フリーペーパーのインタビューで伺った農家さんで、早朝から3家族ぐらいが集まってカブを洗っている姿とか、神々しいな!って思うんです。実際に話を伺うと、お婆さんがどれほど毎日が幸せかということを語っていらっしゃって。それぞれの人が、どういうところに人生の価値観を持っているのかなどを知ることがとにかく面白いと思うんです。

インタビューって、作られたものではなく、生き方の"リアル"があるなって。それを自分の目で見て感じられることが楽くて。

ーそうなんですね!石原さんから見た藤川はどんな風に写っていますか?

とにかく好奇心とバイタリティの塊!笑

自分には持っていないものを持っている方だなと思います。もう出会って7年ぐらい経ちますが、何かを突き詰める行動力がすごいです。食べ物一つも、「なんで美味しんだろう?」というところまで突き詰めるところとか。

聞いた話や資料ではなく、気になるものがあると現地に足を運び、自分の目で見て感じることを大切にしているところが尊敬できる部分です。こういう方だからこそみんなに認められるチーズが作れるんだなとつくづく思います。

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CHEESE STAND 広報 M(中の人)
趣味が高じて飲食業界に足を踏み入れ、2018年からCHEESE STANDの広報を務める。SNSの運用はじめ社内外のコミュニケーション全般を担当。日々、飲食店を巡り、美味しいご飯をつまみにお酒を嗜む。

edited by Ichiro Erokumae


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