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料理家 板倉布左子さん|イタリア であることに縛られないのがCHEESE STANDらしさ

CHEESE STANDの"外側"からCHEESE STANDの魅力を発信する「CHEESE STAND のまわり」第2弾は、CHEESE STANDで隔月で配布しているレシピカードにレシピを提供してくださっている、イタリア料理教室「effe-co.」を主宰する板倉布左子さんです!

CHEESE STANDのチーズを楽しめる料理を教えていただきました。

ー板倉さんのお仕事について教えてください。

料理人として、約10年間のイタリア生活を経て、東京と地元の島根県出雲市で料理教室やレシピ開発の仕事を行っています。出雲では、毎月第4日曜日に開催される「Sunday Market CiBO」というファーマーズマーケットを運営しているので、毎月東京と出雲を行き来する生活を送っています。

ーCHEESE STANDとの関わりついて教えてください。

数年前に、CHEESE STANDで開催された朝市に友人に誘われて遊びに行った時に、CHEESE STADND代表の藤川真至さんと奥様の千鶴さんに出会いました。その場でイタリアトークで盛り上がったことをきっかけに、家も近かったこともあり、仲良くさせていただくようになりました。

少し経った2018年末、それまでレシピカードのレシピを担当されていた料理家・藤田承紀さんを引き継ぐかたちでお手伝いさせていただくことになりました。既に10種類以上のレシピを提供させていただいています。

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実際のレシピカード

実は、出会った当時は日本のチーズに少し抵抗感を抱いていたんです。イタリアで本場のチーズをたくさん食べていたので、日本で作られるチーズってどうなんだろう?って先入観から壁を作っていました。

そんな壁を取っ払ってくださったのが藤川さん。話を伺うと、本当によく本場のチーズ作りを研究されていて、藤川さんが作るチーズは本場イタリアのフレッシュチーズそのものでした!「イタリアで食べたフレッシュチーズ を日本で伝えていきたい」という思いも熱心に話してくださって。

国産チーズに対するイメージが見事に変わりましたね。本場の味を知っている人が作るストーリーあるチーズは違うな!と思いました。

ーレシピ提案にあたり、意識されていることはありますか?

よりチーズを楽しんでいただける機会を増やしたいと思っているので、できるだけ調理工程を少なしくし、作りやすいものであることを意識しています。その上でもちょっと華やかさも加えて、普段の食卓をより楽しんでいただけたらなと思っております。

またイタリア料理にはハーブが使われることが多くて、同じようにチーズにハーブはとっても合います。ハーブの使い方にルールはないので、好きな使い方でお試し頂ければ大丈夫なのですが、私が個人的に好きな組み合わせは以下の3つ。

・ブッラーラ×タイム
・モッツアレラチーズ ×オレガノ
・リコッタチーズ×マジョラム 

そのほか、バジルやセージも乳製品と相性が良いのでオススメです。

ーレシピカードの中で、手応えのあったレシピはありますか?

最初の頃作ったブッラータのグラタン「カリフラワーとブロッコリーのグラタン ブッラータのせ」です。

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クリスマスが近かったこともあり、ビジュアル的にも華やかだったのと、今ほどブッラータが知られていなかったので、新鮮だったんだと思います!たくさんの方から「作ってみました!」とお声がけいただきました。

ーCHEESE STANDやチーズの特徴はどんなところだと思いますか。

塩分も優しく、とてもミルキーなのが特徴だと思います。ミルク本来の甘さがしっかりと感じられます。個人的には東京ブッラータが特に美味しいと思い、レッスンでもよく使っています。

現地でもアトリエを持ったチーズ工房を併設したショップを意味する「カゼフィーチョ」が近くにないとなかなか出来たてのチーズを食べることはできないので、東京・渋谷のど真ん中で、出来たてのフレッシュチーズ が食べられるなんてラッキーだなと思ってます。

もう一つ面白いと思うのが、CHEESE STANDはイタリアにルーツがありながら、少しでも多くの方にフレッシュチーズの魅力を伝えていきたいという思いのもと、イタリアンのみならず、和食を含めたどんな料理にも合わせられるチーズを提案し続け、それがブランドとして定着している部分だと思います。

ー読者の方におすすめしたいチーズアイデアがあればぜひ教えてください。

リコッタチーズは、柑橘系やベリー系のジャムとも相性抜群です!前菜として食べるならハーブ、食後に食べるならジャムをのせても美味しいです。のせるだけで簡単に食べられるので、ぜひ試してみてください。

東京ブッラータは、やっぱりフルーツがよく合いますね。この時期は、イチジクがおすすめです。ブッラッターの周りにカットしたイチジクを添え、オリーブオイルをかければ前菜プレートとして楽しめます。

あとは、パンともよく合いますね。CHEESE STANDの近く、代々木公園の人気ベーカリー「365日」さんの「ソンプルサン」との組み合わせがオススメです。北海道産のキタノカオリを使用したもちもちした食感のパンにスライスしたリコッタサラータとルッコラ、オイル漬けトマトを挟んでサンドイッチにしてみてください。「365日」さんには、「コンプレ」というライ麦パンもありますが、この上にハムをのせて、その上にスライスしたモッツァレラをのせてオープンサンドにしてみたり。味付けは軽くオリーブオイルをかけるだけ。それぞれの素材を楽しんでみてください。

ちなみに、モッツァレラを加熱調理するときは、チーズの余分な水分を切っておくことがポイントです。使いやすい大きさに切り、ザルにあげて水分をきります。仕上がりがよくなるので、このひと手間をぜひやってみてください。

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チーズはどんなお料理と食べても美味しいです。ぜひ自分好みの食べ方を見つけてみてくださいね!

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CHEESE STAND 広報 M(中の人)
趣味が高じて飲食業界に足を踏み入れ、2018年からCHEESE STANDの広報を務める。SNSの運用はじめ社内外のコミュニケーション全般を担当。日々、飲食店を巡り、美味しいご飯をつまみにお酒を嗜む。

edited by Ichiro Erokumae


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