私が "精神障害者" として生きる理由

こんにちは。

発達障害(ASD、ADHD)、精神疾患のある
通信制高校卒業生 の 放送大学生 チーズフォンデュと申します。

私は、精神障害者保健福祉手帳を取得して2年ちょっとになります。

最近1回目の更新をしたばかりで、等級が3級から2級に引き上げになりました。

当初は "発達障害者" として手帳を取得したのですが、自分のことを今は "精神障害者" だと思っています。

これは私の "状態" が変わったからです。


手帳取得当初から精神症状はあったのですが、ここ2年でだいぶ症状が重くなり

発達障害より精神疾患の方が生活の妨げに大きく関わるようになっているため、こう考えるようになりました。


等級が上がったのも、発達障害+軽度の精神症状 から

発達障害(チック症が追加)+軽度〜中等度の精神症状 となったからかなぁと思います。


私の場合、発達障害による生活の困難さは(感覚過敏を除き)そこまで強く感じていないのですが

通信制の学生であり、集団生活など私が特に苦手な環境からは程遠い生活をしていて

そもそも適応できるできない以前に、適応の必要がある場で過ごしていない…ということも大きいでしょう。


良い環境に身を置けているため、困り感はあまりないです。

この環境を見つけるまでに大量の情報を仕入れました。


でも、精神疾患は違います。


私が自分なりに工夫した生活環境でさえ、日常的に困り感を抑えきれず

小さいものから大きいものまで、あれできない!これできない!の山積み。

この状態では社会に出られないと思っています。

私の気分の波は全体的に下側に下げ、波を大きくしたみたいなグラフで先が読めない。

不安症状やパニックなどの突発的なものは、調子が悪ければいつどこでも襲ってきます。


当日調子が悪くてキャンセルなどが多く、予定通りにやりたいこと、やるべきことは進まない。

外出(特に交通機関)は怖いし、動けなくなるから周りの助けを借りることも。


発達障害と違い、通院など必須なものに関わってくるため環境を整えても困るもんは困る…本当に精神症状には悩まされます。

(これは、私の発達障害が重度ではないから言えることかもしれませんが…)


発達障害者の精神疾患は2次障害にあたり、精神疾患のおおもとは発達障害(の場合が多い)ですが

精神疾患がある程度より重いと、精神症状で困りすぎておおもとが何かなんて関係なくなってくると私は考えています。

私は精神疾患であることがとにかく困るから、 "精神障害者" として生きるようになりました。

制度上は発達障害も精神障害に含まれるため、大は小を兼ねる的なところもありますが…

障害とは、社会的な困りごとですから

「困るから障害と呼ぶ」…そんな、至ってシンプルな理由で良いと思います。


裏を返せば、「本人が困っていなければ障害ではない」

そういう考えが広まってくれれば良いなぁと思います。

ご拝読ありがとうございました。


「卒業した通信制高校のコース紹介」を、在学中に在校生目線で書いています。


通信制高校は、名前に反し通学の必要があることがほとんどですが…
こちらは非通学型を極めたコースになっています。

気になった方は是非!

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