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カウンセリングを受けてみた【精神疾患、発達障害】
こんにちは。
発達障害(ASD、ADHD)、精神疾患(不安障害、抑うつ)のある
通信制高校卒業生 の 放送大学生 チーズフォンデュと申します。
お久しぶりです。
半年前に初めてしっかりカウンセリングというものを受け、そこから1〜2ヶ月に一回の頻度で継続しています。
障害年金の病歴を書き出していて、日々のことを文字として残しておくことの重要性を身に染みて感じたので、初回のことを覚えているうちに…
カウンセリングというものの特性上、内容は終始個人の感想にはなってしまうことをご了承下さい。
不登校だった高校1年生の時にスクールカウンセリングは繰り返し受けましたが、私の場合は心理士さんを介して学校に状況等を伝えるのが主という感じでした。
精神科でも院内の心理士さんによるカウンセリングを1〜2回受けたことがあるはずなのですが、正直いいと思った記憶がありません。
母がいると気にして話せないことがあるため診察を1人で受けることにする前だったので、カウンセリングも母同席で深いことは話せず
スクールカウンセリングと同じように状況確認が主だったように思います。
そんなわけで "初めてしっかりカウンセリングを受けた" です。
カウンセリングを受ける前に
通院している精神科ではカウンセリングを行っていなかったため、主治医に相談し紹介状を書いてもらい別の機関でカウンセリングを受けることになりました。
主治医から条件として臨床心理士であること、できれば(さらに難易度が高いらしい)公認心理士であることを挙げられました。
発達障害をベースに様々な精神症状がある複雑な状態ですし、命の危険がないわけでもないため、
誰でも名乗れるカウンセラーではなく、深く学ばないとなれない心理士の資格保持者を選びなさいという意図の指示でした。
ネットで心理士さんのカウンセリングが受けられる施設を探し、そこに通っています。
実際にカウンセリングを受けてみて
カウンセリングを受けたいと思ったきっかけは、応援していたインフルエンサーさんが急逝されたことでした。
なので初回はそのことに関してお話したのですが、まさに傾聴!という感じで感情を吐き出させてもらいました。
私の死生観だとか、その方が亡くなって感じたことだとか、途中で泣いたりしながらとにかくたくさん話しました。
初回はとにかく話を聞いてもらうことが必要な状況だったと思うので、これでかなりすっきりしました。
状況が状況だったからか紹介状があったからかはわかりませんが、それまで受けたカウンセリングと違い身の上話のようなことはほぼしませんでした。
「周りの人に話したら、悲しませてしまうかもしれない」と我慢していたことも話せて、
頭の中で何度も反芻する現在進行形のものが、考えて"いた"と過去形になり、悩みのようなものが経験に昇華できました。
端的に言うと気持ちが軽くなった訳ですが、自然に頭の中でぐるぐる考え続けてしまう私にとって、こんなに変わるのかと衝撃で "人に話す" ということがどれだけ大切なのかを実感しました。
少し継続してしてみて、ずっとぐるぐる考え続けていた悩み、憤り、不安がカウンセリング後には9割経験に昇華されていると感じています。
特に考えたくないのに考えてしまうこと(マイナスな出来事など)が昇華されて思いつかなくなっていることが良く、余計なことを思い出して薬を飲むことが少し減りました。
考えてばかりなのでどんどん新たなぐるぐる考えることが出てくるとはいえ、勝手に浮かぶものの入れ替わりサイクルがカウンセリングで早まり、悩み続ける苦しみが軽減されています。
定期的にどんな内容の話も絶対に嫌がらず聞いてくれる人がいる…という安心感は絶大のようです。
守秘義務がある話を聞くプロが相手であるというのは、私にとって信頼・安心の軸のひとつです。
次のカウンセリングで話そう!と考えられるようになり、誰にも言えない悩みというものが丸ごとなくなりました。
調子や出来事の話は医師との診察でもでき、主治医は診察も広義ではカウンセリングだと言っていましたが、あくまで広義であり狭義のカウンセリング(=心理療法)とは少し違います。
長い時間の診察を用意する医師がそもそも少ないので、自分から積極的に話さないといけなかったり、時間に余裕がなく後の患者さんが詰まってしまうことを気にしてしまったり…
と現実的ではなく、医師よりも適任なのが心理士なのだと感じました。
あと、これは本当に誰の役にも立たないであろう感想で私が言いたいだけなのですが…
精神疾患などの知識はもちろん、福祉の領域までカバーされていて、担当心理士さんの知識量が予想以上で面食らいました。
素人にしては福祉の知識に自信があった私ですが、生きた知識という感じで、これが専門職の力かと大尊敬してしまいました…
自分の中で何度も考え、制度などで解決できそうなものは解決方法を探し、また考える…それが私の長所であり短所。
長々とだれかに相談してもしょうがないし、自分で考えたり解決策を探す方がいい。
そう思っていましたし、特定のストレスが原因で症状が出ているわけではない私には、カウンセリングのメリットはなさそうと考えていました。
しかし現在、効果は確実に実感しています。
カウンセリングを始めてから症状自体が軽くなった訳ではありませんが、気持ちの変化が効果の体感として大きいです。
カウンセリングは気持ちや状況を整理する手伝いをするだけでないのですね。
心理士さんの方も自分で解決策を探せる私に効果があるのか?と思っていたようで、効果を聞かれました。バッチリです!
以前、自分に合う方法などの模索もせず、直後の感想からすぐに辞めてしまったのもよくなかったかもしれません。
よほどマイナスでなければ、3回くらいまず継続してみれば違ったかもしれないと感じます。
同じく精神科に通院している母も、私の話を聞き一度試しに受けてみようかなと初回の準備をしています。
相性や費用など当然デメリットはあり万人に良いものではありませんが、カウンセリングを受けてみると治療の手助けになるかもしれません。
ご拝読ありがとうございました。
「卒業した通信制高校のコース紹介」を、在学中に在校生目線で書いています。
通信制高校は、名前に反し通学の必要があることがほとんどですが…
こちらは非通学型を極めたコースになっています。
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