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【登坂アナ】白髪染め止めて、人気アナに。

大学を卒業後、新卒アナウンサーとしてNHKへ入局した登坂さん。

登坂アナの新人時代はどうだったのか?

NHK時代の心に残ってる出来事とは?!

さらに、人気アナウンサーになったキッカケまで教えていただきました!


ーーNHKへの就活で思い出に残ってることはありますか?

特に印象的だったことが面接です。

「どんなことを君はやってみたい?」や「どういう分野や物事に興味があるのか?」と、面接ではとても丁寧に話を掘り下げて聞いてくれたんです。

「就活生とこんなに話をしてくれて、話を聞いてくれるんだ!」と、言葉が適切か分かりませんが、意外でとても嬉しかったですね。


ーーNHK新人アナウンサーのお仕事は?

アナウンサーというと、テレビやラジオでニュースを読む仕事だとイメージされるでしょう。

たしかにお昼前のお知らせと天気、夜7時前のニュースと天気を読むことはありましたが、それ以外に決まった仕事はないんです。

NHKではアナウンサーとして採用されたとしても、番組の企画制作・ディレクターも兼ねているんです。したがって自ら仕事を作ること、自ら提案して発信することも求められていました。



1日2回の放送以外に決まった仕事は特にないので、とにかく自分で仕事を探して作っていくことが求められたんです。


ーーNHK局員時代に特に印象に残っていることはなんですか?

言わずもがなですが、やはり3.11(東日本大震災)のことは大きいです。

とてもショッキングでした。言葉を尽くしても言い表せない。

報道の担い手としても、放送が放送を求める人たちに届いていなかった反省もあり、当時自分たちに何ができて、何ができなかったのか、その後の報道のあり方というものを改めて考えるキッカケになりました。


我々は命を守るために報道しなければならないという気持ち、信念に近いものは、ずっと僕の心の奥に流れていたように思います。


ーー「麿」の愛称で親しまれるなど幅広い支持を得ました、ご自身では人気の要因はなんだと思われていますか?

髪を染めるのをやめたからじゃないでしょうか(笑)

元々白髪になりやすい家系でした。それに併せて、過労なのかストレスなのか分かりませんが、20代から白髪が目立つようになり、少しずつ進行していきました。


一応人に見られる仕事なので、誰に言われたわけじゃないんですが、「染めなきゃ」と思い込み、月に一度のペースで黒染めをしていました。


けれど、美容師さんに「登坂さんは絶対グレーが似合う!これからグレーの時代がくる!自然体の方が僕はいいと思います。」とも言ってくれました。


この言葉で固定観念に縛られていた自分に気がつきました。

どうしてだか黒髪にこだわっていたけれど、黒じゃなくてもいいじゃないか、それも個性じゃないか、言ってくれたようにこれからは自然体でいこうと思いました。


次回#4予告

ーーフリーになって6年ほど経ちましたが、お仕事の幅にはどんな変化がありましたか?

NHKを辞めた、2018年の年末にはNTV『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』に出演させていただきました。

ダウンタウンさんは本当にとても優しくて...



編集後記
当時の登坂さんと同様に、NHKのアナウンサーさんのお仕事内容を私も殆ど知らず、アナウンサーさんはタレントさん的な立ち位置だと思い込んでいたため、ニュースを読む以外にも番組制作に携わるなんて少し衝撃でした..

また、登坂さんの大きなチャームポイントであるグレー髪の誕生秘話もお聞き出来て大満足です



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