気になる
以前、日本誤訳の投稿で、英語の日本語訳について話したことがある。
今回もそれに近い話かもしれない。
今回もビジネス書での言葉。
”マネジャー”と書いてある。
私は、思わず吹いた。
”マネージャー”だろっと。
本当の発音は知らない。知らないし知らなくてもいい。”マネージャー”はすでに日本語だ。
”マネジャー”と何回も書いてある、その本で。その本の中身がそれだけで薄くなる。たとえ、真面目な考察の本であっても。
英語では”マネジャー”というのが近いかもしれない。ただこの長く使われた”マネージャー”という日本語に耳が慣れている私は、”マネジャー”と聞いてしまうと、吹いてしまうのだ。
本当はこうなんだと、なんでもその裏側を見せることは必要ないんじゃないの?と志ん朝は言っていた。成程と思う。
もし訳者が本当の英語の発音だと”マネジャー”なんだと言わんがために書いているとしたら、その訳者は品がない。
”マネージャー”と声に出して読んでほしい。その言葉はすでに英語ではなく、日本語として根付いていて、100歳のおばあさんでもその意味がわかるし、想像できる。
もっと日本語を勉強して日本語訳をしてほしい。その訳で全てを理解する日本人が多いいのだから。
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