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天下統一 恋の乱SS

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note限定の恋乱ショートストーリー置場
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双月 ㈠【藤林弦夜】-天下統一 恋の乱- ✎

正式に伊達の忍になってからどのくらい経っただろう。

俺は目の前に差し出された報酬を目の前にして、ため息を一つついた。

「なんだ?不満か?」

何時も堅苦しい小十郎さんが俺のため息に反応して、顔を引きつらせる。

「不満つーかよ…美味い酒とか出てこないかなぁ…なんてな」

「何?」

立ち上がろうとする小十郎さんを、隣で黙っていた政宗が静かに制する。

「弦夜の望みは酒か?」

政宗が俺に真っ直
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CORE PRIDE【織田信長】-天下統一 恋の乱- ✎

燃える城の中に鯉口を切る音が響く。

目の前の男は慄き、魔物でも見るかのような顔つきで見上げている。

刀を抜くと、その刀身は蒼く美しい輝きを放った。

「ひぃ…」

男が声を上げると同時に、俺の手にある刀が風を切る。

シュッ

軽い音と同時に、男の頭上にあった髷が地に落ちた。

「去れ」

冷たく言い放つと、男は慌てふためきながら俺の前から立ち去った。

「御屋形様…よろしいのですか?」

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君の行方 【明智光秀】-天下統一 恋の乱- ✎

天下統一恋の乱の二次小説です

ヒロインの名は陽菜です。











「比叡山を焼き討ちに処す」

「御屋形様!お待ちください」

私、明智光秀は声を荒らげ、御屋形様の前に出た。

「人質はどうするのですか?」

「見殺しにする」

冷たく言い放たれた言葉に、全身に寒気が走った。

「陽菜は…陽菜を見殺しにされると…」

陽菜は私の大切な人だ。

それを知った朝倉に、人質に取られてしまっ
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スパークル【真田幸村】-天下統一 恋の乱- ✎

説明し難い感情を胸に、俺は一人庭で鍛錬をしていた。

雑念を払うように己を奮い立たせる事数時間、気がつけば空は薄暗く、ぼんやりとした月明かりが俺を照らしていた。

「もうこんな時間か…夕餉を取るのも忘れていたな」

「幸村様?」

廊下が軋む音に振り向くと、そこには陽菜が立ち尽くしていた。

「夕餉の場にいらっしゃらないと思ったら、こんな時間まで鍛錬ですか?」

陽菜は呆れ顔をしながら庭へ降り、俺
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YURA YURA 【藤林弦夜】-天下統一 恋の乱- ✎

弦夜影EDの後日談です

ヒロインの名前は華、月ともに基本『陽菜』となっています










あの夜、捨てる事など出来ないはずだった双子の弟の朔夜を裏切り、陽菜を選んだ。

その代償はあまりにも重かった。

朔夜の放った刃から俺を庇った陽菜は、右腕に大きな傷を負った。

それはただの薬師として生きて行きたいと願う陽菜の人生を奪った。





「弦ちゃん!凄いね!ほんと筋が良いよ」

「な
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小さな祈り 【前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎

「で?今日は陽菜ちゃんと何で喧嘩したの?」

「してねぇよ!ちょっと言い合いになっただけで…」

陽菜は俺、前田利家の幼なじみで…今は恋仲の関係だ。

だが今朝些細な事で言い合いになり、謝る事もなく今に至る。

「だからそれが喧嘩でしょ」

秀吉の呆れ顔を無視して、俺は御屋形様の元へと向かう。

襖を活勢いよく開けると、甘味を口にしている御屋形様と陽菜がいた。

「犬、猿、揃ったか」

「はいっ!
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未来予想図 【犬千代/前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎

「犬千代?大切な話って何?」

幼なじみの陽菜は首をかしげながら、俺に問いかけてくる。

そんな仕草さえ可愛くて、緊張が走り俺は言葉に詰まるのだ。

(俺の気持ちをハッキリ言うだけだろ)

そう己を奮い立たせるが、いざとなると言葉が詰まる。

「だからよ…」

何時からこの幼なじみが好きなんだと問われれば、遠い昔からだと答える。

「うん…あっ…もしかして」

「なっなんだよ!」

みっともなく声
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