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ロシアで七草粥を作ると…

フォローしているアナグノストゥ直子さんの記事に『七草粥をギリシャ風に』というのがありました。

おもしろそうと思って読んだら、予想通り、大変興味深かったです。

ギリシャのフェンネルは、ロシアだとウクロープ(ディル)になるかな?とか、
ギリシャのチャービルは、ロシアだとペトリューシュカになるかな?などとすぐに考え始めました。

もともと日本の春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
スズナは蕪のことだから、ロシアなら、スヴョークラ(ビーツ)でいけるかな?と思いました。しかし、スーパーでスヴョークラ(ビーツ)はたくさん売られているけれども、肝心な葉の部分を見たことがありません。

また、スズシロは大根のことだから、ロシアで売られている大根でもいいけれども、これも、葉がついていません。ラディッシュでもいいかとも思ったけれども、葉がついていません。

こちらのブログを読むと、

スイバ、チコリなどの草も例に出ていて、これらもロシアなら手に入りそうです。

どの七草にするか、ワクワクしてきました。
しかし、この記事を読んだ時は、安定の氷点下。しかも、最高気温でも-20度を下回り、-24度などが新年から連日続いていたころでした。春は、まだまだ遠いモスクワでした。

そして、3月下旬。
この冬は雪が多かったのに、急に気温が上がり、4月上旬には、最高気温が20度という予報が出ていて、過去最高の気温になるだろうと言われています。
花などはまだ咲いていませんが、春だなあと感じたので、そろそろ七草粥を作ってみようと思いました。
こんな売り場もあり、これなら、七草が手に入りそうだと思いました。

ラディッシュの葉っぱつきもあります。

それで、すぐにでも買おうと思いましたが、この写真を撮ったその日の夜にテロが起こり、その翌日は、ものすごい頭痛に襲われ、七草粥を作るどころではなくなりました。
テロがタジク人だったこともあり、念のため一人での外出を控えようと思ったので、夫と買い物に行くのは1週間後になりました。

そして、31日の夕方、夫と買い物に行きました。
始めは、この売り場で見ていましたが、こんなにたくさん要らないと思うものもあり、別の売り場を見たら、その方が分量も少なく、安かったので、次のものを買って帰ってきました。春の七草というよりは、手に入る七草になっています。

・ゼリョンヌイ・ルク(日本だとネギ)
・ウクロープ(日本だとディルと言われているもの)
・ペトリューシュカ(日本だとイタリアンパセリみたいなもの)
・ミャータ(日本だとミント)
・シュピナート(日本だとホウレンソウ)
・マーンガリト(日本だとフダンソウ)
・ルッコラ

ラディッシュの葉っぱつきも売られていましたが、1株だけでいいけれども、そんな風に売っていなくて、分量が多くなるので、辞めました。ミントの代わりに、ラディッシュの方が無難だったかもしれないけれども、とりあえず、上に書いた七草で作ってみます。

義母と夫に、この実験でできたものを食べてもらうのは悪いので、平日の朝ごはんから作って、義母と夫が帰宅するまでに、食べておきます。

前日買ってきた草たちから、このくらいの分量を使うことにしました。
上から、ルッコラ、ペトリューシュカ、ウクロープ、ネギ、ミント、右下の茎が赤いのが、フダンソウ、左下の緑の葉が小さいホウレンソウです。

草は、鍋でさっとゆでました。緑がものすごく鮮やかで、ミントの香りがします。

水で冷やしています。

みじん切りにしました。

そして、おかゆに入れました。

ロシアのおかゆのカーシャを食べるときに使うお皿に盛りつけてみました。

我が家にご飯茶碗はないので、形が近いものに盛り付けてみました。

食べてみたら、ウクロープ(ディル)の味が強くて、私は、ディルなしがいいなあと思いました。
また、ミントは、食べ終わった後、口の中がすっきりしてよかったです。


しかし、夜になったら、お腹が痛くなりました。心当たりは、朝食べたミントかな?と思いました。茎も細かく刻んで入れましたが、ミントは、便秘の時に食べるといいみたいなことがネットに書かれていました。
私は、普段から、便秘知らずです。食べたら、すぐに、消化されて、順調なので、ミントを食べたことで、いつも以上に腸が活発に動いたようです。

ミントは、抗菌作用があるというので、口の中の菌を殺菌するために、葉っぱを1枚食べるくらいならいいと思うけれども、今回は、食べ過ぎてしまったようです。

スーパーで手頃に買える草で試してみましたが、もし次にやるとしたら、ディルとミントは入れずに、違うものにしようと思いました。

たまには、朝ご飯におかゆはいいですね。他の料理が和食と違って、カロリーが高めなので。
なんだか、お腹がもたれることがなく、腸がすっきりした気がしました。
ロシアのおかゆのカーシャを食べると私は低血糖になり、その日一日が大変になるので、食べることができません。ロシアのカーシャは、牛乳と砂糖で作るので、それが、私の身体にあいません。

まだ、買ってきた草が残っているので、ミントとディルは入れずに、そのかわりに、卵やワカメを入れて、また、おかゆを作ってみようと思いました。

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チェブラーシカ
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