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【展覧会】ヤースナヤ・パリャーナ

1921年6月10日に、ヤースナヤ・パリャーナにあるトルストイの家博物館がオープンしました。

2015年8月に訪れた時に撮った写真を紹介します。

母は、「死ぬまでにトルストイのお墓参りをしたい。」と、よく言っていました。

そんなある時、東京ビックサイトで開催された「旅博」に出かけてみました。
もちろん、興味のあるロシアのブースを覗いてみました。
そこのブースはロシア人が担当していました。日本語を話せる人だったかもしれないけれども、片言ロシア語で、話しかけてみました。
棚においてあったトルストイの本が目に入りました。それで、「私の母は、トルストイが大好きです。」と言ってみました。
すると、「どうぞ」とその本を渡してくれました。
旅行のパンフレットなどは、ご自由にどうぞって、感じでしたが、本をもらえると思っていなかったので、びっくりしたし、嬉しかったです。
あの時、日本語で話しかけていたら、また違ったと思います。
その時にもらった本は、『ヤースナヤ・ポリャーナに佇むL・N・トルストイの屋敷博物館』です。

翌日も旅博へ出かけてみました。そして、同じブースを覗いてみたら、昨日は無料で渡された本が、2000円で売られていました。片言ロシア語を話した甲斐がありました。

その後、この本を読んだら、ものすごい優れもので、ヤースナヤ・パリャーナの博物館の内部の説明が書かれていました。

ざっと一通り読んだ後、母に渡しました。

その後、2015年8月にヤースナヤ・パリャーナに母を連れていける目途がたち、結婚する前の夫に車を出してもらうようにお願いして、ヤースナヤ・パリャーナまで行きました。

到着してまもなく通り雨がありましたが、その後、晴れました。
ツアーで見学するようで、開始時刻を待ち、ツアーに参加しました。

母は全くロシア語が分かりません。夫が通訳をするにも限界があります。私も、ほとんどロシア語が分かりません。

ツアーは、メインの屋敷内になりました。館内は、写真撮影禁止だったので、写真は1枚もありません。

ところどころ説明を訊いていて、トルストイ全集を読み始めていたから、作品名などは聞き取れました。折り紙などもあり、あれは、徳富蘆花が訪ねてきたときの物かな?なんて思いながら聞いていました。
母は、旅博でもらった本を持ってきていたので、その本を読みながら、展示品を見ていました。ロシア語が全く分からないから、この本はめちゃくちゃ役に立ち、母は大満足でした。

ツアーは、屋敷内で終わったので、お墓に行ってみました。

母の念願のお墓参りができた瞬間でした。母は、お墓の前で、般若心経を唱え始めました。トルストイはロシア正教だと思うけど。

その後、トルストイの屋敷の領地内を散歩しました。この平原もトルストイの領地です。

こちらも。ものすごく広い土地です。

ベンチもありました。

井戸。

服や手につく植物もありました。

バッタもいました。しかも、日本にいる妹から「ロシアにバッタが大量発生しているとニュースでやっている。」とメールが来た時でした。別にヤースナヤ・パリャーナでは、大量発生はしていませんでした。

大きなナメクジみたいなものがいました。

これが、トルストイの屋敷です。

いつまでも明るくて、観光を楽しめました。

シラカバ並木も印象的です。

池に蓮もあり、仏教が好きな母が喜んでいました。

ヤースナヤ・パリャーナホテルに泊まりましたが、ホテルのロビーに、トルストイ家の家系図がありました。

翌朝、嬉しくて4時半に起きてしまった母は、名残惜しく、もう一度トルストイの屋敷の前まで行きました。

ヤースナヤ・パリャーナに行くなら日帰りではなく、1泊した方がいいと言われたけれども、本当に1泊してよかったです。

【ホームページ】

https://ypmuseum.ru/


【6月10日の過去記事】


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