モスクワ大学の医療センターの近くにあるチェーホフの銅像 ※7月10日、13日に追記
チェーホフが好きな友達が日本からモスクワに来た時は、知りませんでした。
友達が帰国したあと、調べたら、モスクワ市内に私の知らないチェーホフの銅像があることを知りました。
しかし、その時は、まだ雪があったので、雪が融けてから行こうと思っていました。
4月のある日、天気がよかったので、行ってみました。
チェーホフが見つめている先には、モスクワ大学の医療研究センターがあります。
口コミを見ると、2018年7月9日の物が一番古いので、それ以前にあったと思いますが、全然知りませんでした。
日本のチェーホフの専門家たちもこの銅像のことは知らないかもしれません。
【追記】
私は、チェーホフの銅像を見つけて、天気のいい日に写真を撮って、それを投稿して満足しました。
ところが、この記事を読んだチェーホフが大好きで研究熱心な友達から質問メールがきました。
「銅像の台座にある文書に何が書いてあるのか?」と。
この写真です。
筆記体で書いてあるし、読むのがめんどくさいから、私は、何か書いてあるとしか思わなかったけれども、友達は、この筆記体を解読しようとしました。
ブロック体ならスラスラ読めるけれども、筆記体を読むのは大変です。
それで、なんとかようやく読み取れた単語があったようですが、何が書いてあるのか教えて欲しいということでした。
そのメールを見て、これは、夫に頼む案件だと思い、寝起きの夫にすぐにこの写真を見せました。
すると、私が布団をたたんでいる間に、夫は読み終わりました。
内容は、医師の証明書をくださいという請願書だと分かりました。
一字一句ブロック体で分かりたいと思いました。
そこで、ヤンデックスで「чехов прошение 1884」と検索してみました。
すると、すぐに、次のサイトがヒットしました。
中を見て見ると、しっかり書かれていました。
さらに、夫にもブロック体で書いてもらうように頼みました。省略されている単語などは、〔〕でつけ足しているので、分かりやすいです。
ここまで分かってきたら、中央公論社のチェーホフ全集の第16巻の書簡の部分に日本語訳がある気がしてきました。
チェーホフ全集は日本に置いてきているので、すぐに調べられませんが、友達が図書館に行けそうな時に調べてくれるようなので、また、分かったら、追記します。
【7月13日に追記】
日本に住んでいる友達に、図書館でチェーホフ全集の第16巻の書簡を見てもらう予定でしたが、なんと、モスクワで、チェーホフ全集の第16巻を見ることができました。
チェーホフ全集の第16巻の書簡に、この請願書の日本語訳は載っていませんでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。 有料記事は、全文を読むことができるように設定しているものもあります。 無料記事に対するサポートもありがたいです。