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【炭酸が好き】ロシアで飲める炭酸飲料

炭酸飲料は好きですか?

私は、どちらかというと好きですが、2023年2月に歯が悪くなってから、あまり飲まなくなりました。
しかし、モスクワで30度を超えた時は、少し飲みたいと思い、久しぶりにクワス(黒パンを発酵させて作る炭酸飲料)を飲みました。

今日は、ロシアで飲むことができる炭酸飲料を紹介します。

日本では飲めないものばかりなので、現地のスーパーへ行って、買い物をして試して欲しいし、レストランなどでも試して欲しいものばかりです。

そして、気に入った炭酸飲料が要冷蔵でなければ、スーツケースに入れて、持ち帰ることもできます。

では、行きます。


スーパーの炭酸飲料売場

モスクワ市内のとあるスーパーのとある日に撮った炭酸飲料売場です。

一部は、冷蔵庫に入っている場合もありますが、ほとんどは常温で売られています。

クワスの棚です。

クワス

ロシアの伝統的な炭酸飲料は、黒パンを発酵させて作るクワスです。

古い本を見ると、クワスのタンクは夏の風物詩とよく写真が載っていました。
後にも先にも2016年8月のペトロザヴォーツクで見かけただけです。

クワスと言っても、スーパーではいろんなメーカーのクワスが売られています。
そして、メーカーによって、味が違います。

スーパーで売られているクワスを一気に紹介します。

オチャコヴォのクワス

私の一番のお気に入りは、オチャコヴォのクワスです。これは、要冷蔵でなくてもいいので、日本へ持ち帰ることができます。

皇帝の糧食

『皇帝の糧食』というクワスは、要冷蔵で、賞味期限も短いけれども、おいしいです。これは、日本に持ち帰ることはできないので、現地で試してみてください。

ルースキー・ダール

今はパッケージが変わっていて写真と違います。このクワスは、特に甘い気がします。

クールスクのクワス

義理の妹が買ってきたクワスで、クールスクのクワスでした。

クールスクは、行きたい場所の一つです。

ベラルーシのクワス

これは、ベラルーシのクワスです。

教会にあるお店で買ったクワス

夫と知り合うきっかけになった教会にあるお店で買ったクワスです。

日本で自分で作ったクワス

ロシアに旅行に来たら、必ず、クワスのペットボトルを買って持ち帰っていましたが、500mlは、あっという間に終わってしまいます。

そこで、家でクワスを作ってみました。

この本のレシピで作りました。

夫が初来日の時に、家で作って水筒に入れて持って行きました。夫に飲んでもらったら、「若いクワスだね。」と言われました。発酵時間によって変わるようです。

ソビエト時代からある炭酸飲料

ソビエト時代からある炭酸飲料もあります。

『タルフン』という炭酸飲料を知ったのは、2013年7月でした。

シェレメティヴォ空港に向かうアエロエクスプレスに乗り遅れた時です。走って行きましたが、ホームに出るところにたどり着いたときに、アエロエクスプレスは発車しました。
そういうことも想定して、飛行機のチェックインギリギリではなく、1本前のアエロエクスプレスに乗る予定だったので、乗り遅れても、飛行機には間に合うようにしていました。
次の列車は30分後なので、夫(当時は、友達だった)が、「ソビエト時代の飲み物だ。」と自動販売機を見つけて喜んでいました。
ソビエト時代の飲み物が気になりました。
プラスチックのコップに出てきたどぎつい緑色の飲み物。
当時の写真はありませんが、この写真の右側の飲み物です。メロンソーダみたいな色ですが、味は全然違います。タラゴンというハーブで作った飲み物で、『タルフン』です。

ちなみに、拓殖大の名越教授が、ロシアから毎月タルフンを取り寄せているようです。
詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。

タルフン以外は、左から、松ぼっくりの味がするバイカル、ナシ、オレンジ、ベリーです。

私は、松ぼっくりのバイカルが好きです。

ペットボトルは2Lの物もあります。

瓶は、1Lと500mlです。

500mlのペットボトルです。

日本では飲めない味なので、現地で試してみてください。もし気に入れば、持ち帰ってみてください。

母からの電話で知った飲み物

2019年7月の会話です。

テレビ電話なら、実物を見せてすぐに分かりますが、実家は黒電話です。

母「あんたたちが、お正月に来た時に持ってきてくれた飲み物をやっと飲んでおいしかったよ。」
私「(もう賞味期限が過ぎたと思うけど。)クワス?バイカル?」

母は、クワスとバイカルが好きなので、ロシアのお土産のリクエストは、いつもクワスかバイカルです。
キャビアと言われないから、安上がりで助かります。

母「リュックサックを背負っている絵が描いてある飲み物。」
私「そんなの持って行ったっけ?もしかしたら、義理の妹からのお土産かな?」
母「書いてある文字を言うよ。ユーみたいなもの。」
私「ユー?(u) ロシア語の筆記体が似ている文字は、И。」
母「カタカナのコみたいなもの。」
私「⁇⁇ Пか? 分からないから次は?」
母「E。 Aの横棒がないもの。」
私「Лね。」
母「もう一度E。 数字の6をカクカク書いたもの。」
私「Бね。」
母「H(エイチ)。」
私「Н(エヌ)ね。」
母「もう一度カクカクの6と1。」
私「Ыね。」
母「Nのひっくり返ったものの上に横棒。」
私「Йね。」
母「C(シー)。」
私「C(エス)ね。」
母「カクカクの6にOにP(ピー)。」
私「БОР(エル)。『ипелбный сбор』。そんな飲み物知らない。義理の妹のお土産かな?」

夫が帰宅後に調べてもらうと、この飲み物が出てきました。

確かに、リュックサックを背負っています。

ユーとかコと言っていた文字は、『Ц』でした。私は、アルファベットのユーuだと思ったけれども、カタカナのユのつもりで言っていたのかと思いました。

ユにしても、コにしても、文字を回転させないとそんな風に見えないから、これは難易度が高かったです。

義理の妹からのお土産でした。

成分は、砂糖と紅茶と薬草が入っていることが分かりました。

すぐに夫が買って来てくれて、味見をしたら美味しかったです。

キリル文字を知らない実母と電話でやり取りをするといつもこんな感じになります。
今はパッケージが変わって、リュックサックを背負っていません。

そして、5年ぶりに飲んだら、味が変わった気がしました。

これは、ВКУСВИЛЛというお店で売られています。


コーラの種類は世界一!?

2022年にはじまった経済制裁により、ロシアのコーラの種類は、世界一になったのではないか?と思います。

ん?制裁で正規品が消えたはずが、3段目に正規品があります。第三国経由で、カザフスタンとかアゼルバイジャンとかウズベキスタンのコーラが入ってきています。アジアショップに行くと、中国とかアラビア圏のコーラも売られています。ロシアでは、様々な国の正規品のコーラを一気に試すことができます。

私は、コーラを飲むと具合が悪くなるので、ロシアのコーラも各国の正規品のコーラも一滴も飲めません。

夫は、スーパーに行く度に、ロシアの新しいコーラがあると、「写真を撮る?」と買ってきてくれました。

そうやって、撮りためたいろんなコーラを紹介します。私は飲めないので味の解説はできません。夫の舌は、鈍感なので、食レポはできません。

ですので、コーラの味が気になる方は、実際にロシアへ来ていただいて、スーパーで買って、飲んでみてください。
今回紹介するコーラの種類によっては、2022年当時に見かけたけれども、今は見かけないものもあります。

ファンキーモンキーコーラ

ん?

キャップは、何やらおかしいことになっています。
「FUNKY MONKEY」のはずが、何か隠された意味があるのか、ところどころアルファベットが抜けています。

それほど舌がこえていない夫が飲んだ感想は、「ペプシとコーラの間の味」だそうです。

裏の注意書きを見ると、「ファンキースタイルのコーラ」だそうです。「アルコールなしで強い炭酸」とも書かれています。

ベーラ・コーラ

『ベーラ』とは、ロシア語で白いという意味だから、『白いコーラ』となります。まあ、白くなくて黒いコーラだけど。

そして、このベーラは、ベラルーシで作ったコーラだから、『ベーラ・コーラ』というらしいです。
あと、『クラシック』と書いてあるけれども、夫が、「これは、最近出てきたから、新しいんだけどね。」と言っていました。

ドーブルィ・コーラ

なんで、『ドーブラヤ・コーラ』じゃないんだろう?と私は思いました。
コーラは、aで終わるから女性名詞です。
女性名詞なら、その前の形容詞も女性形になるはずと思ったからです。
夫に訊いたら、『ドーブルィ』というのは、ジュースの会社の名前だから、変化しないらしいです。

カリノフ・コーラ

ロシア人の苗字がついているコーラです。ロシア民謡としておなじみの『カリンカ』に由来のある苗字です。

ロコ・コーラ

コーヒー・コーラ

1本でコーヒーとコーラの味を同時に楽しめるという物です。

原材料名を見ると、コーヒーと書かれていなくて、コーヒーアロマとあるので、コーヒーの香りというか味がするというものです。

日本で試したい場合は、コーヒーとコーラを混ぜて飲んでみたら、どんな味か分かると思います。(笑)

夫は、「これは、いい」と気に入っていました。

私は、コーヒーにもカフェインがあり、コーラにもカフェインがあり、これを飲んだら、具合が悪くなるのは確実なので、飲みません。

また、ペットボトルをよく見ると、「コーヒー・コーラ」とペットボトルに刻まれているし、ペットボトルの下の方には、コーヒー豆の形も刻まれています。このために、わざわざペットボトルを作ったようです。

ソビエト時代からある老舗のコーラ

ソビエト時代からある老舗もコーラの新作を出しました。

先ほど『ソビエト時代からある炭酸飲料』で紹介した『タルフン』や『バイカル』などを作っている会社です。

クール・コーラ

いろんなコーラを試した夫でしたが、最近は、『クール・コーラ』を買ってきます。

理由を訊いたら、「安いから。」と言っていました。

カザフスタンのコーラ

義理の妹家族がある日持って来ました。

カザフスタンの正規品のコーラです。

ウズベキスタンのコーラ

ウズベキスタンの正規品のコーラです。輸入品なので、高いです。


夫が買ってきたコーラの他にもまだまだコーラの種類があるので、気になる方は、実際にロシアに来て、試してみてください。


パッケージがチェブラーシカの飲み物

『チェブラーシカ』の新作映画が大ヒットしたので、何かとチェブラーシカのイラストが貼り付いたものが売られています。
オレンジ味です。

イチゴ味とマンゴー味です。

乳炭酸飲料もあるよ

タン

少し前から気になっていた、「тан(タン)」。

中央アジアの方では、アクローシカ(冷たいスープ)を作るときに、クワス(黒パンを発酵させた飲み物)を入れずに、タンを入れると聞いたから気になりました。

夫に訊くと、飲みたくない飲み物だというから、おいしくないのか、腸が弱い私はおなかをこわすかなと思うと、なかなか挑戦できませんでした。

試すなら、安い時だと思い、広告の品になったときに、買ってみました。

下に沈んでいるからよく振ってから飲むらしいです。
でも、この飲み物はガス入りと書いてあり、開けるときに注意してくださいとまで書いてあります。
本当に振っていいの?と半信半疑で緩く振っていると、もっと激しくと夫が言い、激しく振り始めました。
大丈夫かな?と思って開けると、あふれることはなく、何もなかったです。

飲んでみると、何とも不思議な味でした。

ウキペディアによると、イラン発祥の飲み物らしいです。
それが、コーカサス地方や中央アジアでも飲まれています。
中央アジアではヤギの乳を発酵させてつくるらしいですが、私が飲んだものは牛乳だと思います。

体内の水分と塩分を調整できるらしく、熱中症時にもいいのかもと思いました。また、代謝もよくするらしいです。
そして、腸が弱い私は、数十分後にトイレに行ったため、旅行で来ているときに初めて試すなら、夜、ホテルに戻ってからにした方がいいと思います。でも、おなかもすっきりしたから、また飲みたいです。

ケフィール

スーパーのケフィール売場です。

ケフィールも大好きで、日本にいた頃は、ケフィール菌を買って、自宅で作って飲んでいたくらいです。

ロシアで売られているケフィールは、それぞれ濃さが違います。

日本にいた時にたまたまスーパーで見つけてから、作っていたときに使っていたのは、こちらです。


まとめ

ロシアには、これだけの炭酸飲料があるので、旅行中にいろいろ試してみてください。
お気に入りが見つかるといいです。

【8月15日の過去記事】

#炭酸が好き

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