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【展覧会】プーシキン文学博物館 民俗芸術と大衆芸術におけるプーシキンのモチーフ

毎月第3週(15日のある1週間)は、無料で博物館が公開されます。それで、どこに行くのか毎月検討しています。
え?一度行けば、いいじゃん!と思った方もいるかもしれませんが、無料で公開される博物館によっては、定期的に特別展が行われていて、展示が変わるので、何回行っても新鮮な展示もあります。
その1つが、プーシキンの文学博物館です。
ここは、常設展だけでなく、特別展もいくつも開催されています。
今回の特別展は、「民俗芸術と大衆芸術におけるプーシキンのモチーフ」というものでした。
2022年12月15日から2023年3月8日までです。
それで、第3週の金曜日が無料なので、12月16日にプーシキン文学博物館へ行き、見てきました。
ガラスケースに入った展示で、反射して写真を撮りにくかったのですが、すべての展示品の写真を撮ってきたので、紹介します。

この特別展は、プーシキンの常設展の途中の階段を上ったところにありました。
特に、案内する人もいなくて、私がうろうろしていたら、「おとぎ話のコーナーへ行きたいか?」と言われ、よく分からず、階段を上って、おとぎ話のコーナーを見て、さらに、奥に何があるのだろう?と覗いたら、次のポスターがあり、さらに、階段を上ったところに展示があると分かりました。
見逃す人も多いのか、常設展は人が多かったのに、特別展は人が少なめでした。

階段を上ったところに、特別展の説明が書いてありました。

1部屋目 刺繍

1部屋目の展示です。

ヨールカに飾るものと刺繍の展示です。

金の糸で刺繍をするのもきれいだなあと思いました。

トヴェリのプーシキンの刺繍です。

これは、私の好きな『金鶏』の刺繍です。えんじの布に金の糸の刺繍は豪華に見えます。

この刺繍もプーシキンの物語に出てくるものが入っていて、素敵です。

12月15日に行ったので、ヨールカもありました。

レース刺繍もあります。

2部屋目 グジェリ、ドゥリョーボ、プラトーク

2部屋目の展示です。

グジェリやドゥリョーボの陶器です。

ドゥリョーボで作られた『金鶏』の陶器です。

グジェリのお皿(右側の青い物)もありました。

プーシキンとプーシキンの物語が描かれているプラトークです。プラトークの老舗のパブロフスキー・パサードで作られたものです。プーシキンファンは、欲しくなる逸品だと思います。ビリービンが描いたイラストも描かれているので、私も欲しいです。非売品です。

マトリョーシカにもプーシキンの物語が描かれているものがあります。

こちらもプラトークです。プーシキンとプーシキンの物語『金の魚』、『ルスランとリュドミラ』、『サルタン王物語』などが描かれています。

このような陶器も部屋の中央に展示されていました。


3部屋目 土人形、木彫り、ホフロマ、絨毯、パレフ

3部屋目の展示です。

こんな感じで壁際に展示品があります。

ホフロマもあります。

ディムコフのカラフルな色の土人形が、上段にあります。

木でできたおとぎ話の登場人物の人形です。

私の好きな『金鶏』の人形もありました。

木彫りもあります。

ここにも『金鶏』がありました。

プーシキンの絨毯もあります。床に敷くというよりは、壁にかけて防寒に使えます。

時々、絨毯を壁にかけている家がロシアにはあります。ロシアの冬は寒いので、防寒の意味で絨毯を壁にかけ、インテリアになっている場合があります。19世紀に建てられた夫が生まれた家も絨毯が壁にかかっていました。
プーシキンが好きな人は、床で使うよりも壁にかけて防寒に使うと思います。

パレフの展示もたくさんありました。

こんな風にガラスケースに入っていました。

すべてをアップに撮るのは難しかったので、1ケースごと撮りました。

『金鶏』のパレフです。

『金鶏』のパレフです。1982年の作品です。

こちらも『金鶏』のパレフです。1988年の作品です。

『吹雪』のパレフもありました。私の好きな作曲家のスヴィリードフが、プーシキンの『吹雪』の映画音楽を作曲していて、それで知りました。1956年に作られたものです。『金鶏』のパレフはよく見ますが、『吹雪』のパレフは初めて見ました。『吹雪』の場面がよく描かれていて、気に入りました。

4部屋目 フェドスキノ、ムスチョーラ、ホールイ

4部屋目の展示です。3部屋目のパレフに関する説明もここに書いてあります。

この部屋もガラスケースに入っています。

ホールイの『金鶏』です。

これも、ホールイの『金鶏』です。

1965年に作られたホールイの『金鶏』です。

パレフもそうですが、ホールイも村の名前です。

ホールイの『金鶏』です。

ホールイの『金鶏』です。

ホールイの『金鶏』です。

『金鶏』の場面が描かれています。1999年の作品です。ドドン王と星占い師です。

ドドン王とシェマハの女王です。

フェドスキノの『バフチサライの泉』です。フェドスキノというのも村の名前です。

『金鶏』のブローチです。

フェドスキノの『金鶏』です。

これが、特別展の展示でした。

詳しくはこちらのホームページに書いてあります。2023年3月8日までの開催です。


【1月27日の過去記事】


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