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ビジネスフレームワークの弱点

こんにちは、くろさらです。

ビジネスフレームワークは、名のある経済学者や実業家がその一生をかけて理論と実績から編み出した教科書のようなものです。

その効果は凄まじく、適した環境や場面で活用すると、素晴らしい成果をあげることができます。

日本でもビジネス理論やフレームワークを活用することが当たり前になってきていますが、全ての人が一律に成果をあげることがなぜ、出来ていないのでしょうか。


そんなビジネスフレームワークの弱点をお話していきます。


1.ビジネスフレームワークには隠し要素が存在する

ビジネスフレームワークを本で勉強して、いざ実際に仕事で活用しようとするとなかなか上手くいかなかったり、結果を受けいれてもらえなかったことはありませんか?

ビジネスフレームワークは基本的にたくさんのビジネスシーンで活用できるように汎用性が高くなるように要素を定めています。

逆にみなさんが置かれているビジネス環境は極めて限定的な環境です。

例えば社員数5000人を超える老舗ゼネコンで業務効率化を推進する部署に所属している人が一般的で汎用的なノウハウが活かせる環境かと言うとおそらく答えはNOでしょう。

ゼネコンなどの建設業界はレガシー産業としての側面が強く、業務効率化などの取り組みは他業界に比べ極めて遅い環境です。

また社員数が5000人を超える企業だと、効率化の規模や進め方は中小企業とは異なるプロセスで行わなければなりません。

もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネスフレームには隠し要素としてその人が属する仕事の「環境」が存在し最も重要な要素となります。

フレームワークに記載されている要素に自分の置かれた環境の要素を分析し、方向性を調整できて初めて効果は最大化します。


2.「感情」の方がより強力なビジネス要素である

フレームワーク(理論)は実は万能ではありません。どれだけ緻密に積み上げられた理論でも「感情」の方が実はビジネスを動かす強力な要素なのです。

有名な経営学の教授や経済学の超名人も「感情」によって人は動くと述べています。どれだけ優秀な人材が好きのないロジックを作っても、一人の感情的な人間の行動に負けることが大いにあるのです。

私は現場でこの感情によって敗退していく優秀な人材を多く見てきました。完璧で優れた企画でも、熱意ある全く平凡で隙だらけの企画に負けるのです。


それではビジネスフレームワークをどう使えばよいのか。

答えは単純で対人的になアプローチを感情的に行い、裏では緻密なビジネスロジックをフレームワークにそって構築していくことが最も強力な使い方だと思います。

企画はフレームワークで作り、ビジネスは感情で動かす

心理的にも感情的(情熱的)に仕事を行う人間を否定することは難しいものです。


フレームワーク(理論)の隙を埋めるのは、人間的な感情だとはなんとも素敵な話になってしましましたね。

もし、たくさん勉強も実践もこなしているのに、思ったよりも手応えがない人は、是非、自分の置かれている環境を再分析し、その要素でスキルを調整してみてください。

周りを頷かせたい人は感情的に訴えかけて見るのはどうでしょうか。幼稚なアプローチだと思われる方もいらっしゃると思いますが、騙されたと思って一度実践してみてはいかがでしょうか。

思ったよりも人間はシンプルな答えを求めているものです。

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