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ディープラーニングジェネラリスト検定を受けてみた(G検)

お久しぶりです。くろさらです。

AIや先端技術の活用が今後のビジネスでキーになる昨今、AIなどの知識を持っていないとベンダーや他企業との争いが非常に不利になっていきます。

それほどまでに現状のAIなどのテクノロジーは現代においてメリットが多く、デメリットは運用や技術に精通した人材がいないと導入が非常に難しい程度です。

また専門用語や技術動向は流行によって変動していきますので、その時代で有用なパートナーを見つける上でもAIに関わる知識は重要というか必要になっています。

そこで、自身の勉強や、知識レベルの見える化のためにも2019年3月9日のG検定を受験することにしました。

勉強について

勉強期間は申し込みを決意した2月9日から3月8日までの約1ヶ月

1日あたり1時間程度の学習をコンスタントにこなしました。(合計30時間程度)

※仕事柄AI分野のいくつかは事前知識がありました(画像認識・自然言語・AIの動向など)

活用した教材

日本ディープラーニング協会のホームページに記載してあった推薦書を参考に基本読学をメインに学習しました。

「人工知能は人間を超えるか(kindle)」松尾豊

▷kindle版の強みを活かしてiphoneの設定>一般>アクセシビリティ>スピーチで使用できる読み上げ機能で3回ほど読みました

「AI白書2019」

▷前半のビジネス的な対談と後半のAIと法律などの分野を注力して1回読みました

「ディープラーニング(やさしく知りたい先端科学シリーズ2)」谷田部 卓

▷結構DLの詳細はこの本が導入として最適だったのでアルゴリズム中心に学びました

「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト」浅川 伸一

▷この本は前回の試験から公式テキストとして売られている本です。目次的に試験範囲を網羅できますがあくまで触り程度なので一番はじめに読むと良いかと思います。前回の試験では全く参考にならないなどと受験者の方々から痛烈な批判を浴びせられていたためか、意外と問題など出題されていたかと思います。網羅はできないが、あったほうが良いと思った一冊。

google検索に引っかかる松尾豊氏が公表しているAIについてのPDF

▷これは全く事前知識のない方がざっくりAIとはなにか、AI関連の常識はどんなことかを知るために読んでおくと良いと思います。

Study-AI 無料問題集(230問くらい?)

▷この問題集は非常に強力でした。事前知識や業務でAIに触れているひとは正直これとweb検索だけでいけるのではないかと思うくらいです。私は活用しませんでしたが試験1週間くらい前から補強問題100問くらいが900円くらいで売っているので勉強量が不安な方も安心できるかと思います。


上記の教材でもっとも役に立ったのはweb上で無料公開されているStudy-AIが運営する無料問題集です。

正直、G検定は合格率が非常に高い試験ですが、勉強せずに受かるものではありません。まして普段AI関連に触れる機会が全くない人にとってはほぼ確実に落ちる試験と言っても過言ではないでしょう。

そんな中で問題集で詳しい解説はないものの、DLの深い知識や一般動向など本試験より若干難易度を高くして問題にしているこの無料問題集は非常に勉強になりました。

web上にあって本番同様の選択方式なので、試験の雰囲気も味わえるし、DLの詳細についてポイントの把握にもなるのでぜひ活用してください。

(ちなみに今回Study-AIの問題集からほぼ同じような問題がいくつか出ていたのでやってよかったと思ってます)


受けてみた感想

問題のレベルや時間などは他の方もおっしゃているように、かなり広くそこそこ深く網羅されている問題なので、試験中はいっぱいいっぱいで結構ギリギリでした。ただ、自宅のPCから受験できるため、検索できるようにしておけば結構知らない問題があっても対応できました。

ちなみに試験当日の私の環境はこれです。▽

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AI白書と検索用に音声認識をスタンバイさせたmac book airと受験問題と事前に作成したカンニングPagesを表示させるmac book pro あとは一番知識量の多い本としてAI白書


今回の合格率は約72%で非常に高い合格率になっており、私も無事に合格できましたが、このG検定は合格ラインなどは不明の試験であり、あくまで民間の検定なためビジネス的なマウントや高度な知識レベルを担保するような資格ではないです。

私の個人的な感覚では受験人数が3000人程度と少なめということと、おそらくその大半が前回、前々回の落ちた方やもともとAI業務に関わっていた人だと推測できるので、今後、英検や漢検のように一般的に普及すれば40%くらいに落ちつく可能性もありますし、上級や1級などのクラス分けもされてくるかもしれませんね。

仕事では企画業務やITベンダーと開発などの案件を調整するときに、自身のAI知識が低くないことを証明できるので、そう言った方にはおすすめですし、話タネてきても名刺にロゴを入れる効果は数年はありそうです。

AIに関する資格や検定は非常にすくなく、早めに取得しておけばそれだけAIに関わっているアピールにも繋がるのでぜひみなさんもとってみてはどうでしょうか。


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