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UXリサーチチームと連携してユーザビリティテストを実施し、効率的に意思決定ができた話

この記事でわかること
・ChatworkにはUXリサーチを専門に扱うチームがいる
・Chatworkで実施しているユーザビリティテストのプロセス
・各プロセスでどのようなことを工夫しているのか

はじめに

こんにちは。プロダクトデザイン部のながうじです。

デザイン作業を進めていると、いろいろな人にレビューをしてもらう機会があります。様々な視点を取り入れることができる有用な機会なのですが、その反面、収集がつかなくなるときがあります。 

レビューコメントの例

このように意思決定に迷うような場面では、ユーザー視点を取り入れて効率的に意思決定ができるといいですよね!
そのための手段の1つとしてユーザービリティテストがありますが、その必要性や有用性が理解されづらいというのはあるあるかと思います。

私が所属しているプロジェクトでは、普段からメンバーみんなでユーザー価値を高めるにはどうすればいいかを会話しています。リサーチにかかるコストや工数にデザイナー以外も前向きで、リサーチの導入がスムーズにできています!

ChatworkにはUXリサーチチームがいます!

プロダクトデザイン部には、UXリサーチを専門に扱うUXリサーチチームがいます。

探索型/検証型リサーチや各プロジェクトにアサインされたUIデザイナーのリサーチ活動をサポートするチームです。
専門チーム立ち上げの背景はこちらの記事をご覧ください!

UXリサーチチームと連携してユーザビリティテストを実施しました!

実際の事例をもとに、ユーザビリティテストの一連の流れを紹介します。
下記が一連のフローです。今回のプロジェクトでは全体で約3週間でした。

  1. UXリサーチチームへ依頼

  2. 詳細ヒアリング

  3. 調査要件の策定

  4. 準備〜調査実施

  5. 分析、納品

リサーチの流れ

1.UXリサーチチームへ依頼

依頼フォームに必要事項を記入します。基本情報以外に必要な項目は3項目です。特別な準備をしなくても記載できる内容、ボリュームなので思い立ってからすぐに依頼が出せました!

  • 依頼者の名前、リサーチ意向などの基本情報

  • プロジェクトの概要

  • 調査でどのようなことが知りたいか

  • 希望納期

リサーチ依頼フォーム

2〜3.詳細ヒアリング、調査要件の策定

想定するユーザーは?本当に明らかにすべきことは何なのか?など、専門的な知見による様々な角度からの問いにより、調査要件の解像度を高めていきます。ヒアリング結果をもとに、適切な調査方法や結果の分析方法などをUXリサーチチームから提案してもらいました。

4.準備〜調査実施

今回は短納期での依頼でしたが、社内でモニターをリクルーティングするなど、希望納期に合わせて柔軟に対応してもらいました。

ユーザビリティテスト実施期間中はテストの様子を録画した動画を共有してもらい、気になる点が無いかなど、随時やり取りさせてもらいました。こういう観点も追加したいな、という要望もその次のテストからすぐに取り入れてもらえました

5.分析、納品

まず速報として簡単な概要を納品してもらい、それをもとに詳細の分析方針をすり合わせて、最終的な分析結果を納品してもらいました。

分析結果では、抽出された課題とその重要度が一覧になっています。該当箇所の動画へのリンクもついており、モニターのどんな行動から課題として判断されたかを確認できます。

分析結果

各プロセスでプロジェクトの要望を取り入れてもらいながら進めることができたので、結果を受け取ったあとすぐに開発に活用することができました。

まとめ

このように、プロジェクトとUXリサーチチームでうまく連携しながら開発を進めています。UXリサーチを取り入れることで、答えが出ないことに検討工数を割くことなく、効率的に&ユーザー視点で意思決定ができています!

ユーザー視点を取り入れた意思決定

弊社では絶賛デザイナーを募集中です!気になる方はぜひ覗いてみてください〜!

また、プロダクトデザイン部で配信しているpodcastに私も参加しています!よかったらチェックしてみてください!

Podcast



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