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海外経験で性格は変わるのか

海外に住んだりすると自分の性格がいい意味で変わるということをよく聞きます。例えば明るくなったり、あまり細かいことを気にしなくなったり、社交的になったり自信がついて意見をしっかり言えるようになったり。人それぞれだと思いますが周りの帰国子女や留学生を見ていてもそう感じることが確かにあります!でも私の場合は違ったかもしれない!ということを書いていきます(笑)私みたいに感じる人いるかなあと気になったんです。

結論から申し上げますと私はフランス滞在を通じて「怖がり、神経質、周りを気にする、完璧主義」そんな性格になったと思います。(笑) 注意しておきたいのは今から話すのはフランスのネガキャンではありません!フランス大好きだから!(笑) 別にフランスだからそうなったわけではないのです多分。ただ6歳から異国の地に行き刺激を受け、そこで自分の性格の根幹はある程度決まったかなと今になって思います。子供の頃に海外で暮らすのと、大人になってから留学や仕事で海外に行くのとで、また違った影響が自分の身に起きるのかなと思うので、将来子供ができてもし海外で暮らすことになったらこの記事を読み返したいと思って書いてます。

フランスの現地小学校に通っていたというのは自己紹介で書きました。6~9歳までフランスです。今の私が、正確に6歳の時の自分の性格を言えるかと言われたらそりゃあ覚えてません!(笑)でもショックだったことや、めちゃくちゃうれしかったことはその情景まで鮮明に覚えています。

まずフランスに来て1年目はフランス語が全く話せず、小学校一年生として通っても授業に絶対についていけないので両親は私を附属の幼稚園の年長クラスに入れました。なので私は日本とフランスで一回ずつ年長クラスやりましたよ。(そういえば人生ではじめてリボン結びができるようになったのフランスの幼稚園でだったわ。)でも年長組に入ったらもうそれはそれは友達がまったくできなくてですね(笑)しかもみんな一個下だから私はなめられるし、私がフランス語わからないからって間違ったことをわざと教えてきたりするし、そんなことを我慢しながら(今でも覚えてるってことは相当根にもってるな笑)過ごすわけですよね。学校に行くのが本当に嫌で、毎日車で学校に送ってもらったあと吐いていました笑(当時の私はこれを単なる車酔いと錯覚し、なんで10分しか乗ってないのに吐くんだろうと疑問に思っていました、親はすごく心配していたらしいけど)6歳まではすべてうまくいっていたはずなのに(まだ6年しか生きとらんけど笑)急に吐くわ友達できんわでもういろいろ怖くなってとりあえず新しい環境とか、新しい取り組みをすることに怖くなってしまっていて今でもその性格は少し続いていると思います。日本に帰ってきて中学受験のために通っていた塾の教室構成が複雑で、自分の教室がどこにあるかすぐわからないと毎回パニックになったり気持ち枠るなったりとか、それだけのことで⁉って周りが思うようなところまで神経質で怖がりになりました(今はさすがにだいじょうぶだけど)

しかしその最初の一年で何もしていなかったわけではありません!私にだって根性はある!(笑)このフランス滞在時に最もお世話になる先生に出会うのです。フランスにも日本人コミュニティがあって、日本人にめちゃくちゃスパルタでフランス語を教えてくれるフランス人のおばあちゃん先生がいまして、その人に個別レッスンでフランス語を教えてもらいました。忘れもしない毎週金曜日、ほんとに地獄のレッスンで消えてしまいたいとおもったほど嫌でしたね~ほんとに嫌だった怖すぎて(笑) でもそのひとのおかげもあってなんと二年目に小学校に上がった時(*フランスには小学校に上がる前の準備クラスが一年あってそれは飛び級しました)初めてのフランス人のお友達ができたのです!やっぱり海外ではノリよくして愛想よくして言葉わからなくてもジェスチャーでなんとかイケる!ってこともあるのかもしれないですけど、やっぱり言葉はしっかりとしゃべれないと長く続く友達はできないかなっていう印象です。なのでうまく話せたときはとっても嬉しかったし、その子に会いに行こうと思って学校行こうと思いましたね。幼いながらに語学の重要性を認識した私は、日本人だからってなめられないように!と思って猛勉強、クラスのテストで絶対一位を取り続けようと決めました。そしたらなんと一位をとれたのです!そこからなんとなく、あの一位とった日本人何者?というような感じで友達出来ましたし、自分でいうのもなんですが結構モテました(これは男女問わず!(笑))フランスでは誕生日会なんかも盛大にやるんですがめちゃめちゃ呼ばれましたね。多分いまも語学のモチベ高く維持できるのは、やっぱり外国人がペラペラその国の言葉を話せているとなんとなくすごーい!ってなりますし、仲間として認められた感、その快感が忘れられなくてやめられないですね。

そんないい面もありながら、やっぱり注目されたり、成績が良くなったりするとどこまでそれが続くか気にするのがストレスになったりという、いわゆる完璧主義になってしまいました。しかも友達がたくさんできたことによってみんなに好かれたくて人のこと気にしすぎたり、どう思われているか過剰に気にしたり。中高大でも、表に出さずとも一番になりたい、認められたい、努力してるところを誰かに見てほしいとか、なんとなく図々しい性格になったのかもしれないというところを現在も反省しております(笑)でもなかなか治らないんだよな~おなじ人いますか?(笑)

まとめるとフランス経験で得られたのはフランス語の語学力(一生の財産)フランス人のお友達、フランスへの永久不滅の愛、そして反対に自分の弱みになったものが大胆さとか挑戦心とか。やっぱり失敗が怖いしかなり慎重な性格になりました。もっといい意味でテキトーに生きることをしたいなって思うときがあります。そのためにも自分の性格考慮して誰にも負けない何かを得たら自信ついて余裕もでるのかな~どうかな~

でもこんなことを踏まえて私はぜひ海外で子育てしたいなって思いますよ!だってこんなに人生が変わることを小学校の3年間で経験できるなんてラッキーすぎるから!長くなりすぎました!このへんでバイバイ!

フランスおたく。