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夏だ!東武博物館に行こう!
こんにちは。連日恐ろしいくらいの猛暑が続くこの夏。街歩きが好きな身にとっては、炎天下で長時間歩き続けることが難しいのが悩みの種の時期でもあります(笑)。でも、歩くのも好きなので、日差しの少ないときに少し歩き、昼間は屋内で色々と楽しめる場所に行ってみたい!そんな方には、この街歩きをやっていますので、是非お越しください。
街歩きのルートなどについては、こちらの記事に詳細を記しました。
今回は、このコースの後半で訪れる東武博物館に、下見を兼ねて行ってきたことについてお伝えしたいと思います。どちらかというと、土木目線で見た、ちょっとマニアックな部分が多いですが・・。全体的な魅力の紹介は、過去に訪れた際の記事(下記)を参照してもらったほうがいいかもしれません。
■東武博物館へ
東武博物館は、1989年に開館した博物館です。東武線の「東向島駅」の高架下にあります。
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東武線を走った、蒸気機関車がお迎えしてくれます。
東武線って、実は明治時代に走って、蒸気機関車が走っていたことがある、と聞くと、ええっ!とビックリする方も少なくないかもしれませんが、最初は蒸気機関車が走り始め、徐々に電化されていき、いつの間にか電車だけの運転に変わっていった経緯があります。
■この駅の高架化の過程が見られます
ここの展示で密かに好きなのが、東向島駅の前身である、玉ノ井駅の高架化工事の過程を教えてくれる模型展示です。
①第1段階:地上駅時代の玉ノ井駅
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かわいい小さな駅舎がありました。
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②第2段階:下り線の高架橋を建設
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仮設の駅や、足場まで再現されているのが、なかなか面白い。
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③第3段階:下り線切換後、上り線の高架橋建設中
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生コン車も建設当時(昭和40年代)なのが面白いです。
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狭隘な中での大変な作業が想像されます。
④第4段階:上り線高架橋の完成へ
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営業線近接工事のため、列車見張り員が配置されています。
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昭和42年8月に完成したそうです。
この高架化工事は、東向島駅周辺にあった、水戸街道(国道6号)と白鬚橋から続く明治通りとの交差点が、交通渋滞が激化したので、その緩和のための工事であったとか。
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確かに主要道の交差点付近に踏切があり、渋滞が激しそうです。
■電車をホーム下から観察
ホームを線路下から観察するコーナーがあります。
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スポットがあり、子供たちにも人気です。
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スペーシアX、本当に近い所を通過しますし、その時はお子様連れでかなりの方が見学するのですが・・、
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がっかりされる方もいますが、個人的にはとても楽しいです(笑)。
この場所、面白いのが・・、
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古レールで組まれているのも印象的だったり。。
そして、実はこれも楽しいのが・・、
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線路間に設置された定点カメラ。
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これと実物の線路下観察が連動するのが面白いです。
■貨物輸送を支えた東武線の歴史
こちらのパネルを見ると、貨物輸送で賑わった当時の東武線の様子を知ることができます。
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昭和40年代までは、貨物輸送が盛んなのでした。
このグラフから見ると、主要な輸送品目に、「セメント」「砕石」「砂利」が挙げられていて、どれもコンクリートの原料であり、土木など、建設の分野を支えていた品目が輸送されていたことがわかります。すなわち、東武線の発展無しに東京の発展が無かったも同然、といってもおかしくなく、それを支えたのが「業平橋駅の貨物駅」→今の東京スカイツリータウンということで、今回の街歩きイベントのこともここで勉強できてしまうことになるのです。
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バスやロープウェイも興味深いです。
■屋外展示もすごいです・・。
こんな屋内展示を見たので、少し屋外展示を見てみましょう。
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東武ってやっぱりこのイメージですかね!!
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実は、観光用だけでなく、古河の精銅所関係の輸送も担いました。
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青看の交差点で交差するのが、明治通り。
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左が後からできた上り線です。
高架橋の形を見ても、先ほどの「第2期」で少し広めに作れた高架橋と、「第3期」は狭いので、形状に制約が大きいので、こんな形になったのかも!?などと考えながら見ることができます。そんな発見ができる、博物館歩きを楽しめればと思います。
■終わりに
土木っぽい目線で東武博物館を歩くのは、とても楽しいです。夏休みは、小さいお子さん連れのファミリーが多いですが、大人でも楽しみどころ満載なのです。是非真夏の博物館めぐり、楽しめれば良いかと思います。
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