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【南大沢土木構造物めぐり】No.91 八王子みなみ野をめざして歩く(後編:いよいよみなみ野へ)

八王子みなみ野へ向けて歩いてきましたが、自宅のある南大沢から八王子みなみ野は、歩くとそこそこ距離があるので、ずいぶん長旅をした気分になります。車だと早ければ15分くらいで着く距離なのですが・・。前回は、古いもののたくさんある相原駅から横浜線沿いを歩き、この街には新しいものだけでなく、古いものも残されていることを知ったところでした。
(前回の記事はこちら)

今回は、いよいよ八王子みなみ野駅周辺を歩きます。

八王子みなみ野駅付近の線路沿いを歩きます。
線路の反対側から、毘沙門神社を眺めます。

兵衛川に沿って歩きます。直線の線路は、道路と同じ目線にあるので、線路を観察するのが近い場所です。線路の向こう側に、毘沙門神社のある丘があります。駅前ですが、少しだけ緑地も残されている感じです。

駅のある側が一段高くなっています。谷底を鉄道が走る形です。
西側には擁壁が並んでいます。
八王子みなみ野駅までやってきました。

八王子みなみ野駅は、片側が谷底、反対側は丘の上に位置する駅なので、東西で高低差があります。東側は橋上駅舎の下側に道路が通っていますが、西側はというと・・・、

駅のロータリーから駅を眺めます。
2段下に線路と駅の東側の道路が見える感じです。
駅の改札口。今年は駅開設25周年。節目の年を迎えています。
歩道橋の上から駅を俯瞰します。大きな橋上駅です。
駅前の商業施設とプラットホームの位置関係。
結構高低差があります。
駅前ロータリ付近。商業施設が立ち並び、交通量・歩行者とも多い場所です。
駅前の擁壁に詳細が。
【1995年 神奈川工事局長、施工者 東鉄工業】
もう少し北に歩くと、上に大きな道路橋・みなみ野大橋が見えました。
線路上空を一跨ぎするダイナミックな道路橋です。

八王子みなみ野駅の北側には、みなみ野の町のシンボル的な存在と言っても良いと思われる、みなみ野大橋が架かっています。

線路を横断する歩行者用アンダーパス。
【2002年 多摩工事区長、施工:東亜建設工業】
みなみ野大橋の真下から全体をみると、こんな感じです。
上から眺めると、こんな感じの立派なアーチ橋です。
親柱に書かれた、「みなみ野大橋」の文字
【みなみ野大橋 1999年 住宅・都市整備公団 PC4径間連続箱桁アーチ橋
施工:大成・川田建設JV】

みなみ野大橋は、この地区のシンボルともいえる大きな橋です。4連アーチ橋ですが、鉄道の上を跨ぐ径間は上からも桁を吊り下げるような構造となっているのが特徴です。

橋の上から北側(八王子駅方向)を望みます。
下を流れているのが兵衛川。
橋の上からみなみ野の市街地を一望できます。
東側から橋を一望します。
橋台の壁には、日本工学院の方が書いた壁画があります。
みなみ野大橋の東側は、一つの尾根を開削してまっすぐに道路が通じています。

■終わりに
今回は、横浜線の駅周辺を中心に、みなみ野の町を歩きました。大規模開発でできた新しい町ですが、西側へはまた日を改めて探索したいと思います。

次回は、このみなみ野大橋からさらに歩いて、北野駅方向に向かいました。その模様を「続編」ということでお伝えしたいと思いますので、お楽しみに。


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