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◎八王子・南浅川を歩く◎①:西八王子駅から浅川を目指す

私の地元は八王子市でも東南の多摩ニュータウン・南大沢周辺です。八王子市民なら必ず行くでしょ!と思いきや、実は市民になってから15年経ちますが、1回訪れたかどうか定かでない・・・くらい行っていない場所があります。そこは・・、

八王子市役所

です。今回は、八王子市役所のすぐ横で、水辺活動のイベントをやっていると聞いたので、そのイベントの様子を見ることを一つの目標としながら、散策を楽しみました。

■スタートは、西八王子駅

八王子駅で横浜線から中央線に乗り換え。
南大沢では見かけない、タンク貨物列車にちょい萌え(笑)。
そして、西八王子駅に到着。降り立つのは2回目くらいでしょうか。
思ったよりも栄えている駅です。
北口の駅前は、ちょっと昭和の雰囲気が漂います。
駅のすぐ脇に、踏切が。
踏切の名前は、「第二水道踏切」。何だか土木っぽい名前・・と微妙に心が躍ります(笑)。
しかし何で「第二」と思って、少し八王子駅側に歩くと・・
近くに踏切があり・・・、
やはり名前は、「第一」水道踏切でした。

水道、って何だろう、って調べてみました。

八王子市役所の「八王子水道の歴史」を見ると、元本郷町の河川合流部に浄水場が、
散田地区に配水池が設置されました。
昭和41年頃の地図。元本郷町の浅川合流点に「浄水場」が、
南側の散田に「配水池」があります。これを結ぶ水道が通っているのでしょうかね?

■市役所に向かう

踏切から甲州街道につながる通り。
その名も、「御所水通り」。何だか今日の歩きのキーワードは「水」です。
甲州街道の交差点は、「千人町」。
イチョウ祭がそろそろ開催ですが、まだ緑色の葉です。
そのお隣は、「日吉町」にある、「日吉八王子神社東」交差点です。
もう少し北に進むと、西側に何だか古そうな神社が。
「郷社多賀神社」です。立派な神社がありました。
多賀神社の石碑・鳥居は、大正11年(1922年)の建造。
関東大震災では倒壊しなかったのでしょうか。
立派な社殿。中では七五三のお参りをされていました。
こちらの「奉納 氏子中」は・・・
「昭和18年 大東亜戦供出改造」とあります。
鉄でできていたものを供出して、コンクリート造に変更された?
社殿の裏側には、いくつか大きい小屋が並んでいますが・・
これは八木町の山車の倉庫。有形文化財に登録されています。
八王子まつりの山車の倉庫群のようです。
そして古そうな狛犬。この神社の境内だけで、
なかなか良いものを見させていただきました。
そして、市民だけどほとんど来ない(笑)、八王子市役所まで来ました。
実は、住民登録関係も、ここではなく、南大沢事務所に行けば事足りるのです(笑)。
閉庁日なので、建物の中は暗いですが、玄関前は何だかアートな空間です。

■そして、浅川に到着

そして、浅川に到着しました。
親柱の代わりに、アートが建つ橋。市役所の前だから気合が入っているのですかね?
鶴巻橋と言う名前の橋のようです。
反対車線には、ギターを弾く人が。
鶴巻橋を遠くから眺めます。浅川の川岸は、市民の憩いの場になっているようです。
そして、鶴巻橋の近くには、先ほど話題にした、水道局の施設が。
元本郷町の浄水場です。
こちらは、多賀公園のミズカツイベント会場。
河川管理者と市民がつくるイベントのようです。
ちょっと出遅れたようで、お店も少しまったりモードでした。

多賀公園付近で、浅川は北浅川と南浅川に分かれます。今回は南浅川を歩きます。

横川橋。変わった親柱の橋です。
横川橋からみた、南浅川。
水量は多くないです。渇水期に入った感じでしょうか。
横川橋を対岸から。親柱は何を意味しているのでしょうか?

■終わりに

南浅川沿いに開催されていた、ミズカツイベントに誘われて、八王子市の中心部の南浅川までやって来ました。西八王子駅から市役所付近までという、普段は同じ八王子市民ですが、電車で移動した場合でも2回乗り換えないとたどり着かない場所なので、これまでなかなか足の向かなかった地区を歩きました。

今回歩いた西八王子地区を今昔マップで確認。
昔は南浅川は小さな川だったようですね。
西八王子駅も無く、「千人町」があるだけです。

西八王子駅周辺は、昔は駅も無く、甲州街道沿いに千人町がある以外は、田畑の広がる場所だったようです。市役所のある元本郷町は、旧市街地の外れだったのですね。元本郷町は、多賀神社がある小さな集落と言うイメージだったのでしょうか。伏流水に恵まれた八王子の街。市街地の進展に合わせて、段階的に近代水道が整備された歴史や、南浅川も、昔は蛇行する小川のような川だったことを改めて認識しました。

次回以降は、南浅川を高尾方面に向かい、また気づいたことなどを描きたいと思いますのでお楽しみに。

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