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<大阪さんぽ>③阪堺電車に乗って住吉大社へ

大阪市内への日帰りのお出かけの途中。前回はあべのハルカスに登ったことをご紹介しました。(前回はこちら)

今回は、阪堺電車に揺られて、プチ旅に出かけます。

ハルカスから見た、阪堺電車が走る道。
この駅の名前は、「天王寺駅前」駅です。
さあ、レトロな電車に揺られて出発です!
道幅の狭い併用軌道を行きます。
何だかとてもレトロな風景です。
電停の標識も何だかとてもレトロ。
電話番号の「ココニシイ」との語呂がとっても大阪してます(笑)。
住吉電停に到着。
乗ってきた電車が出発する姿。
「大黒天」と書かれた石碑。さりげなくある古いもの。
こちらは、恵美須町に向かう阪堺線の住吉駅。
この写真を見て、何か連想できる人は、筋金入りの鉄ちゃんです(笑)。
後ほど探訪します。。
え、何?というくらいの数えきれない石灯篭。

住吉駅から少し歩くと、住吉大社に到着しますが、境内におびただしい数の石灯篭が。昔からいろんな人が寄進していたのでしょう。これを眺めるだけでもうスーパーパワースポットである感じがします。

■住吉大社をめぐる

大阪市の南部にある、住吉大社。大阪でも屈指の有名な神社です。初詣の時はとても賑わいます。そんな場所を訪れました。ご覧になっていただければわかりますが、とにかく灯篭だらけです。どうやら昔から灯篭を奉納する習慣があったようです。

住吉大社。とにかく灯篭が沢山あります。
こうやって見ると、圧巻の灯篭祭の様相(笑)。
こちらの灯篭は、「芸州廻船中」なので、安芸の国の廻船問屋さん、でしょうかね?
こちらは、大坂 土砂商組合。何だか土木してますね(笑)。
こちらは、大坂 灰屋株仲間。
株仲間って、江戸時代の商人の集団。中学の日本史の教科書以来のキーワード(笑)。
こちらは、「うつぼ」でしょうか?(解読できない‥(笑))
干鰯仲間です。
これがある意味定番の、「住吉大社」の玄関です。
灯篭と阪堺電車、いいですね。
こちらは砂糖商の「大茂組」でしょうか。

ちょっと興味深いと思って調べてみると、やはり住吉大社の灯篭を調べている方はいろいろいらっしゃるみたいですね。

こうしてみると、灯篭めぐり、とても楽しそうなのですが・・、実はあべのハルカスから眺めてちょっとの時間で巡るくらいしか、時間的余裕が無いので、さっと眺めることしかできません。しかしここはとてもすごいパワースポットのような場所。また訪れてみたいものです。

まだまだ続く、灯篭の数々。

見どころは灯篭だけでありません。この電柱は、阪堺電車の給電用のようで、南海電鉄のマークがついていますが・・、何と「明44.7」の文字が。100年以上健在ということですね。これはすごい。

明治時代から建つと思われる電柱。何だかこれだけでも立派な土木遺産。
しかも現役です。
住吉大社の境内の端で、阪堺電車は専用軌道に入ります。
そして、この道は紀州街道だったようです。
夏祭りでも賑わう場所なのですね。

さあ、いよいよ境内に入ります。実は灯篭に見とれて、境内に入らずに帰ってしまいそうになったのですが、やはりここは行かないと!と思い直しているところです(笑)。

といいながら、マンホールを観察。大阪市は、大阪城の模様なのですね。
路面電車を見かけると、ついつい撮影してしまう。絵になる光景です。
ここは、「遣唐使進発の地」だそうです。
油屋中 の灯篭とともに。

住吉大社、こうして見ていると、古代からどうやら大阪の海の玄関口で、航海安全を祈る場所、という要素が強かったことが想像できます。江戸時代に廻船問屋などが栄えた大阪。そこの航海安全は住吉さんに神頼み、だったようですね。

遣唐使の船のモニュメント。
昔はこの辺りまで海だったようで、本当に港に神社があるみたいだったようです。
住吉大社といえば、この太鼓橋でしょう。
これも海の玄関口にあった、ということみたいですね。
うーん、絵にかいたような太鼓橋。素晴らしいです。
ということで、無事に本殿に来ることができました。
やっぱり来てよかった、と思いました。
この太鼓橋、かなり急なのです。登るのはまだいいですが、降りるのが怖い。。
結構切り立った斜面のよう。お子さんは座り込むことが多そうです(笑)。
こちらは堂島の喜組、でしょうか。大阪商人の圧倒的な支持を得ていたみたいですね。
こんなに立派な灯篭もあります。
これは玩具商の集まりのようですね。
令和の時代になっても、まだ寄進は続いているようです。
会社の数が減っているようではありますが。。
逆さ太鼓橋も見事です。
いやー、ここは土木屋的にもパワースポットですね。

■終わりに

今回はここまで。阪堺電車でふらっと住吉大社まで来ましたが、昔の海の玄関口としての住吉大社。大阪商人に圧倒的な支持を得て勢力を拡大した姿が想像できます。立派な太鼓橋は、土木屋としてはとても面白い場所です。またゆっくり再訪したい場所が増えました。

これで探索終わり、としたかったのですが、もう一つ訪れたい場所があったので、そこを少し寄り道していますので、次回ご紹介します。

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