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〇新宿まちあるき〇2023年4月の風景

2023年5月の「まいまい東京」さんの新宿まちあるきで、ガイドツアーにデビューすることになりました。天気が崩れる可能性があるとのことで、どうなることやらと少し気になるところです。うまく務められるように頑張りたいと思います。この記事は、そのガイドコースを歩きながら、そのルートの今の姿を見てみたいと思います。ツアーを一緒に歩くも良し、これを見ながらバーチャルツアーを楽しむも良し、です(笑)。

今回のツアーコース。4kmくらいのコースです。

実は、このコースは、昨年12月に試しに歩いていて、最終的なコースとは少し違いますが、こんな感じで記事にまとめています。ただ、そこから再開発工事が進み、既に変化し始めているところです。

ここからは、コースの見どころ写真集のような形でご紹介します。何となくどんな場所かを思い浮かべてもらえるかと思います。

集合場所は、新宿西口交番前。ある意味定番の待ち合わせスポットです。
バスの案内所は休日は閉まっているので、待ち合わせには最適です(笑)。
坂倉準三さんが設計した地下広場。曲線美が絵になります。
この色のタイルは、建設当時(昭和40年くらい)のものでしょうね。
地上の広場も、工事が進みだしています。
新宿西口歩行者デッキです。今は通行できますが・・
5月8日から閉鎖される予告がされています。今はもう過去のものなのです。
小田急ハルク。今は小田急百貨店はここで営業中です。
実は小田急百貨店新宿店は、ここがスタートの地なので、
一時的に元の姿に戻ったともいえますね。
歩行者デッキから見た小田急百貨店。3基のタワークレーンが解体工事用に並びます。
右の1基は、小さいクレーンを使い、大きいものを組み立て中の状況が見えます。
この独特の竹割の換気口は、B2Fの地下駐車場の換気塔。
坂倉準三さんの作品です。やっぱり美しい。
丸ノ内線の出入口、一時閉鎖中です。
この細い道が、昔の青梅街道でした。明治時代まではメインルートでしたが、
今は大ガードに取って代わられました。
かつてはこの場所に踏切がありました。
路面電車が交差できるように、低い場所に大ガードを
設置したのではと推測します。
踏切の代替にできた、角筈ガード。これでは都電は通れませんね。
青梅街道は、新宿追分から山梨県・酒折までの区間。
ガードを歩いて辿った気分になれます。
東口側には、青梅街道の昔の姿が写真に収められています。
江戸時代の地図。玉川上水が既にあることがすごいですね。
こちらは「馬水槽」です。馬・人・小動物が水を飲める場所でした。
ロンドンから寄贈された珍しいものです。
淀橋浄水場にあったものを、昭和39年の「新宿民衆駅」(今のルミネエスト)が
完成したのを記念してここに移設したとの説明書き。
新宿東口のB2Fに来ました。実はここには地下駐車場が。
ここにある「地上出口」の階段を登っていくと・・
何とも不思議な場所に出てきます。
間違えたかな・・と思って恐る恐る歩き、もう一つの階段を下りると、
こんな感じで、ちゃんと階段があって、
この場所にたどり着く、という不思議な出入口もあったりします。。
地下道の案内も、何だかレトロで良い感じ。
関係する会社が列挙されているのが、素敵だと思います。
地上に挙がると、何やら不思議なモニュメントが。
新宿モア街を作った顕彰碑でした。
少しずつ街をきれいにしていったのですね。
人で賑わう歌舞伎町を通過。ここは「角筈」バス停や都電の電停があったところ。
モダニズム建築として知られる新宿区役所へ。
但し、休日は残念ながら閉館しています。
こちらは、都電廃線跡を利用した、四季の路です。
こちらも、都市の美化に貢献して受賞した記念碑のようです。
電車が走りそうな緩やかなカーブです。
ゴールデン街は昼は人が少ないです。
ラーメン凪の本店は行列ができていました。
「角筈」の痕跡を探してみたら、
東電の変電所はこの地で今も「角筈」変電所ですね。
花園神社に到着。外国からの観光客も多く参拝していました。
こちら、「神社復興記念碑」です。
戦災で空襲に遭い、焼け野原から再興した記念だそうです。
昭和29年の建立。再興までに9年の歳月がかかったのですね。
こちらは、芸能浅間神社。
よく見ると、「北島兄弟」とか、芸能人のお名前があります。
何故ここに二宮金次郎が?と思うかもしれませんが、
廃校となった学校にあったものを移設したとか。
神社って、こういう地域の大事なものの保存場所にもなるのですね。
新宿追分に到着。
あれ、MERと書いた車が2台。どうやらドラマのイベントで来たようです。
甲州街道沿いにある、新宿高校。
ここにちょっとレアなものが。
敷地外から覗く形ですが、玉川上水の樋管の跡と、「旭橋」の親柱跡です。
新宿タカシマヤに来ました。ここは昔は・・
建築主「レールシティ東開発」ということで、
昔貨物駅だったものを国鉄清算事業団が払い下げた土地です。
タイムズスクエアのニトリ前。ここでしばし休憩です。
ここは、今はJRバスの待機場所ですが、
一時期バスタ新宿ができるまでは暫定バスターミナルだった場所でした。
「うまや道公園」という公園。
こんな街中の公園に、しれっと昔からの旧地名が残るのは嬉しいです。
代々木駅に向かう道。人通りが絶えません。
この場所に立つ、住居表示案内板。
何とタカシマヤのできる前の貨物駅時代のままです!!
NTTドコモのマンホール。実は珍しいのではないでしょうか。
都心にある踏切。
この踏切にも「厩道踏切」と名前が付きます。
踏切の名称は地名をさりげなく残し続けます。
代々木駅前にさりげなく建つのは、
代々木一丁目町会の国旗掲揚塔。
昭和39年10月。前の東京五輪のレガシーと言ってよいでしょう。
ここから少し道を入ると、途端にとても静かな場所へ。
そこに現れるのが、小田急南新宿駅。
都会の中の駅と思えないほど、古そうな施設たち。
小田急電鉄の境界杭を見つけることもできます。
この地にさりげなくあるのが、旧・小田急電鉄本社。
殺風景のような、おしゃれな建物です。
そして、甲州街道の近くにさりげなく残る、
千駄ヶ谷橋の親柱跡。玉川上水の遺構です。
玉川上水跡の道沿いを歩くと、どこからともなく電車の音が。
京王電鉄の地下線が同じ場所を通っています。
そして、葵橋の跡を示すモニュメントが。
その向かいのビルの一角には・・
葵橋があったことを記念するモニュメントがありますが・・。
ここも再開発が始まったようで、このモニュメントはどうなるのでしょうね。
新宿駅南口の甲州街道沿いの建物が軒並み閉鎖されています。
いよいよ大規模再開発が始まり、これから大きく変貌し始めそうです。
ということで、終点の新宿駅南口に戻りました。

■終わりに

こんなツアーを楽しみたいと思います。新宿はある意味いろんな楽しみ方ができる場所であり、まだまだここに紹介できていない、とっておきのスポットもありますので、そういうところを紹介していければと思います。


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