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◎北千住駅から東武線に乗るプチ旅:【中編】堀切駅・牛田駅付近を歩く
東武線を北千住駅から浅草方面に各駅停車で戻るプチ旅に出ています。前回は、今までほとんど探索してこなかった、北千住駅前を散策しました。(前回の記事はこちら)
今回は、堀切駅、牛田駅付近を歩いた模様をお伝えします。
■堀切駅、牛田駅とは?
堀切駅、牛田駅とは、東武スカイツリーラインの、北千住駅から都心方向に走る電車に乗ってアクセスできる駅です。「区間急行・区間準急停車駅」となっていますが、この区間は各駅に停まる列車しか停車しない駅です。東京23区内にありますが、どこかのどかなムードが広がります。
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■堀切駅付近を歩く
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ちょっと秘境駅っぽい感じすら、漂います。
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荒川放水路は、関東平野を洪水から守るために開削され、1930年(昭和5年)に完成しました。堤防沿いに堀切駅がある現在の線形は、まさしくこの工事により線路が移設されたものなのです。
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東武線は線路が付け替えられました。
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荒川放水路と、東武線といえば・・、「3年B組金八先生」ですね。
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■京成線の荒川橋梁
堀切駅から少し歩くと、京成線の荒川橋梁があります。
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1931年に開業しました。
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実はこの橋、大きな問題を抱えています。それは・・、
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堤防の高さよりも、橋の高さが随分低いままになってしまっているのです。実は、この付近、地下水くみ上げによる地盤沈下が著しく、荒川の堤防は嵩上げされたものの、古くから架かるこの橋の部分だけは堤防が嵩上げできていないので、橋の架け替え工事が始まっています。
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川の中に橋を架ける工事は、実は工事ができる時期が決まっており、大雨が降って河川が増水するリスクの高い時期を避け、比較的水位の低い晩秋~冬~春にかけての「渇水期」にしか工事ができないことが多いです。なので、この現場も、どうやら次の渇水期に向けた準備をしていく予定のようです。
■牛田駅に向けて歩く
さて、この場所から、東武線の牛田駅と、それに隣接する京成関屋駅に向けて歩きましょう。
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嵩上げ後の高架橋の基礎の工事。
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すぐ先で、東武線と京成線が交差しています。
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狭い用地なので、なかなか壮大な計画になるようです。
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実はこの架道橋、先ほど紹介した、「金八先生」でもよくロケ地として登場したのだとか。レンガ積みの古びた架道橋。なかなか趣があります。
その架道橋に隣接するのが・・、
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牛田駅と、京成関屋駅は、本当に目の前にありますが、駅名は全く別名という不思議な関係です。
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その距離は近いものです。
おそらく、北千住駅でJRと東武を乗り換えるよりも、距離は近いような気がします。そんな距離感で向かい合う、2つの鉄道です。
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意外と乗り換え客も少なくないようです。
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当時のスロープの痕跡が見えますね。
■終わりに
都心部の東武線の駅のうち、堀切駅と牛田駅の周辺を歩きました。荒川放水路の施工に合わせて付け替えられた線路に、荒川堤防嵩上げのためにさらに工事をし始めている状況を見てきました。この地域の主役はあくまで荒川。荒川放水路によって曲げられた線路や、堤防嵩上げのために付け替えられる予定になった線路など、その改良工事と鉄道と土木の関係などが見られた散策でした。
次回は、先日別の記事で書いた東武博物館のある東向島駅まで電車で行き、そこからとうきょうスカイツリー駅まで歩いた状況について、振り返りたいと思いますので、お楽しみに!
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