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なぜ地方のリベラル野党は与党よりもアレなのか

二大政党を狙っている今の野党は、保守的な与党と理念からして対照的であるはずですから、進歩的だったり男女平等の意識が高かったり、風通しがよい組織だったりするはずですよね。たまに野党の中には、もしかして極右か?と思える党もありますが、今のように保守が与党なら野党の第一党はリベラルで、それ以外の野党もリベラル色が強いところが多いです。

秘書も、なんとなく保守的な党の秘書と、リベラルな党の秘書だと毛色が違っているようです。事務所に来られた有権者の方に「あっちの事務所ではこんな扱いされたのに、ここの秘書さんはこんな風に話を聞いてくれるのか~。全然違うね」などと感想をいただいたりしたものです。大分印象違うようです。

しかしですね、地方によって色々ではありますが、そういうリベラルな野党も地方の場合、所属議員が高齢男性一色だったり、新人候補が出にくかったりするところがあります。意外と同じ地方の与党では女性候補が次々と立っているのに、なんだか与党より風通しが悪そうで女性ゼロだなと思うことがあります。なんでだろうな~と常々気になっていたのですが、なるほど、こういうことだなと思ったことがあったので、それを今日は書くことにします。

話の前に前提として、保守色のとても強い地域の場合、そもそも女性候補が立ったとしてもそれを選ぶ方の有権者の間で伝統的な男尊女卑の観念が根強かったりすることがあります。なので候補者に立てても当選しない。でもそれなら与党の候補者も女性ではないでしょう。あるいは、利権でガチガチの現職以外がここ何十年も立候補したことのないような地域もあります。その場合いくら新人を立てても、当選確率はほぼゼロですから、選挙費用が無駄になるだけの新人が立たない。地域によって色々あります。

そういうところではなく、与党では女性や若い候補が立ち当選していて、候補者も様々な人がいるのに、なぜか野党の地方組織の体質が古く保守的で高齢男性一色というようなところがあるんですが、これは、たまたまとか、変化の途中とかではなく、構造的な理由があるようです。

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