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『金持ち父さん貧乏父さん』要約&感想


突然ですが皆さんは
どうして仕事をしているのでしょうか?

働くことが義務だから
家賃が支払えなくなるから働いているんですよ
家族を食わせるためにやってんだよ

というかもしれません

「けんこうなほうし」、5000万円を手に入れたいんです
あぁ!待って帰らないでください!

自分は真剣でございます
今月の家賃やクレジットカードの支払いの悩みも考えずにゆっくりゲームをして同じような仲間とわいわいしたいのです

別名義で11年間ブログを書いてまして、細々と自分の意見を書くのが好きなんですけど、そろそろ他のゲーマーと一緒に語りたくなってきた

でも、大人になると私も友達も仕事が忙しくて離れ離れ
ゲームなんてしている余裕がないんですよね

だからこそ、お金に囚われない生活をするべく
お金の勉強をしつつ、ゲームも楽しもうという企画でございます

ひとまず、ビジネス金融本を片っ端から読み漁って
勉強した内容や感想を共有
実践しつつ金持ちを目指す過程を楽しんでもらえればと思います
というか読んでいる方も一緒に勉強しましょうよ!

ということで「けんこうなほうし」第一弾は
『金持ち父さん貧乏父さん』の要約・感想を書いていきます

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 2013/11/8
ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳)

このロバートキヨサキ氏の著書、シリーズものでして
共著含めると40冊以上ある化け物シリーズ・・・
なんとドナルドトランプ氏との共著もあるという
何者なんだ?

選書理由
大学生のこと、学内でマルチ商法が流行っていました
自分の友人もまんまと引っかかってたんですけどその時のマルチ商法グループが使っていた教科書がこの本でした。

なんとも胡散臭い本だったのですが、大学4年のときに中古屋で購入。
なかなか面白いことを書いているなぁと思って、そのまま民間企業に就職しました。
会社員経験で酸いも甘いも学んだことで、改めて読み返すとどうなのかを検証しようと思います。

ざっくり感想
オススメ度:金融リテラシー初学者には⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
Kindleで約290ページざっと読んで6時間
かなりのボリュームでした

やはり世界的名著、こういうとあれですがマルチ商法の教科書としてはうってつけのマインド変化できる一冊だと思います
今で知らなかった世界の真実を知った感覚
多感な時期の金持ちになりてぇと思っている大学生には良き釣り餌になると思います
ただ、この本には罪はないですね。
資本家になるための初歩的なマインドが書かれているだけです。

従業員として働くことに疑問を持たなかった人にはかなりマインドを変えさせられる本だと思いました。
会社員として改めて読み返すと、納得しかない一冊

こちらの本、割とざっくりししたことしか書いておらず、時代も1990年代の話、ハワイが舞台の話なのでそこら辺はしっかり意識しておかないといけません

ただ、言ってることは納得でしたのでマインド面の強化には打って付けの作品と思いました

また、MECE構造がグチャグチャに見え、体験談や言いたい主張が散らばっている印象です

ちょこちょこ引用がありますが、参考文献一覧とかはないので根拠としては弱いのかなぁと
経営者としての仕組みをわかりやすく学ぶ入門書としては最適と思いました

全編無料でお送りします
おまけは100円で簿記の初歩的な解説と塾講師時代に学校教育が貧乏マインドで蔓延していることに対する思いを書いていますので、ぜひご一読ください。

注意事項
こちらの作品、体験談と引用が入り乱れ、伝えたい内容のMECEがぐちゃぐちゃで読みづらいと感じましたので
思い切って順番入れ替えて紹介します


ざっくりあらすじ

主人公(ロバート・キヨサキ)は友人のお父さん、のちの「金持ち父さん」から金持ちになるための極意、なぜ自分の父親が「貧乏父さん」なのかを勉強していくことになるのだった

ラットレースから抜ける

本書では実父のことを「貧乏父さん」と揶揄します。
「貧乏父さん」含め、雇用主に雇用されている従業員は『ラットレース』に参加していると言います
『ラットレース』とは、お金のために働き、日々の支払いに追われる毎日を過ごすことを指します。

いつまでも貧乏暇なしなのは、金融に関する教育を受けてこなかったことを指摘しています
金持ちになるにはこのラットレースから抜け出すことにあると言っています

日本でもアメリカでも資本主義社会では、学校では専門技能の勉強しか教えず、従順な従業員としての訓練しか学んでこないんですよね。

「会社は学校じゃねえ」とか「上司は先生と違う」という言説がありますが、結局そうやってお説教してくるビジネスパーソンも雇用される側なのは皮肉な話。

学校の先生が経営者や投資家になるための進路指導ができないのも、先生たちが従業員しか知らないということに起因するのでしょう。

ファイナンシャルIQ(4つの技能)を身につける

本文ではファイナンシャルIQと定義しており
以下の4つの力をつけろと言っています

✅会計力
✅投資力
✅市場の理解
✅法律の知識

読んでいただいた方にお勧めしたいのは会計力
これはFP3級か簿記3級を身につけて欲しいですね

「けんこうなほうし」はFP3級を2024年5月に合格しましたが、日本の税制や金融に関する最低限の知識を身につけられて良かったと思っています。

なお、簿記3級は受験予定なのですが、ちょっと身が入らなくて全く勉強できていません
ただ、会計知識を得られたので家計簿の付け方が一気によくなりました

金持ちになるためのマインド

ずばり、5つの障害を乗り越える

金持ちになるため、金融知識を身につけるため、ビジネスを展開するときには感情論で動いてはいけないと一貫して主張されています
貧乏人は以下の感情によって支配され、身動きが取れなかったり世間のシガラミとして仕事に追われるそうです
筆者は以下の5つの障害を乗り越えろと言っています
その中で3つ抜粋します

✅1恐怖心
✅2臆病風
✅3怠け心
✅4悪い習慣
✅5傲慢

『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん ――アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

乗り越えなければならない心1:恐怖心

この作品全てを通して出てくる重要な感情
お金を失うこと、お金がなくなって生活ができなくなることから恐怖心が生まれる
恐怖心から何も考えなくなり、毎朝急いで仕事に出てストレス社会にもみくちゃになる。

乗り越えなければならない心2:臆病風

恐怖や疑いの心から臆病になり、周りの騒音が気になってしまう
騒音とは
①自分のない面の心配事
②友人、家族、仕事仲間、マスコミの不安を煽る言葉
自分自身やこの連中の臆病で行動できなくなる言葉を聞かないようにするのがポイントだそうです

大前提として、お金持ちになりたいのであれば貧乏人の足を引っ張る言葉を聞かないようにすることが大事。

乗り越えなければならない心3:怠け心

忙しい忙しいと言って仕事にかまけて真正面の問題から避けてしまう
怠け心を無くす処方箋は「欲望」を持つことにあると言います
欲望をコントロールすることによって、「どうやればお金を手に入れればいいか」と考え、行動するようになる。
そして怠け心が消えゆくと言います

しかし貧乏人は「それを買うお金はない」
「自分のことばかり考えるのはやめなさい」
「他人のことも考えなさい」
と、欲望があることに罪悪感を持つようになって思考を止める

筆者は「二度と働かなくて済むにはどうしたらよいか」を自問自答し続けたそうです

金持ちになるための具体的な行動

次に具体的な行動を紹介コーナーが最後にあったので一部紹介
著書では、10ステップとヒント集として分けられてます
やっぱMECEめちゃくちゃなんですよね

1強い目的意識を持つ
2毎日自分で選択する
3友人を選ぶ
4新しいやり方を仕入れる
5自分に対する支払いをすませる
6ブローカーや専門家に金を出す
7本では必ず取り戻す
8贅沢品は資産に買わせる
9ヒーローを持つ
10教えよ、さらば与えられん
いまやっていることをやめる
新しいアイディアを探す
自分の知らないようなノウハウ本を買ってみる
自分がやりたいと思っていることをすでにやり遂げた人を見つける
講座を取る,セミナーに参加する
オファー(買付申込)をする
ジョギング・ウォーキング・ドライブをする
株や不動産をバーゲンで買う
大暴落のときに買う
買い手を見つけてたから売り手を探す
大きく考える
歴史から学ぶ
じっとしてないで行動する

『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん ――アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

(多いんですけど、なんか具体的ではない・・・)

抜粋その1:やらないことリストとやることリストを作成する

金持ちになるためには強い目的意識と理由づけがないと長続きしない。
なぜ、やりたくないのか、どうなっていたいのかを書き出して作戦を立てる方がいいようです。
たしかに自分の方向性を知って揺るがない気持ちを持つのは大事。

抜粋その2:自分に対する支払いを済ませる

要は先に貯金や株などの資産を買えということ。
家賃の支払いや税金を最後に払うという手法です。

クレジットや税金の支払いを済ませてから自己投資をしようとしてもいつまでもお金ができないから先に自分のために使えと。

でも支払えなかったらどうするんですか?

そう、自分を追い込むんですよ

どうすれば金を稼げるのか?副業はどうすればいいのか?
プレッシャーを作れと筆者は言っています
結構マッチョな思想ですが、まあ本気で金持ちになりたいなら理にはかなっていると思いました。

抜粋その3:株や不動産をバーゲンで買う

このバーゲンというのは貧乏人視点でいう「大暴落」のことを皮肉って表現しています。
大暴落のときは株価が下がって買うチャンスだと言ってるんですよね。
これ2024年8月に日本でプチ暴落して知識のない素人が狼狽売りしまくったらしいですね。
まさに、金持ち父さんたちはここぞとばかりにバーゲンセールで買うのかもしれません。
やはり無知は厳しい。

なお、ここの章は説明文がかなり短くて読んでいて体力切れを感じた。

金持ち父さんの教え

本文では最初に書かれていた金持ち父さんの教え
以下の6つです
これまたMECEぐちゃぐちゃなのでまとめてみます

✅第一の教え:お金持ちはお金のために働かない
✅第二の教え:お金の流れの読み方を学ぶ
✅第三の教え:自分のビジネスを持つ
✅第四の教え:会社を作って節税する
✅第五の教え:お金持ちはお金を作り出す
✅第六の教え:お金のためではなく学ぶために働く

『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん ――アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

要約すると
1会計の知識(キャッシュフロー)の基礎を学べ
2従業員として働いて資産を買って不労所得を得ろ
3起業して節税対策をしろ

この3つに凝縮できます
まずは簿記3級かFP3級と勉強するところからですかね
経営者のお金の流れを学ぶ
貧乏人マインドにならないような意識と行動をするのが重要

こちらの企画第一弾でまだまだ自分にできることが少ないのでざっくりとさせていただきます

終わりに

金持ちとは、お金に働かせる人間になること
つまり経営者や投資家になるのが目標となります

今まで教わってきた学校教育の否定、金持ちが金持ちたらしめる仕組みを筆者の体験談をもって説明した本書は、
大学生からしたらパラダイムシフトに感じるでしょうね
そしてマルチ商法にひっかかると・・・

この本だけではなくてほかの金融ビジネス書をしっかり読まないとですね

まだまだ私は余剰資金が揃っていないのでまずは集めることから始めます

おまけページはちょろっと簿記の基礎知識の説明と
Youtubeにあった社内教育についての動画で思うところを書きますので
良かったらどうぞ〜

スキ!やコメントがあるとテンション上がるのでよろしいお願いします!


おまけ①:簿記の基礎知識

貸借対照表と損益計算書を知ること

ざっくり説明すると家計管理や会社のお金を管理するには
お金の出入りをカテゴリ化するのが大事
というか帳簿をつけるなら必須内容

収入・・・言わずもがなその月に手に入るお金。給料や株の配当益など。「ケアル」や「ホイミ」みたいな単発回復スキルのようなもの
支出・・・その月に出ていくお金。食費や支払家賃、電気代など。瞬間火力の単発ダメージのようなもの。

資産・・・あなたのポケットの自動で入ってきたり、売却すると購入価格よりも利益がでたりするもの。不動産や株、金などです。「リジェネ」のような継続回復みたいなイメージ
負債・・・あなたのポケットから勝手に資産を減らすもの。借金、奨学金返済、ローンがいい例。「毒状態」のような継続ダメージ。

ポイント
貧乏父さんマインドの人は資産と負債の定義が曖昧な人が多い
一番の勘違いは、マイホームや車を資産と思っている人

家って資産じゃないの!?とお思いでしょうが会計学上は違います
資産は持っていると収入を生み出す存在ですから

持ち家はローンで支払っている人が多いのではないでしょうか?
また、家は売ったら金になるという人もいますが
持ち家は購入価格より売却価格の方が低くなることが多いです。
となると、持ち家は『負債』に当たるんですよね

「けんこうなほうし」の同僚も最近家を買って嬉々として報告してくれました。資産❤️資産❤️と言ってたので静かに見守っていました。

金持ちは何をするのか
収入を増やして
支出を減らす
資産を購入し
負債を減らす
パッと見は当たり前なことしか言ってませんが
この当たり前ができないから世の中は中流階級以下の人間がわんさかいるんですよね。
はい、私もです。

著者はいろんな仕事転職しつつ、資産を買い続けたそう。
この資産というのが以下の通り

✅株
✅自分がいなくても収入が生まれるビジネス
✅債権
✅不動産
✅手形借用書
✅著作権・特許権
✅市場価値のあるもの

なお、株に関して筆者は「投資信託」はオススメしないタイプの人。
まぁ即資産を作りたいなら

おまけ②:学校教育や塾でのもどかしさ

「けんこうなほうし」は教員志望でしたが、民間企業で塾講師をしていました。
余談ですがこの本を読んで一念発起
実は今の会社を辞めます。
余剰資金を集めるためにダブルワークで一気に頑張ろうと思っています。

本題おそらく、学校教育で「資本家・経営者になろう」という動きは難しいと思います。
学校では教えてくれない!なんで税金のことを教えてくれなかったんだ!と皆さん文句をいっているでしょうけど、難しいですよね。

理由は2点
1点目:学校現場には学習指導要領という教える内容が決まっているマニュアルがあるから
資本家になろう!みたいな話をしても「指導要領に載っていないことは教えないで!」となりますよね。
また、従業員マインドがきつい親にも「子供になんてことを教えてくれたんだ!」となりかねない
まだまだロバートキヨサキ氏が憂いている貧乏父さんマインドは浸透しています

2点目:教師は資本家マインドを持てないから、継続力がないから
いくら金持ち父さんなどの金融リテラシーがある先生が指導したところで、継続しないと身につかないから。

また、家庭が貧乏父さんマインドだったら子供もロバートキヨサキ氏のように板挟みにあってしまう。しかも、本書の「金持ち父さん」は実際の会社経営を見せて実践していましたが、学校現場だと会社経営をお手本にできないのが厳しい現実。

実は私も高校生のとき、レストランの元経営者で脱サラして英語の先生になった人が「起業の仕方講座」を開いていたんですよね。
当時の資料が実家に残ってあってよく作り込まれていて感心しました。
しかし、当の学生だった自分は覚えていないんですよね。
たった1人の先生のたった一回の授業だけだとやはり起業しようという思いは浸透しないのが現実。

結局ロバート氏のように独学で勉強した人が金持ちになっていくんだろうなと思います。

じゃあ塾なら教えられるのでは?と思ったでしょうが
塾の目的は受験の合格です
当たり前ですが、金融教育なんて試験範囲じゃないので教える意味がないんです。
自分も少しキャッシュフロークワドラントを子供に余談で教えたら社会科の先輩に
「おもしろい内容だったけど、入試問題に関係ないよね?子供にいらない知識は教えなくていいよ」
と言われました
結局中学受験、高校受験、大学受験全部与えられた内容に沿って正解を求める試験が現実なんですよね。

企業や世間では表向きは正解のないクリエイティブな思考を求めていますけど、
結局勝手に起業せず、経営者の言うことを聞く、従順な従業員を求めているんだなと思いました。

転職活動でも自分のため、自分の労働条件を伝えると嫌な顔をするし、面接も会社の都合の良い、良い子ちゃんな回答を求められたのが苦い思い出です。

じゃあ自分たちはどうすればいいのか、
自分で金持ちになるしかないんですよね
金持ちになるために知識を得るのです

泥棒や自然災害、戦争でモノは燃やされ奪われますが
知識は奪われません
最高の資産です。

だからこそ、自分もみなさんも勉強してお金持ちになりましょう
そしてダラダラゲームをするんじゃ〜

ここまでよんでいただきありがとうございます!
では、また!

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