🎵雨の日に聴きたい歌⑥ 雨の雰囲気を感じる歌(4曲)🌂
「雨の日に聴きたい歌」シリーズ第6弾。
今回は、「歌詞の中に雨に纏わる言葉は出てこないけれど、聴いてみると雨の雰囲気が感じられる一曲」。
☔声(歌手の個性)やメロディに雨を感じる歌
☔歌の世界を映像化した時、雨のシーンを入れたくなる歌
こんなテーマで選んでみました。
それでは、さっそくご紹介していきましょう❣
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前回の記事はこちら👇
①秋止符
歌:高田みづえ
作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄
1979年12月、アリスのシングル曲としてリリースされたが、それより先に、横山みゆきさんのシングル曲として提供されている。
今回は、高田みづえさんの歌唱バージョンをご紹介したい。
歌に描かれている物語が展開されているのは、タイトル通り秋。
その秋といえば、個人的には「秋の長雨」を連想する。
男女の恋愛の悩み、苦しみには涙と雨の光景がつきものだが、この『秋止符』は特にしっとりとしたメロディで、高田みづえさんの哀愁漂う歌声からも、「長く降り続く秋の雨」が浮かんでくる。
②恋しくて
歌:BEGIN
作詞・作曲・編曲:BSGIN
1990年3月リリース。
「恋しくて 泣きたくなる」
私はこの歌詞を聴くと、脳内に雨が降り始める(雨の風景が浮かぶ)。
これは聴き手の感性次第かもしれないが、比嘉栄昇さんの、男泣きとも言うべき歌唱表現もまた、この歌の風景に雨を降らす効果をもたらしているように感じられる。
烈しい雨ではなく、シトシトと、静かに雨が降り続く夜……
ぜひこの曲を堪能していただきたい。
③恋一夜
歌:工藤静香
作詞:松井五郎
作曲:後藤次利
1991年12月リリース。
「心が泣いた」
「ふるえる胸」
そして、
「あなたの胸に狂いながら こわれてしまいたくなる」
これらの主人公の感情表現を耳にすると、かなり強い雨が降っている夜を連想する。
工藤静香さんのパワフルな歌い方からも、豪雨に近い雨が降っている、そんな「恋一夜」が脳裏に浮かび上がってくるのではないだろうか。
④円山・花町・母の町
歌:三善英史
作詞:神坂薫
作曲:浜圭介
1973年2月リリースのシングル曲。
三善英史さんにとって、NHK『紅白歌合戦』初出場曲となった。
彼の生い立ちがこの歌の詞に託されている。
「涙がしみた 日陰町」
「苦労がしみた 日陰町」
このせつないフレーズを聴くと、涙とともに雨の風景が浮かんでくるのは私だけだろうか。
さて、三善英史さんの歌の中で「雨にまつわる歌」といえば、やはり大ヒットデビューシングル『雨』(1972年5月リリース)。
この歌は ‘’抒情演歌の王道‘’ と呼びたい珠玉の一曲だが、1972年、2枚目シングル『あなたが帰る時』のカップリング曲(レコードB面)、『しゃくな雨降り』も、雨の日の心象風景が情感たっぷりに描かれている。
美しい昭和歌謡を代表する2曲としてこちらもお薦めしたい。
本日の記事は以上です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m