京都大学大学院医学研究科修士課程合格への道
この記事を見に来てくださった受験生の方々、ありがとうございます!
初めまして。ニケです。
私は、数年前に、某私立大学理系学部から大学院受験で、京都大学医学研究科を受験し、合格を果たしました!
そんな私が、合格を勝ち取るまでにしてきたことを書き留めたいと思います。皆様の受験勉強の参考になりましたら幸いです!
大学院受験を考えたきっかけ
私が外部の大学院を受験することになった理由は、主に以下の2点です。
より人の健康や医学に近い研究をしたいという思い
学部時代の研究テーマとは少し異なる分野で、より医学や人の健康に関連する研究に取り組みたいと考えたためです。学部では主に化学系の勉強をしていましたが、大学の生化学の講義を通じて生物学への興味が深まり、生命科学や医学の分野で研究を進めたいと感じるようになりました。将来的には、生命科学研究者として人々の役に立ちたいという強い思いを抱くようになりました。トップレベルの研究環境で研究の楽しさを知りたいという思い
日本、ひいては世界的にトップレベルの研究環境で、最先端の研究に携わりたいという願いがありました。数多くの大学院を検討する中で、京都大学が世界的にも高い研究実績を持つことを知り、この環境で自分の研究を深め、成長したいと強く思うようになりました。そのため、京都大学の大学院を受験することを決意しました。
これらの理由から、私は外部の大学院受験に挑むことを決めました。
京都大学医学研究科の概要
理念
受験区分
京都大学医学研究科の、修士課程に入学を希望する学生は「医科学専攻」という区分を受験することになります。
募集要項を見ていただくとわかるかと思いますが、定員はかなり少ないということがわかるかと思います。 (2025年度 20名)
また、この定員には留学生も含まれておりますので、私の感覚的には、
日本人学生の合格者は、定員の半分くらいだと感じています。
試験問題も、日本語と英語の両方の表記がありましたし、実際に試験会場に着くと、受験生の半数ぐらいは海外の方々でした。
そのため、入学試験の倍率は他の研究科に比べて高く、2倍から2.5倍を推移しており、競争率が高く高難易度なことがわかります。
受験科目
受験科目としては、以下の項目が求められています。
基礎生物学:1問
生物学:2問
口頭試問
英語の外部テスト(TOEFL-iBTまたはTOEIC L&R)のスコア提出
基礎生物学と生物学の試験は、それぞれ複数の問題が出題され、その中から自分が解答できそうな問題を選んで解く形式です。
以降より、それぞれの科目に応じて自分が勉強してきた方法を記していきたいと思います。
各科目の勉強法
勉強の開始時期と大まかなスケジュール
私は大学3年生の9月頃から勉強を開始しました。この時期は、他の受験生と比べると同程度か、少し早い方だったかと思います。当初、私はまだ京都大学医学研究科を志望していたわけではなく、さまざまな大学院を検討している段階でした。そのため、内部進学も選択肢に入れ、まずは内部受験に必要な科目である細胞生物学と英語(TOEIC)の勉強から始めました。
その後、大学3年生の3月頃に京都大学医学研究科を受験することを決意し、医学研究科を第一志望として本格的に勉強を始めました。
私のおおまかな勉強スケジュールは以下の通りです。(具体的な勉強法については後ほど詳しく説明します)
大学3年生 9月 「Essential 細部生物学」1周目読み始め
TOEIC の勉強スタート
↓
大学3年生 12月 「Essential 細胞生物学」2周目読み始め
TOEIC受験 1回目
↓
大学3年生1月 「Essential 細胞生物学」3周目読み始め
↓
大学3年生 2月 TOEIC 受験 2回目 (この時のスコアを提出)
↓
大学3年生 3月 受験校確定 生物学の勉強スタート
↓
大学4年生 4月 卒業研究スタート
↓
大学4年生 5月 口頭試問に向け現在行っている研究内容をしっかり把握
過去問を解く
↓
大学4年生 7.8月 入試スタート
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