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「ゴスペル日記2」~We are the worldとの出会い〜

ゴスペル日記2 ~We are the worldとの出会い~

2006年01月23日に執筆


「そうだ、アメリカへ行こう 」 


・・・まるで昔のJRのキャッチコピーのパクりみたいではあるが、 


中学一年生の時から歌いはじめ、
「三度のメシより歌が好き」ってやつを地でいきながら
本気で心からそう思ったのは高校2年の夏(1995年)だ。

忘れもしない、
それは期末テストも終わり、あとは夏休みを待つばかりのムード漂うある日、
古文の先生が余った授業で面白いビデオを見せてくれるという。 


男子はこぞって
「おいおい、どんなビデオを観せてくれるんだ~?ひょっとして~?」
などとバカなことを言いながら(はい、もちろん自分もその一員)
クラスみんなで視聴覚室へ移動。 


そして、

ド~~~ン!! 「We are the world」

USA for Africa - We are the World
https://www.youtube.com/watch?v=M9BNoNFKCBI

ん? イミガワカラナイヨ?(←ほんとバカ)
しかし、この瞬間このビデオが私の人生を180度変えることになる。

それは当時、といってもその時点で10年前の作品だったので、
今から30年以上前のものになるが、
アメリカの人気アーティストが勢揃いして、アフリカを救済しようと立ち上がり、歌を歌うというもの。
そのメイキングビデオである。


いま思えばよくもまぁあんなに豪華メンバー揃えたもんだと想う。
しかし、当時の私はマイケル・ジャクソン以外、誰も知らなかった。

出演しているアーティスト達は一人一人が超個性的かつダイナミックだった。
中でもやはりマイケルのビート、レイ・チャールズの音使い、ケニー・ロギンスの突き抜ける声、シンディー・ローパーの爆発具合(髪の毛も)、ブルース・スプリングスティーンの血管ブチ切れそうなシャウト、、等などは目を見張るものがあった。 


そして何より、終盤に出てくるスティービー・ワンダーのフェイク(演奏中にメロディラインを即興でアレンジして歌うこと)には度肝を抜かれた。
今でもあの時のバットで頭を殴られたような衝撃、鳥肌が立ちっぱだったことを憶えている。

ヤバい・・・・・・ヤバいものを観てしまった。。。
これはもうアメリカ行くしかないでしょ!(←出ました得意の早合点!)

もちろんその授業が終わった後、
ソッコーで先生にお願いしてそのビデオを借り、
家でテープが擦り切れるんじゃねぇか?ってほど何度も何度も死ぬほど繰り返して観た。
(もちろん当時1995年はyoutubeなどは存在せず、PCはもちろんケータイもポケベルも持っていなかったので)

そして、進路は大学進学からアメリカ音楽留学へと変わってくのであった。。


。。と書くととても聞こえは良いのだが、
大学進学どーこーの前に卒業自体が危なかったけどね。。。 
いやマジで(笑)


・・・・・・・・・・・つづく


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