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「いつか富士山登ってみたいんだよね」
「いつか富士山登ってみたいんだよね」
「えーじゃあ一緒に行こうよ」
父と学生時代そんな話をしていた。
あれから数年経ち、富士山登頂を決行。
帰ってきてから、
父と富士山行ってきたんですよ〜と職場の先輩方に報告すると
「ああそれは親孝行だね、お父さんきっと嬉しかったでしょう」と言われ。
とはいえ、娘のわたしからしてみると、父が嬉しがっていたとはあまり思えなかった。
誘った時も、「まあそういう
ラストダンスへの敗北
好きな本を聞かれて「アシモフが好き」と答えた人がいた。
その世界に潜らないと出てこないアシモフという名前。その名前を聞いて「古典SFですね!」と盛り上がれる人が一体どれだけいるだろうか。
「本が好き」という言葉には様々な深さのグラデーションがあるように思う。わたしは自分の「好き」の世界を最初から全開で人と話すことに抵抗がある。「ゲーテが好き」と言っても古典に興味なければ「???」だし、読んでいた
わたしは死んだらダイヤモンドになるらしい
「もしあの時に戻れるなら、自分は結婚しないことを選ぶと思う。」
「人は変わるから。良くも悪くも。」
「相手を選んだ若い時の自分の価値観が、歳を重ねても同じとは限らないわ。」
「人として、とても魅力的だと思う。良い母になると思う。けれど女として見れない。」
すべて結婚歴がある諸先輩方からの言葉だ。
結婚について経験者から話をきくと、ああこの人とでなければ、という後悔や、これからの人生への諦めの言葉