見出し画像

猪鹿の出没が増えている?

 このところ熊が人里に出没し人が被害に遭うニュースが増えている印象がある。ところが日経の記事によれば出没するのは熊だけではない様だ。

 78年から18年までの30年間で鹿は2.7倍、猪は1.9倍に分布域が増えているという。猪鹿は江戸時代に訓練として狩られ、明治以降もたんぱく源として狩られ続け、どちらかというと減る傾向にあったという。それが近年ハンターの減少と高齢化により狩られることが減った。そのため農作物等の被害も増えつつあるという。

 また最近はこれらの肉がジビエとして注目されてきたとは言え、捕獲された猪鹿のうち食用にされるのは1割程度と利用も進んでいない為、捕獲しても利用に困るケースもあるという。

 猪鹿はかつては普通に野山にいて人間と共存してきた。近代以降野山が開発されると同時に捕獲されてきたので均衡を保ってきた。そのバランスが崩れつつある今、彼らとどう共存していけばいいのだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?