見出し画像

RISAのヴァイオリン遍歴1

私のバイオリン暦は
ついに30年(2023年現在)


ドイツの名門ケルン音楽大学を卒業し
日本各地で演奏活動をし、集客に困ることなく

そして、RISAバイオリンを開講して8年(2023年現在)
これまでに60人以上指導し、コンクールでは毎年入賞者を輩出しています。

こんなふうに書くと、さぞかし輝かしい人生を歩んできたのかと
思うのではないか…

実際は全然そんなことないのです。
今回からシリーズで私のバイオリン遍歴を書いてみたいと思います。


バイオリンをしている、というと

皆さん一様にしてお嬢様なんだね!!
といわれます。

それがやはり世間一般のイメージですよね!


でも私は

父:サラリーマン 
母:主婦 

のごくごく一般家庭に生まれました。
音楽一家では全くありません。


そんな私がなぜバイオリンを始めたかと言うと・・・
わたしがテレビでバイオリンを見て

「アレやりたい!」
と言ったかららしいです。

当時三歳。

全然覚えていません!


親はそれを真に受けて
尺八をやっていた親戚に相談したらしいのですが

音楽に肯定的な父と教育熱心な母は
「リズム感をつけることは絶対にいいし脳トレにもなる!」
というその方の強い後押しがありバイオリンを習わせることを決めたそうです。

そんなことで3歳でバイオリンを持ち始めました。


最初は鈴木メソッドという

誰もが等しくバイオリンを弾けるようになる才能教育
を提唱する教室に入りました。

鈴木メソッドは楽譜を見ず
またグループレッスンで子供の興味を刺激して自発的に練習させる方針です。

この鈴木メソッドの方針はすばらしく
わたしもレポートや書籍を読んで学んだことがあります。


ただ・・・・

わたしは、ひとりっこのせいか
グループレッスンがまったく合わなかったらしく・・・

バイオリンのレッスンで他の音が聞こえてくると・・・
ひとりっこのわたしはどーしても集中力が切れちゃっていました

音の出てる方が気になって気になって仕方がなかったんですよね・・・

母はなんとかしたい!!と思いつつも
他に良いバイオリン教室なんて知らないしなぁ~と思っていたみたいです。


そんなある日

バイオリンを担いで近所で歩いていた私(3歳)は突然話しかけられました。

「お嬢ちゃん、バイオリンやってるの?」
「どこで習ってるの~?」

それは、近所のピアノ教室の先生でした。

なんと娘さん(大学生)がバイオリンをやっているというではないですか!

あわてて駆け寄ってきた母
うっかり悩みを相談すると

「じゃあ、今度うちにバイオリン持って弾きに来て~」

といわれたのです。

そのときの心境は・・・・
おぼえてませんwwww

まぁ三歳なので、許してね☆

でもこれが運命の出会いだったことは間違いないです。


そして後日、
ピアノの先生と娘さんの前で演奏をし

「先生すぐに変わりなさい!」

と言われ、紹介されたのが

私が高校までお世話になったバイオリン先生なのであります。

それはもう、即刻紹介されて

「いまバイオリン先生に電話して話をしておいたから
いますぐ折り返し連絡しなさい!」

と言われすぐさま新しい先生が決まったのであります。


そのときは知らなかったのですが

このときについた先生はレベルの高い先生でコンクールの審査員などもやっており
楽しくも基礎をしっかり身につけてもらえました。

私が習っていたピアノの先生に
「どうやってあの先生に習えたの?」とか聞かれたほど!

出会いがすべてを左右したといっても過言じゃないですね。
思えば、初めて環境を変えたのはこの時点だったのかも


その時代はインターネットなどもなく
音楽という狭い世界ではすべて紹介がモノを言っていました。

わたしはひじょーーーーーに運がよく、持ってる女でしたwww

もしもあの時の出会いがなかったら。教室を変わらなかったら
今、音楽の道に進んでいる私はないかもしれません


②へつづく

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?