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根暗コミュ障の留学生活

留学をすると、世界中の友達ができてかけがえのない経験ができるとか自分に世界が広がるとか、そういう考えの押し売りが嫌い。

なぜなら、私自身がそういう考えに囚われて苦しんでいる1人だから!

何を隠そう、私は友達が少ない。

自分の気分にあった生活をしたいから予定を立てることが苦手。予想外に連絡が来ると自分に踏み込まれる気がしてしんどい。その場では相手に興味が湧いても次から次へと自分の中の興味が移り変わって関係を維持することができない。

そんな奴が、気軽に友達を作りに行けるわけないんです。

毎日、漫画読んで妄想して、勉強して、マインクラフトで土を掘る。(マインクラフトは土を掘る音と経験値がたまる音が落ち着くから好きだった。)
そんな留学生活をしていて、ある日ふと気づいたんです。日本にいるのとなんも変わらないと。

留学しているんだから、他国の友達を作らなきゃいけない、文化の違いや見聞を広げないといけない。そんな気持ちで義務的として人付き合いをする。まったく楽しくない。それを相手も感じ取っているんだろうなという罪悪感。留学中は、精神すり減って疲れ果てて誰にも会いたくなくて部屋で寝込む期間が必ず毎月1週間はありました。

留学生活で得られると期待していたものが手に入らなかったところで、何を後悔することがあるのでしょうか。

多くの外国人の知り合いを作る代わりに、多くの時間と苦楽を共にした日本人の親友が出来た。マイペースな生活で勉強続けたことで医師にもなれた。

根暗でもコミュ障でもいいじゃない。
だって海外留学と言えど日々の生活なんだもん。

理想の留学生活を送ることができなかった自分を責め続けていたから見えなかっただけで、たぶんもっと、思いがけず留学生活で得たものは多いのだと思う。

そろそろ自分を許してあげようじゃないか。

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