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「防災対応型信号機」について調べてみました

先日、環七を車で走っていた時に信号機に「防災対応型」と書いてあることに気付きました。右を見ても、左を見ても表示があって、環七を抜けると表示がなくなりました。

環七は練馬区のあたりでも江戸川区のあたりでも見かけました

「前からあったかな?」「環七だけなのかな?」と思い、「防災対応型信号機」について調べてみました。

防災対応型信号機とは?

環状7号線や環状8号線の主要な交差点には、通常の信号灯器の下に信号灯器がもう一つ並んでいます。その中には通常時には全く点灯していないものがあるのをご存じでしょうか。

これは、防災型信号機といい、大震災が発生した時の交通規制に対応して都心方向への一般車両の流入を禁止又は抑制する特殊な信号表示機能を備えた信号機です。この信号機には「防災対応型」の表示板が設置されています。

防災型信号機は、大震災(震度6弱以上)発生時の第一次交通規制に合わせて、環状7号線から都心方向への車両の通行を禁止する信号表示を行います。環状8号線においては、都心方向への流入を抑制する信号表示を行います。

また、震度5強の地震発生時には、必要に応じて、環状7号線から都心方向へ流入する車両の通行を禁止、環状8号線から都心方向へ流入する車両の通行を抑制する信号表示を行います。

出典:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/shinsai_kisei/bosaigatasingo.html


どうやら都内の環状7号線や環状8号線の主要な交差点に設置されているため、普段千葉で暮らしている私は見慣れないものだったようです。

相馬市に導入された津波から命を守る防災対応型信号機

2023年11月に福島県相馬市に導入された「防災対応型信号機」は、「大津波警報」の発令を受け、交差点に臨場した警察官が信号機の制御盤を操作してスイッチを切り替えると、すべてが赤信号になって津波到達前に表示が切り替わる仕組みになっているそうです。

実際に「防災対応型信号機」を使用した防災訓練が行われた様子をYouTubeで見ることができました。災害時にだけ点灯する表示があることを知っておくと、いざという時に落ち着いて行動できそうです。

大きな地震でも車に乗っていると大きさを感じ取りづらかったり、大津波警報に気付けないこともありそうなので、これから「防災対応型信号機」が全国へと広まっていくといいなと思いました!

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