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ちゃんれみはLIGを退職してフリーランスになりました。今までとこれからのこと。

2021年1月末をもって、約4年半勤めたLIGを退職しました。
思えばLIGに転職と同時に上京したので、私のこれまでの東京生活においてLIGがすべてだったと言っても過言ではありません。
社外での交友関係・経験もLIGでなければ実現できていなかったと思います。

退職の理由やフリーになって何をやっていくかなど、LIGブログの退職エントリーに書ききれなかった今までのこと・これからのことを綴っていきたいと思います。

LIGでやってきたこと

新卒で名古屋の制作会社でWebデザイナー・コーダー・ディレクターとしてWeb制作全般を8年経験(間1年カナダを放浪)、2016年 LIGにWebディレクターとして入社。LIGでの約4年半ではこんなことをやりました。

1.ディレクション・プロジェクトマネジメント・プロデュース
Webサイト・サービス制作から派生し、スチール・動画撮影やコンテンツ制作、ロゴなどブランディングに寄与する領域まで幅広く経験しました。

2.サービスデザイン・UXデザイン
ユーザーリサーチ・ターゲット設計・ストーリー設計・コンセプト設計・機能設計・プロトタイピング設計 など、ワークショップやユーザーインタビュー等を通して上流工程の設計から携わる経験をしました。

3.組織マネジメント
チームリーダー・ディレクターユニットリーダー・Web事業部 マネージャーを経て、収支管理・リソース管理・人事評価・キャリア育成・採用・品質管理・教育 など幅広く関わりました。
3人から始まったちゃんれみチームはちゃんれみグループとなり、15名まで仲間が増えました。これまで総勢約40名のメンバーの採用・マネジメントに関わりました。

4.セミナー登壇・講義
Webサイト制作・Webディレクション・キャリア・ツール活用・ブランディング など、自社イベントのみならず大学・専門学校などの講義も数多く行いました。
昨年は念願だったAdobe社のクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX 2020」への登壇も叶いました。

なぜ退職に至ったか

必ず聞かれることだと思いますが、一言で表すならば「いろいろなタイミングが重なった」に尽きます。
組織の変化であったり、自分の年齢であったり、新たにやりたいことができたり、「人生経験としてフリーランスやってみたい」ぐらいのただの好奇心だったり、ポジネガ・軽重さまざまな理由とタイミングが重なったのが今だっただけかなと思ってます。

LIGを辞めること=負け だと思っていた

モチベーション・技術力ともに高いメンバーたちと、信頼できるマネージャーの先輩方、尊敬できる役員陣に囲まれ、自分の情熱と道理が通っていればやりたいことをやらせてもらえる環境で、自己実現ができないとしたらそれはもうただ自分の力不足で、この会社を辞めるときは「自分の"負け"を認めて逃げるとき」と思っていました。

今でもその考えに大きく変わりはありませんが、「"負け"を認めること」よりも「この1年を自分がどう過ごしたいか」を優先したい気持ちが強くなりました。
限りある時間の中で、せまい自分の世界で定義した「勝ち負け」にこだわることが途端にしょうもなく感じたのです。
おそらく今が20代であったら、この答えには至らなかったと思っています。

LIGが嫌いになったのか

退職にあたり「あんなにLIGが大好きそうに見えていたのに、なぜ」という感想をよくもらいました。
LIGブログにもよく登場していましたし、SNSなど公私両面でLIGについて積極的に発信していたので、「LIG大好き」というイメージを持たれやすかったのかなと思います。

大前提として、仕事を好き嫌いだけで選んでいないので、別にLIGを嫌いになったから辞めたわけではありません(笑)

そもそも在職中に自分の会社が「好き」であることは当たり前だと思っていて、それを否定することはその会社を選んで在職し続けている自分自身を否定することに等しく、マイポリシーに反するので、それが行動に現れていたのかなと思います。

そしてただ信仰的に好きだったわけでなく、私自身「好きであり続ける努力」をしてきたと自負しています。
例えば求める給与が貰えなければ会社を好きでい続けることは難しいので、そのための交渉と、その交渉を通すだけの結果を出していました。
極度の人見知りとコミュ障をおして、社内の人やお客さんとコミュニケーションをとり、仲間や仕事が大好きになりました。

とは言え「好きであり続ける努力」って根本に愛情がないとできないと思うので、それは間違いなかったかなと思っています。
それと同時に、その努力をすることが辛くなった時が潮時かもしれないと感じたきっかけの一つでもありました。

ちなみに退職した会社の悪口を言うのは「別れた恋人の悪口を吹聴する」のと同等の不毛でダサい行動だと思っているので、これもしません。
(プライベートに関しては超ダサいので、元彼の悪口は言いまくります笑)

これからやらないこと

やることの前に「やらないこと」もはっきり決めておく必要があるなと思い記したいと思います。

1.デザインなどの制作全般
8年ほどデザイナーを経験しましたが、LIGに入社してからはディレクション専業だっため、業務では全くデザインをしなくなりました。
もともと自身のデザインの才能に限界を感じてディレクションの道に進んだので、もう戻る気もありません。周りにたくさん素敵なデザイナーさんがいるので、ご紹介します!笑

2.Webの制作進行ディレクション
こちらもLIGでの経験を経て直近は管理側に回っていたため、今後積極的に行う予定はありません。
とは言えどこからが進行管理で、どこからがプロデュースかなど曖昧な部分も多いと思うので、その切り分けや体制づくりからお手伝いいたします!気軽にご相談くださいませ。

これから個人でやっていきたいこと

1.Webにとどまらない総合ブランディング・サービス設計・プロデュース
「どうつくるか」だけでなく「なにをつくるか」から携わる仕事を増やしていきます。具体的には単なる制作ではなく、ビジネスモデルから入り込みサービスデザイン(設計)領域から携わっていきます。

2.Web制作会社とクライアントの橋渡し役になる
Web制作プロジェクトにおいて、通常業務とWeb制作の社内窓口を兼業されるクライアント担当者さまの苦労は図り知れず、社内と制作会社との板挟みになる場面を数多く見てきました。
そこで制作出身の自分がプロジェクト単位でクライアント側の社内窓口を請け負うことで、クライアントも制作会社も双方にとって少しでもハッピーな世界がつくれるといいなと思っています。

3.あらゆる課題のプロジェクト化・プロジェクトマネジメント
組織内にも世の中全体にも、顕在化していない課題がたくさんあります。
Web制作で培ったプロジェクトマネジメントの経験を活かし、それらの課題定義から課題解決のためのプロジェクト化、そしてその遂行だけに止まらず、組織内で自走できる体制づくりまでしていきます。

4.地方創生・はたらき方提案
このあとお話しする組織で実現したいことにも通じるのですが、生まれた場所や働く場所にとらわれず、すべての人やモノが自分らしい人生を送ることができる方法を、自らの海外や独立などの経験を活かし提案していきます。

5.Webディレクター・女性のキャリア支援
実はこれまで「女性のキャリア」について関心が薄い方だったのですが、LIGでの広報・採用活動を通して、女性である自分がこの職種・役職でいることに期待や希望を持ってくださる方たちとたくさん出会うことができました。
そもそもWebディレクターという職種自体が世に認知されてから20年にも満たない世の中で、まだ確立されていないカテゴリーのキャリア開拓とロールモデルづくりをしていきたいです。

これから組織でやっていきたいこと

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コワーキング・シェアオフィス事業「いいオフィス」にプロジェクトマネージャー(自称)として参画することになりました。

もともと「いいオフィス」はLIG本社の一角からLIGのコワーキング事業としてスタートしたサービスです。
現在は別会社「株式会社いいオフィス」として独立し、2021年2月現在で全国300店舗以上を展開する日本最大級のコワーキングサービスに成長しています。

世界同一職種・同一賃金」を掲げ、生まれた場所や働く場所からすべての人々が開放された「どこでもいい世界」を実現すべく、現在のコワーキング事業に留まらず事業拡大をしていくビジョンがあります。

現在わたしは企業理念など組織の根幹となるブランドづくり、それらを伝えていくためのPR、組織拡大に不可欠な採用、そしてこれまでの経験を活かす制作や開発など幅広い分野で携わっています。

なぜ自ら「プロジェクトマネージャー」を名乗るに至ったかと言うと、Webディレクションで培ったプロジェクトマネジメントの知見はどの業種・職種、ひいては日常生活においても必要不可欠だと思うと同時に、世にはそもそも「プロジェクト化すらされていない課題」が蔓延しているのではと感じ、そこに自分のバリューが出せると考えたからです。

これまで「Webサイト・サービスを作る」というすでに明確な「やること」が決まっているプロジェクトのマネジメントをしてきましたが、これからは自ら「やることを考える・決める=プロジェクト化する」が求められるようになります。

まだまだ右も左もわからずてんやわんやですが、龍﨑代表の叱咤激励(9:1で叱咤)を受けながら、ユニークなメンバーのみなさんと一緒に明確なビジョンを持ちそれを実現できるポテンシャルのあるベンチャーに関われることの感謝とやりがいを感じる毎日です。


ちなみにそんないいオフィスではただいま切実にテックリードを探しております。
エンジニアリングにおいても「どう作るか」だけではなく、「何(誰)のために」「何をつくるか」、UX設計や技術選定などから関わる方を必要としています。
▶︎【Wantedly】全国300店舗目前!コワーキング事業のシステムを担うリードエンジニア募集

それ以外にも営業、運営、経理、PRなどさまざまな職種を募集しています。
▶︎【Wantedly】株式会社いいオフィスの募集職種一覧

いいオフィスでは「仕事を与えられる」ではなく、自ら考え「仕事を作る」ことに重きをおいているので、いま掲載されている職種・ポジション以外ももちろん大歓迎です!

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