台湾旅行③地層萌えという新たなジャンル開拓
タトゥーを入れた後はすこし歩いて寧夏夜市へ。施術前にご飯を食べたのに、痛みに耐えていたらカロリーをいつも以上に消費した気がする。めちゃくちゃお腹すいたー。
結局臭豆腐だけ食べて、コンビニでパスタを買って宿に帰ってきてしまった。宿の周辺に全く飲食店がなくて仕方なくコンビニ飯にしたんだけど、台北のコンビニパスタ、なかなか美味しい。日本ではほとんど食べないコンビニご飯も異国の地なら経験に食べてみようという気になるね。
宿のコモンルームでパスタを食べていたらポーランド人女性とドイツ人男性と相席になる。世間話をしつつ「明日の予定が何も決まっていない」と言ったら、ポーランド女性から「野柳地質公園/YehLiu Geopark」を激推しされた。「今日ちょうど行ってきたのよ〜。すごく綺麗だった。ポーランドにこんな場所はないから感動した」と絶賛する彼女から写真を見せてもらったら確かにきれい。台北から2時間半くらいで行けるようだし、明日はここに行ってみることにした。
静かな港町、野柳へ
当日は12時半くらいに台北のバスターミナルに行き、1815番のバスを探す。ターミナルの受付で聞いたら直接バス乗り場に行ってヨウヨウカーをタッチしていいとのことだったのでそうする。
2時間くらいで目的地へ。バス停を降りるとすぐにジオパークと書かれた看板が出ているのでそれが指す方向へ進む。平日なのか街全体は閑散としていた。
10分くらい歩くとすぐにジオパークに辿り着く。周辺はそれなりに賑わっていたので、帰りにご飯が食べられそう。小腹がすいていたので出店でソーセージと梅ジュースを買ってから中に入る。
公園は一周回れば1時間くらいの広さだけど、私は途中で休憩したり、野鳥が見れると看板に書いてあった丘の上の方まで行ったので(現地の野鳥カメラマンがたくさんいた)、合計で2時間くらい滞在したかも。
長い年月をかけてユニークに変化していった地層を見るのがなかなか面白く、地面を見ながら練り歩いた。個人的に可愛い!と思った地層を紹介します。
公園内には小さいカフェもあり、ベンチもいたるところに置いてあって急にデートしたい気分になった。ジオパークデート、めっちゃいいじゃん。
強烈なキャラの李さん
陽が傾き始め、寒くなってきた+昨日から薄々感じ初めていた風邪が悪化してきたので台北に帰ることにした。お腹が空いていたのでジオパークの近くで何か食べようとうろうろ。港町なだけあって海鮮料理のお店ばかり。そして観光地なのか客引きもそれなりにある…。こうなるとどこに入っても同じ気がするので、単純に外観が好みの店で選ぶことにした。なのに外観写真を撮り忘れていたのでマップを開いて確認してみてくださいね。
店内に他に客はおらず、木下優樹菜似のお姉さんとその息子らしき10歳くらいの男の子、そしてマスクが異様に黄ばんだおじさんがいた。おじさんに日本語で「日本人ですか?」と聞かれたので「はいそうです」と答えると、「私日本の歌たくさん知ってるよ」と、急に森進一の『港町ブルース』を歌い出した。
料理が来た後も、このおじさんの強烈な絡みは続く。でも面白いので苦じゃない。「あなた美人だから今日は特別にサービスするね」って言うからてっきり料理のサービスかと思ったら、卓上にあった爪楊枝の箱かなにかをマイクに見立て歌い出す。サービス=おじさんの歌だった。
おじさんの名前は李(リー)さんと言って、日本語のほかにスペイン語も話せるみたい。このレストランのすぐ近くに住んでいると行っていた。
一瞬店を出た李さんが10分後くらいにカラスミを買ってきてくれ、なんと私にくれた。ただこの時「結構具合が悪い」+「卵焼きと海鮮おかゆを食べお腹が破裂しそうなほど満腹」だった私は、一口だけいただいて後は李さんに渡した。カラスミを初めて食べた気がするけど、あまり記憶に残らない味だった。チャンスがあればもう一度食べてみたい。
私が退店すると同時に李さんも一緒に店を出て、帰路の途中まで一緒に歩いた。何度も「こっちの道をまっすぐ」「暗くて危ないから歩道を歩いて」と心配してくれた。体調が万全だったらもっと色々お話ししたかったんだけどな〜。また会えるといいな、李さん。
帰りは来た時と逆側のバス停で同じ番号のバスに乗った。この時はもう7時くらいだった気がする。何度も言うけど体調が万全なら、バスで淡水に行くと言う手もあっただろうに。悔しい!野柳、絶対にまた行くぞ。
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