まちのポテンシャル
人口約11,000人のまちって、どんなまちを想像しますか。
__都市から見ると田舎。
__町としては、そこそこ人口がいるほう。
__ちっちゃいまち。
__コミュニティとしてはちょうどいい。
色んな見かたがあると思います。
私が住んでいるまち「北海道栗山町」は、
そんな人口約11,000人のまちです。
私は、この人口規模がコミュニティとしてちょうどいい数だと思っています。
今、コロナ禍によって、生活環境も変化し、リモートが当たり前の世の中になったことで、地方に興味を持つ方が増えてきました。
「関係人口」という言葉も浸透し、【観光以上移住未満】なんていう
ー友達以上恋人未満ー みたいなもどかしい関係が注目されています。
でも、ずっとまちに住む地元住民は、そんな関係を望んでいるのだろうか。
そもそも、新しい風が入ることを良しとしているのだろうか。
まちの仕事に携わる私にとっては、地元の声が気になります。
そこで、今、町民を対象とした関係人口に関する簡単なアンケートを行っています。
と、ここまでは、結構よくある話です。
でも、ここ数日、うちのまちのポテンシャルの高さに驚かされました。
それは、たった3日間で大変多くの回答が集まったからです。
行政が行うアンケートって、難しい表現が多かったり、堅くて、
活動的な世代にとっては、地元のことなのに他人事で、
あまり興味を示してくれない印象なんですが、
今回のアンケートは20代〜40代の回答率が62%と非常に高く、
オンラインアンケートにも関わらず、50〜60代の回答も40%近くあります。
この、働く世代の意識が高いことが、まちのポテンシャルの一つ。
もう一つ、スルーしないでほしいのが、
この田舎で、50〜60代がちゃんとインターネットが使えているという事実。
ここも、このまちのポテンシャルの高さを感じました。
まだアンケート回答期間なので、結果はあたらためて書きたいと思いますが、様々な意見が集まっています。
これは、まちの宝物です。
今回は、この結果をもとに、町民ワークショップ(ワイガヤ会議)を開催し、まちの資源や課題を町民同士で共有し、ジブンゴト化できるような大切なきっかけにしたいと思っています。
アンケートの回答では、この町民ワークショップ参加に興味がある方が60%もいて、あらためてこのまちのポテンシャルの高さがうかがえます。
これからワクワクすることがいっぱいです。
浮かれてばかりもいられませんが、こういう活動をまちの人と繰り返すことで、行政への信頼関係も築いていけるんだと思います。
そして、町民との信頼関係を築く距離感が、人口11,000人だとちょうどいいなと思います。(この距離感の感じも今後書いていきたいと思います)
まちのポテンシャル、これはまだまだ深掘りできそうです。
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