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直島 章真
2024年7月22日 09:36
本来、願望実現の段階は「したいかしたくないか」と「するかしないか」の二段階です。しかし、エゴの視点から見た場合には、この二段階の間に「できるできない」が追加された三段階になります。しかも、この三段階のうち本来は不要であるはずの「できるできない」が最重要項目のように扱われます。これでは願望実現が上手くいかないのも頷けるでしょう。願望実現という言葉をよく見てください。願望実現を分解すると「願望」と
2024年7月17日 09:51
願望の最初のステップは「したいかしたくないか」の判断です。そのステップで「したい」と判断されれば、次は「できるかできないか」の判断となります。大概の場合はこの二つの判断を行ったり来たりします。この二つの判断を行き来している状態が願望です。「したいかしたくないか」「できるかできないか」。これが「したい」し「できる」となれば、めでたく願望実現ということになりますが、「したいけど難しそうだ(できない
2024年7月8日 16:00
生きていると、考えるだけ無駄なことがたくさんあります。例えば「死ぬのが怖い」。これの何が無駄かというと、考えたところでどうにかなるわけではないからです。「死ぬのが怖い」と考えれば考えるほど安楽に死ねるというならいいのかもしれませんが、残念ながらどんな死に様なのかなど誰にもわかりません。考えるだけ無駄だし、無駄に恐怖心を煽るだけで何のメリットもないのです。あなたの願望である「したいこと」が出来る
2024年7月2日 08:15
あなたの願望は叶ったらそれで完結なのでしょうか。いま抱いているその願望が完結しても、きっと続きがあるでしょう。例えば、プロ野球選手が夢だったとします。プロ野球選手になったら夢は叶ったことになりますが、願望はそこで終わりでしょうか。きっと次の夢は個人タイトルを獲ることだったり、そのチームで優勝することだったりするでしょう。そうであれば、プロ野球選手になったのは通過点に過ぎません。そのように、人生
2024年6月26日 08:10
仮にあなたがお金持ちなら、お金持ちになりたいという願望は持ちません。そしてもし現状ではお金持ちでないとしても、お金持ちになれることがわかっていれば願望とはなりません。お金持ちでもなく、お金持ちになれないと思っているときに限り願望となります。こうして考えると、願望とは「なりたい」という希望に溢れたポジティブな状態というより、「なれない」という困難さを伴ったネガティブなものと言えそうです。実際、願
2024年6月20日 20:23
「これがしたい」という思いに応えるために生まれるのが願望ですが、願望に対して「できるかできないか」の判断基準を使うと実現が遠のきます。そこで新しい判断基準を「したいかしたくないか」に設定します。現実にできるかできないかではなく、現実にしたいかしたくないかで考えるのです。そもそも、できるかできないかの判断は自分にはできません。願望が実現するか否かは「わからない」というのが正直なところでしょう。そ
2024年6月14日 20:42
現実か虚実か。可能か不可能か。人は普段そうした基準による判断に慣れ親しんでいますが、その基準はあなたの役には立たちません。判断基準を変更して新しいルールで思考を認識してみましょう。新しい基準は、あなたの役に立つか立たないか。意味があるかないか。気分がいいか悪いかです。従来の、現実か虚実か、或いは可能か不可能かは問いません。例えば「裕福だ」と「困窮している」という二つの思考が浮かんだとします。こ
2024年6月6日 21:41
現実の全てを過去扱いしてみましょう。現状を嘆く思考が浮かんだときに「前はそうだったな」といったニュアンスの返答をしてみます。そもそも、その思考が浮かんできたのは「既に知っている」から、つまりは過去に起こったことの認識だからです。思考と本当の「今」とはズレがあります。思考が認識した時点で、全てが過去の出来事と思って差し支えありません。「前は苦しかったな」「あのときは辛かったな」「あの時期は苦労し
2024年5月28日 15:03
人は起きている間、絶え間なく頭の中で会話を続けています。様々な考えが勝手に浮かんできますが、そのうち信じるものと信じないものの違いはどこにあるのでしょう。あったことについて語る、知っていることについて語るという点で、思考とニュースには共通点があります。思考やニュースについて、どんなものが印象に残りやすいかを考えてみると、悪い出来事や悪いニュースの方が印象に残ることが多いです。そちらの方が良いニ
2024年5月22日 22:46
「幸せだ」「完璧だ」「愛してる」。これらを対象を絞らずに呟いてみます。これらの言葉を呟くと、エゴは「なにが?」「誰が?」と対象を知りたがりますが無視して構いません。例えば「豊かだ」と呟くと、「どこが?」と即座に否定が入ることはよくあります。対象を指定すると否定や抵抗になりやすいので、あえて対象は指定しません。もしくは対象を大雑把に世界としてしまいます。「豊かだ」「どこが?」「世界が」というわけ