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ママリユーザーと作った「ママリ認定」求人、「しゅふJOBパート」で掲載開始

こんにちは!「変えよう、ママリと」を担当している湯浅です。

ママが「働くこと」に関する課題を抽出するためのユーザーアンケートをママリで実施したのが約1年前。5,022名のユーザーが回答してくださり、育児に忙しいママたちが仕事をすることのハードルの高さと、「変えよう、ママリと」に対する期待感に背筋が震えたことを昨日のことのように覚えています。

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その理由を、アンケートとその後のユーザーインタビューから紐解くと、「妊娠・出産を機に休職・離職した自分が自信をもって働けると感じられる職場がないこと」でした。

自信をもって働けると感じられる職場とは

自信をもって働ける職場とは、自分のスキルや経験が評価され、そして成長と貢献が期待される場所。職場に貢献している自分の姿が想像できれば、自信をもって仕事に向き合うことができるでしょう。


その一方で、本人のスキルや経験とは関係のない、本人がコントロールできない部分で仕事が制限される場所、言い換えれば、ママであることが職場や一緒に働く仲間の負担となると感じるような環境では、自信を持って働くことはできません。

特に、子育てと仕事の両立を求めるママが、子育てをしていることを理由に、仕事との接点が制限されることが、ママたちの働きたいというモチベーションに悪影響を及ぼしていることが、アンケートやインタビューを通じてわかりました。

そこで、求職者本人がコントロールできない部分を理解し、仕事における本人の実績を評価する環境との接点を増やすことができれば、働きたいママが活躍できる職場が増えるのではないかと考え、そのために必要な条件を考えました。

働きたいママが安心できる求人条件を設定

ユーザーインタビューで働きたいママが語ってくれた課題のほとんどが時間に関することでした。ひとつは、子育てにより働くことができる時間が制限されているということ。もうひとつは、その時間も子供の体調不良などによって仕事ができないことがあるということでした。

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これらの時間的制限が、職場や一緒に働く仲間に対する後ろめたい気持ちに繋がり、時間的制限と精神的不安の掛け算が更にママたちを精神的に苦しめているのです。

そこで、インタビューの結果をもとに、働きたいママを安心させる項目を4つ(応募時の面接について、勤務時間について、子供の急な対応について、残業について)設定しました。

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その後、4つの項目を満たすために求人掲載企業側が対応できる条件を各2つ設定。4つのすべての項目を、いずれかの条件で満たした求人を「ママリ認定」とし、働きたいママにわかりやすい安心感を与えることができると考えました。

「ママリ認定」求人に対する応募数が増えれば、社会は変わる

現在「ママリ認定」が付与されている求人は、パートナー企業である株式会社ビースタイルが運営する「しゅふJOBパート」が掲載している895件(27社)です。当面は、「しゅふJOBパート」とともにこの求人数と求人掲載社数を伸ばしていき、どの都道府県にも「ママリ認定」求人が出る状況を作ることを目標とします。

同時に、「ママリ認定」求人の設置による求人応募数の変化を追い、「しゅふJOBパート」と連携しながら働きたいママが「ママリ認定」求人にたどり着ける導線の調整などを行うことで、求人応募数の増加という実績を作っていきます。

近い未来には、求人応募数が増加するという実績を出すことで、「しゅふJOBパート」以外の求人メディアにも「ママリ認定」条件を展開し、さらに掲載求人数を伸ばしていきたいと考えています。

「ママリ認定」が、仕事を探すママたちに対する安心の象徴として広がり、求人応募数が増加するという求人掲載側のニーズを満たすことができれば、ママたちが自信をもって働けると感じる職場が社会の当たり前になるでしょう。

今回はあくまでもアルバイト・パート領域での第一歩です。今後の展開も随時ご報告させていただきますので、引き続きご支援ください。