月が満たされると"親ガチャ"に振り回されなくなる【占星術】
なんだか月のことについてダラダラ語ってる人になってます。
…が、気にせず今日も早速いきましょう〜
◆「月に関する記事」はこちらもぜひご覧ください!(無料です)
<子の視点>「親ガチャ失敗」を嘆いているのはあなたではなく”月”
「親ガチャ」って言葉が世間に染み付いて久しいですね。先日こんな記事を見つけました。
偶然、LINEニュースを開いていた時に流れてきたものでしたが、すごく悲痛な雰囲気が伝わって手が止まってしまいました。
ご存知の方も多いと思いますが、一応こちらにまとめておきます。
私も初めて耳にした時は「言い得て妙だな」と感じましたが、現在一児の母として子育て中の身としては複雑な思いです。
ですが、この言葉を耳にしてすぐ私自身も「親ガチャ失敗なのでは?」と感じていた時期も少なからずありました。今回はそんな体験談も含めて書いていきたいと思います。
◆前置き(大事なことなのでお読みください)◆
【体験談】面と向かって「子育て失敗」と言われ、部屋に生ごみぶちまけられた話
これは私が中学生の頃の話。
いじめに遭っていて学校には居場所がないので、必死に家で居場所を作ろうとしていたけど、面と向かって父に「子育て失敗」と言われ、ヒステリック起こした母には翌朝捨てる予定だったゴミ袋の中身を自部屋にぶちまけられました。
当時は、とにかく学校にいる周囲の人間たちを見返したくて、必死にダイエットしたりメイクを覚えたりしていました。そして、同じように学年に馴染めずにいた一個年上のギャルな先輩とつるんでいました。
そんな私は、家族の居場所が欲しいから比較的親の言うことは聞いていたつもりでした。反抗期の反動は全て学校。
ちなみに、なぜ「いじめられているのに学校へちゃんと行ってたのか?」というと、中学2年でクラス替えしてすぐに隣の席になった見知らぬ男子に
と失礼ぶっこきまくられたので、腹が立った私はしんどくても毎日教室には必ず顔を出していました。3年生も担任ごと持ち上がりだったので当然、卒業まで。今思うと途轍もない根性です。
ただし、いくら根性があるとはいえそんなストレスフルな学校生活の腹いせに、その一個年上のギャルな先輩とその周りにいる先輩たちと絡むようになって、ある意味「無敵の人」状態でした。
「信じられる友達なんてそんないないし」と思ってたから、私がどんな悪行をかまそうが周りは私のことなど見向きもしないと思っていました。
そのため、放課後先輩たちと一緒になって小学生が遊ぶ公園に爆竹投げては近くで部活の外周させてた学年主任の体育教師と鬼ごっこしたり、制服でのたむろは禁止されていたけど学校帰り家に帰らず駅前のマックに入り浸ってみたり。
あとは、中学生がいてはいけない遅い時間にゲーセン徘徊して見知らぬお兄ちゃんたちと遊んでみたりと、恥ずかしいほどに散々イキリ散らかしておりました。(今世最大のカルマにつき今必死に徳積みしております)
まあ、当然そんな悪行を働いたなら結末は母親が頻繁に呼び出し食らっては、三者面談で注意されると言うオチ。
当時、学校には行っていたものの塞ぎ込んていた妹がいて、これだけイキリ散らかす私もいて、肝心の父親は2年間の関西へ単身赴任中。そのため母親のストレスもなかなかのものだったとは思います。
そして、月に一度父が関東へ帰ってくるなりいつだって家族会議。なお、妹は部屋に閉じ籠り不在で、ただひたすら私が問題児扱いされるだけの家族会議なのでした。そして、父と母も金銭面で色々とひどく揉めている最中というダブル役満張りの機能不全家族状態。
私については「子育て失敗した」と私の面前で言い放ち、母に向かっては「単身赴任でストレスが溜まってるんだから好きに金使わせろ」と喧嘩をふっかける。
そんな父親の態度に、怒りのパーセンテージがカンストした母親は「全部私に任せっぱなしで、私のことなんて何も考えてくれてない!」とヒステリックを起こしてキレ散らかし、日頃いうことを聞かない私にも飛び火。
なんなら父親に食ってかかる勇気はないヒステリック中の母親が向ける矛先は決まって娘で長女の私。
翌朝捨てる予定のゴミ袋をベランダから持ち出し、片付けられない月乙女座の私の散らかった部屋にゴミ袋の中身を全力でぶちまけたのでした。
流石の父親も「やり過ぎだろ」とフォローのつもりのようだったが、その前に”子育て失敗”と言われているので私からしたらなんのフォローにもなっていないのでした。
傷ついた”月=インナーチャイルド”は「何か」に縋るしかない
こうしてみると、私も「親ガチャ失敗」の部類だと思います。
子供は親を選べないから、”子育て失敗”なんて言われてもどうすることもできないし、ダメな子のレッテル貼りとしか思えない。そしてゴミ袋の中身をぶちまけられて、相当にショックを受けました。
もちろん日常的な虐待とかはなかったし、経済面で貧しい思いをしたことはないから、まだまだマシな方だとは思います。
だけど、幼い心からしたら立派な傷。傷の大小は関係なくちゃんと傷ついた。だから「親ガチャ失敗」と嘆く若い人たちの気持ちは少なからずわかります。
そう言いたくなる気持ち、何かの言葉に縋りたくなるんですよね。だって、「好きで自分の親の元に生まれてきたわけじゃない」って思ってるから。(魂的には違うんだけどね)
そんな中で、「親ガチャ」という言葉が生まれた。親子関係において辛い経験をした人はみんなこの一言に縋るのです。
「生まれてきたくて生まれたわけじゃない。勝手に産んだのはそっちだろ!」
こう結論づけて、縋ることで心の拠り所のように、この言葉に守られてるとさえ思えるような錯覚に陥るのです。
だから「そう思うのはダメなこと」だとは思いません。そう思ってしまうくらいにあなたの月=インナーチャイルドは傷ついた、という事実は消えないから。(私自身も親ガチャ失敗って思ってた時ありました)
…だけど、これからの”未来”に目を向けたときに、それでいいんですか?って思うのです。
<親の視点>「自分の子育て」が不安な時は”自分の月”に聞けばいい
現在、私は出産を経験して、シングルマザーとして一人の女の子の母親もやっています。
もうすぐ小学校入学の年齢なのですが、日々大人びていく彼女との会話が最近ようやく楽しめるくらいの余裕を私自身も持てるようになってきました。
【体験談】「子育て向いてない」と思ってたけど、月を癒してなかっただけだった。
出産直後から4年間ほどは、過去の自分自身の傷を特に癒すこともないままでした。すると、常に「親の子育てと同じ行動をしている自分」に怯えながら子育てする羽目になりました。
あの頃、自分自身は傷ついたのに。全く同じ行動、同じ言葉をしている気がして辛いなって。でも、それは当然なのです。
だって、自分の母親しか見ていないから。母親がしてきた子育てしか知らないから。
この世にはたくさんの子育て情報が溢れていて、書籍もたくさん出てはいるけど読んだところで、調べたところで、実践なんて不可能なのです。
それは、自分が知ってる子育てとは乖離があるから。
この世にはたくさんのママさんがいて、ママさんがいる分だけ子育ての方法があるし、子どもたちの性質も十人十色。
だけど世の中的になんとなーく、子育てに対する「正解」があるような気がして。
「母親はこあるべき」
「自分が親にしてもらったことは、なんとしてでもしてあげないと」
こんなふうに、正解なのか正解じゃないのかようわからんけど、そんな情報を目にするから、目にした情報の通りにできてない自分に苛立ったり、自分自身を責めてしまったり……。
「私は子育て向いてないからさ」
なんて言ったりしてね。私もこんな感じで、なんとか頑張ってやってきました。
でも、気づいたんですよね。
本当は子どもの前に、まだまだママが愛されたいし、認めてほしい。そう、月が叫んでるんですよね。もっとちょうだいって。
ってね。でもね、これって当たり前のことなんですよ。
元々親子関係が良くないと悩まれる方も多いですが、意外と今までは仲の良い親子だったのに子供が産まれた途端に母親に対してネガティブな感情が生まれるケースは、結構多いのです。
それは、今までいい子に生きてきた、「お母さんのために」と頑張って娘をやってきた女性が、いざ自分の子供という愛情を向けないといけない相手に対して嫉妬にも似たような感情を抱くようになってしまうんです。
子育てを始めると、この言葉をいろんな場所で死ぬほど耳にするんですけど、実際に無条件に愛せているママって少ないと思います。
だって、ママは子どもの頃からいい子にしてきたんだもん。悪い子でも愛されたか?というと怪しい。
たとえ、お母さんから見た時に「そんなことないわよ!やんちゃでも、好き勝手生きてても愛してたわよ!」という言い分だったとしても、受け取り手の娘側が「いい子でいないと…!」と感じていたのなら、それはそういうことなのです。
ってなると、ママ本人が「”自分は無条件に愛されている”という感覚を知らない」んだから、無条件に愛する子育てなんて無理なんですよ。
だって知らないんだもん。全てはこれに尽きるのです。
この言葉を聞いたときに、月が傷ついていた出産直後の私はずっと、
「えっ、じゃあ、私はなんだったの?」と、シンプルに思いました。
月が求める「愛情」は、太陽からしたら「甘え」
そこから月日が経って、こうして今はシングルマザーの傍らで占い師のお仕事をさせていただく中で、同じママさんからのご相談も多くいただきます。
また同年代の中でも、出産したのが早いのでお友達からもよく相談をもらいます。
そんな私が最近、こうして月のことを執筆するようになって気がついたことがあります。
親は「月が求めるような愛情」をくれなかっただけにすぎない
子どもというのは、産まれてすぐは泣き叫ぶことしかできません。
だから、ママは産後すぐから泣き方を見極めてはおむつを変えたり、ミルクでお腹を満たしてあげたり、抱っこで寝かしつけてあげたりします。
これがまさに「月」のピュアな状態なのです。でも、月日が経つにつれて、「月」も成長しなければなりません。
首が座り、ハイハイができるようになり、やがて歩けるようになります。ミルクやママの母乳だけだったのが、離乳食になり、やがて大人と同じようなものを食べるようにもなります。
ギャンギャン泣くか、「あー!あー!」しか言えなかったのが、いつしか流暢にお話ができるようにもなります。
すると、お着替えや食事、排泄など基本的な生活習慣が(ゆっくりではあるけれど)一人でできるようになっていくのです。
毎年、毎年、誕生日を重ねるごとにママの手を離れていく子=「月」。
でも「月」は無意識であり、ピュアな存在。一人でできることが増えても、お友達との関わりが増えても、「いつまでも産まれた時のまま愛されて、甘やかされて、生きていきたい」と思っているのです。
ですが、親目線に立っててみれば、いつまでも甘やかしてしまったら、「目の前の子がいざ大人になって社会に出た時に困ってしまう」ことを、「親は子より長く生きられない」ことを本能的に知っています。
ですから、
こんなふうに、厳しくても目の前の子の”未来”のために叱咤激励しながら子供を育てていくのです。
でも、月は無意識で、いつまでも子どものままですから、「私のために厳しくしてくれてるんだ…」なんて風には思えないのです。
こうして言葉通りに受け取り、一回ずつ傷ついていくのです。
ある意味、正しい月の反応だと思います。親の意図は絶対に汲み取れません。なぜなら、子どもは子どもの社会しか知らないから。
親をはじめとする守られた環境、守れた世界しか知らない。自分の力で生きていかないといけない、大人の社会を知らないのです。
そして親としては、子どものためを思って伝えてきた愛情だったとしても、子=月はそんな厳しい愛情を欲しくないのです。
もっと優しくて、甘くて、泣いたらすぐヨシヨシしてもらえて、できないことがあったらなんでもやってもらえて、でもそんな自分を無条件に受け入れてもらえるような愛情と環境しか欲しくないのです。
【まとめ】それぞれの視点から”思い”を見る、そして「月の視点」を手放そう。
私は、このことに気がついた時に「誰も悪くなかったんだ」って気づくことができました。
甘くやさしい愛情が欲しかった「月」である私。それに対して、”未来”を見据えた愛情を与えてくれていた「太陽」である両親。そのことに気がつくと、あれだけ憎かった両親に対しても自然と感謝ができるようになりました。
昨今の「親ガチャ」問題って、まさにここの部分がすごく大きいと思います。「親ガチャ失敗」を嘆く人たちは、月の視点でしかものを言っていないのです。
でも、これは真実なのですが、母親になって思うのは、世の中の大半の親御さんは
「社会に出て困らないような、立派な大人に育ってほしい」
そう願いを込めて、日々子育てに奮闘しているのです。そしてこれは普遍的なもので、どの時代にも言えること。これは、もちろん「誰かの親になる」ことでしか得られない視点なのかもしれません。
そして、それは決してこの視点を得られたから偉いわけでもないし、月=子どもの視点で「親ガチャ失敗」を嘆くことが悪いことでもないと私は思っています。
私は出産が早かったのでよく「子どもが子ども産みましたw」なんていうのですが。(笑)
記憶と感情は密接につながっていると言いますから、喜怒哀楽さまざまな子どもの頃の記憶を比較的覚えているうちに子育てを始めたので、結果的にこのことに気が付きやすかったのかなって思います。
また、私以外にも、素敵な発信をされている方がいるので紹介します!
◆この記事を「いつか書こう」と思ったきっかけになった寿つかささん(@ed_prvtt)のnote◆
◆親子関係についてをスピリチュアルな視点で発信されている大福まめこさん(@mamekodaifuku)のYouTube◆
ぜひ、親子関係に悩みがある方は、ご覧になってみてくださいね!
親子の問題は、永遠のテーマだと思います。時代が移り変わる今、正面から向き合わされている方も多いことでしょう。
特に今はドラゴンヘッドの移動や冥王星の逆行もありますので、人生のテーマになっている方も多いのではないかなと思います。
出産や子育ての経験の有無を問わず、ぜひこの記事をたくさんの人に読んでもらって、本当の意味での団欒一家が増えることを切に願います。
今日も、最後まで読んでくださりありがとうございました!
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