フォローしませんか?
シェア
ちゃんだい
2020年8月10日 13:11
「品川猿の告白」すごく良かった。猿が喋るとんでもないファンタジーなんだけど、納得感がある。ああ、そういうこともあるのかもしれないな。猿の悩みにも一つ一つ共感できる。露天風呂での猿の振る舞い、客室での告白、最高に面白い。ファンタジーを描いても、リアリティをもって受け止められるのが、この作家の凄いところ。「ウィズ・ザ・ビートルズ」も良かった。人生の一瞬とも言えるような交錯が人を救う
2020年5月21日 21:09
全文面白い。そんな本にたまに出会える。よしもとばななの「海のふた」はそんな本だ。ひと夏を一緒に過ごした2人の女の子の短い物語。大袈裟に言えば、人生のほとんどすべてについて書かれている。あまりにサラッと人生とは何かが書かれていて、僕は恐ろしくなってしまったけれど、登場人物は息遣いが聞こえるほどリアルで切実なので、10代の女の子が語る「人生とは何か」についてのセリフがすとんと腹落ちする