きっと、この日に決めてたんだよね
今日は5月5日。
子供の日。そして私にとってとても大事な日。
今日は大好きな愛猫ミント❤️ミンちゃんの命日です。
2021年の今日。彼は突然旅立った…。
6歳11ヶ月でした。とっても体が大きい男の子。甘えん坊なのに負けず嫌いのビビリくん。
私はこの日を境にきっと大きく変わった。自分という人間をしっかり見るようになった。ずっとずっと見ない、気づかないふりをして過ごしてきた。だって、自分好きじゃなかったから。
ミンちゃんはよく食べてよく寝て、人も大好きな子でした。
前日の夜、いつも通りリビングの椅子でゴロンとしていたミンちゃんに
"ミンちゃん、またあしたね!おやすみ"
って声をかけて眠った私。
2021年の5月5日。我が家、全員家にいた日だったんです。
夫はシフト制のお仕事のため、連休や祝日、土日とお仕事のことも多い。
でも、この日はみんながいたんです。家族もいるのが大好きだったミンちゃん。この日を選んでいたんだと思うんです。みんながいるこの日に。
朝、7時前ごろだった。
大きな声でミンちゃんが鳴いてたんです。
起きてみたら、様子がおかしい…足を引きずっている…
そこからはあっという間だった…
かかりつけの病院にもつながらない、他の病院にも片っ端から電話した…なんで?こんなに繋がらない??
そんな中、ミンちゃんの身体はどんどん冷たくなっていく。
もう、病院へ連れて行くことにした。
病院まで車で10分。
まだ2歳だった坊ちゃんを連れて、車で向かうも、ことごとく信号につかまる…
"もうすぐ着くよ!ミンちゃん、ミンちゃん!"
と声をかけながら進んでいたある時、
大きな声で
"ニャー!!"
といつもの可愛いミンちゃんの声。
今思えばさよならのニャーだったんだって。
病院に着くとすぐに診てもらえた。
でも…
着いた時には肺に水が溜まり、もう息をしていなかったそうです。
心臓マッサージもしてくれました。最後、声をかけてあげてくださいと言われて、夫と坊ちゃんを連れて処置室へ。
本当に穏やかな顔をしていて、いつもみたいに目を開けてくれそうだった。
そして、その日に葬儀をしていただきました。
その時、2歳だった坊ちゃん。
出棺するまでの間、お部屋でミンちゃんと過ごす時間があって。その時はおもちゃで遊んだりしていて、あ〜まだわからないかな?ミンちゃんがいなくなることを…って思ってました。
でも、出棺の時間になり、ミンちゃんが運ばれて行く時になると、
"ミンちゃん連れて行かないでー‼️"
"坊ちゃんも行くー"
と叫び続けていた坊ちゃん。
15分くらい泣き叫んでいた気がします。
この時、きっとミンちゃんと坊ちゃんは話をしていたんだと思う。
お話が終わったのか、スッと泣き止み
"バイバイ、ミンちゃん"
と言ってました。
骨になって返ってきたミンちゃん。その時はもう、坊ちゃんは骨をじっと一度みて、また遊び始めていました。
子供と猫や動物たちはきっと見えないエネルギーのようなもので繋がってるいるのだろう。
だっていつも一緒だったから。
ミンちゃんは、血栓がとび、血管に詰まってしまったようなんです。もしかしたら肥大型心筋症だったのかもしれないと。
この日から私はペットロスになり、数ヶ月のモノクロの世界の住人となりました。
でもね、この深い深い悲しみの中にいたから、闇の中にいたこの時にしか見えなかった世界が今の私を作っている。闇と光はセットだから。
だから、今、深い悲しみの中にいても、必ず明るいところへ行けるから。だから、無理に出てこようとしなくていい。悲しいなら悲しみたいだけ、泣きたいだけ泣けばいい。私はそうやってきた。
そして今日、また私は泣きたいだけ泣いている。それでいいんですよ。
とっても会いたいのです。
抱っこしたい、なでなでしたい。スリスリしてほしい。寝ている私の上に乗っている彼の重みを感じたい…ミンちゃんに、とってもとっても会いたいのです。でも叶わない…。
虹の橋のたもとで待ってくれているミンちゃんに会う時に、
"ママ、精一杯生きたよ!"
と笑顔で言えるように、また今日から生きていこうと思っています。
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