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食事とエッセイ未満、6月(上)

淡々と日々の料理の写真を貼り付けるnoteを書く。何故なら「うわ、おれ、こんなに料理したんだ!」と積み重ねたら楽しい気持ちになる。こうやって過去のこと/作業を蓄積すると、元気が出てくる。ひとまず書いてみる。


2020.06.01(月)昼

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コーヒーゼリー

おやつにコーヒーゼリーを作った。アイスコーヒーを市販の寒天で固めた。驚くほど簡単にできた。市販のアイスコーヒーは安いので、コーヒーゼリーは買うより作ったほうが、同じ値段で驚くほどの量を生産できる。市販のゼリーは甘すぎるので、自分で味を調節できるのもいい。牛乳とハチミツで感味付をした。以前、フルーツサンド、プリンなども作った。スイーツというのは、自分でも作れるんだ。これはかなり良い学び。人間は、やろうと思えば、なんだって作れるのだ。


2020.06.03(水)朝 

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生ハム、赤パプリカ、玉ねぎのオイルパスタ

冷蔵庫の余り物で、とくにレシピを見ることもなく、作った。自分のこれまでの経験だけで料理を作ると、なんだか自分が誇らしくなる。味はもちろんのこと美味しかった。生ハムを使ったことで贅沢な味。パプリカはタネとヘタも使った。フードロス、というより、食感が色々あると美味しいから。今度、タネだけとっておいて塩漬けにしてみようと思う。


2020.06.03(水)昼

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食パンで作った肉まん

twitterで山本ゆりさんが、「食パンでつくる本気の肉まん!」なるもののレシピをアップしていた。家には食パン以外の食材(ひき肉、玉ねぎ、調味料諸々)が揃っていたので、食パンを買ってきて、作った。調理時間は10分。すごく簡単だった。そして、本当に肉まんの味がした。いや、これは肉まんだ。食パンの耳をとって、少量の水で濡らして、パンを伸ばす。そして、あんを包んで、チンする。こんな簡単に肉まんができるのか。レシピを作る人の頭の中をのぞいてみたい。


2020.06.03(水)夜

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パン耳ピザ

昼につくった肉まんの残りのパン耳を利用した。耐熱皿にパン耳をしき、その上にまずチーズ。その上にパプリカとそのタネ。さらにチーズ。塩胡椒で味付けしてトースターへ。簡単だけど、美味しい。このほかにもなにかすごく簡単なものを作った。あ、黒納豆と豆腐を和えたもの。どちらも白ワインが欲しくなったので、少しだけ飲んだ。気張らないし、見た目も気にしてないけど、たしかに美味しい料理。名もなき料理である。


2020.06.05(金)昼

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スパイスカレー

20分たらずでスパイスカレーを作った。自分は天才かもしれない!と思った。玉ねぎを粗みじん切りにして炒め、そこにトマト缶を半分と、ジンジャーエールを作ったときにでた残り(生姜と10種類くらいのスパイスと、砂糖とハチミツが合わさったもの)を混ぜて炒める。鶏肉を入れて10分ほどに煮詰めて火を通す。何処かのタイミングでクミン、SBのカレー粉、秋ウコン、カルダモン、クローブを入れた。香りも味も大変良い。器は輪島塗のマス。これに入れてみたくて、入れた。けど、写真を撮るならまわりに色々と配置した方が写真映えする。とっても綺麗な色をしています。

2020.06.05(金)夜

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久々に近所のイタリアンワインバーに行った。お気に入りである。まだ来店は3回目だが、かなり店主が好きだ。料理もおいしいし、随所に彼のおもいいれ・こだわりを感じる。そとで飲むワインはどうしてあんなにうまいんだろう。自家製サングリアは夏〜〜って感じだったし、最後に飲んだ自家製レモンチェッロのストレートはさまぁ〜〜〜って感じだった。

鮎。ときいて思い浮かべるのは、岐阜である。長良川には鮎が泳いでいるが、その生態系は世界遺産に登録されている。今年の春に仕事で3週間ほど岐阜に行ったが、そのときに「ここの鮎は世界遺産なんですよ」と言われた。本来ならば5月にもう一度岐阜にいって個展をする予定だったが、もろもろで延期になった。ただ、岐阜の方からは「いつでもおいで」と言われているので、今年の夏は岐阜に行って展示をして、作品の売り上げでたらふく鮎を食べる。


2020.06.06(土)夜

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エビピラフ

新しい炊飯器が届いた。この炊飯器は、低温調理とか、蒸す・焼く、発行とか、色々なことができる。同封されてたレシピブックにエビピラフがあったので、ひとまず作ってみた。美味しかった。お米の加水時間が短くて若干の芯がまたあったが、ピラフとは相性がよかった。万事塞翁が馬である。作る料理=ゴールに合わせて、米の加水時間を今後、調節しようと思う。


2020.06.07(日)昼

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八百屋のサラダ

お腹が空いている。けれど、何を食べたいのかもわからないし、なんだかイライラする。ということで、近所の八百屋に行った。これまで何度も買いたいと思ったが、ためらっていたサラダを買った。このボリュームで300円である。すごい量だ。いろんな野菜も入っているし、その日の入荷によって入っている野菜が違う。ドレッシングは量が少ない + 好みではなかったので、自分でちょちょいと作った。油、塩、酢があると良い感じに決まるので、オリーブオイル、岩塩、レモン果汁でドレッシングを作った。こういうのがうまくいくと、とても気分がよくなる。


2020.06.07(日)昼

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タカミメロン

八百屋にはなんと5種類ものメロンが売っていた。イバラキング、タカミメロン、ほかのは忘れた。300円から800円の価格帯でメロンが売られていた。興奮した。2000円ちょっとで5つのメロンが食べ比べできるなんて、、、、そんな素晴らしいことが2000円で叶うなんて、、、と。ひとまず400円くらいだったタカミメロンを買った。「安定の味」と書かれており、今後の味比べの基準メロンとしてタカミメロンを採用した。

人生ではじめて丸々のメロンを買った。1玉のメロンを人生で初めて購買した。いつも、カットしてあるメロンしか食べたことがない。だから、家に帰ってまるまるのメロンに包丁を入れるときは興奮した。慎重に家まで持ってかえり、そのときは確かにかたさを感じたが、包丁はすんなり内側に忍び込み、興奮を覚えた。すごい。驚いた。艶かしい体内が現れた。タネさえも愛おしい。味は、普通だった。いや、美味しい。普通に、美味しい。調べたところ、メロンは追熟させると甘くなるらしい。あと、一回冷蔵庫に入れると追熟が止まるので、食べごろまで常温の冷暗所で放置。次のメロンが楽しみである。


2020.06.07(日)昼

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カレーとごはん

お腹が空いたけど、作るのが面倒だったので、サラダを買った。しかし、それはは物足りなくて、レトルトのカレーを食べた。ご飯の盛り付けもてきとーであるが、これはこれで味があってよい。どこのメイカーか忘れたが、次からはイナバの缶詰カレーを買おうと思う。そういえば、前日はイナバの緑と黒の缶詰カレーを食べた。作るのがめんどくさい時だってある。だって人間だもの。


2020.06.08(月)昼

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パクチー、ミニトマト、バジル

今回は植物。時々、ベランダ栽培の植物の成長も見守っていくことにする。何週間か前に鉢を買い、ちょっとまえに土と鉢底石を買った。そして、やっと舞台は整った。やっと、鉢で育てるための植物を近所の花屋で買ってきた。家は角部屋であり、窓は東と南についている。日差しは非常に素晴らしい。現在は、東向きの窓のベランダで育てている。

コンパニオンプランツというのがあって、例えばトマトとバジルを一緒に育てるといい感じになるらしい。片方が水を沢山必要とするから、水回りがよくなるそう。あと、虫が嫌う・好く植物があって、それを一緒にそだてると良いらしい。


2020.06.09(火)昼

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ごはんとトマト、大葉とトマトの味噌汁、納豆

まな板を洗うのがめんどくさいので、トマトは手に持って直接包丁で切った。大葉はさっと水で洗って味噌汁に。味噌汁はお湯を沸かして、味噌を解いただけ。ごはんは朝のあまり。簡単楽チンな昼ごはん。大葉のいい香りに食欲がます。梅干しは、気怠いときなど、夏の養生にもいい。久々の一汁一菜かもしれない。


2020.06.09(火)夜

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ボンゴレビアンコ

冷蔵庫のもので何か食べようかと思いたち、アサリを見つける。真空パックは便利だ。元々、当時ハマっていた酒蒸しにする予定だったが放置されていた。だから、すぐに白ワインを使ってボンゴレビアンコにする計画を建てた。なんだか嬉々として、久しぶりの料理を作ることになって、すごい嬉しい。

最近、パスタを茹でるときの塩を多めに入れてしまう。今回も案の定そうで、お湯の塩分濃度を1%にしたいのに、多分倍くらいある。少し塩辛い。ただ、久しぶりのアサリは美味しいし、何より白ワインを少しだけ飲んでみたら、やはり。という具合であった。


2020.06.10(水)昼

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ミルクちぎりパン

新しくと届いた炊飯器で、パンを焼いた。色々な調理、例えば、低温調理もできる優れもので、レシピブックにこのメニューがあった。40°で発酵を進めるという機能もあり、それを試すためにパンを作った。成形をうまくやればもっと美味しくなるのかもしれない。あとは、混ぜ方や、牛乳の温度のせいか、これまで作った記事とは違う手触りだった。手は、なにかを、記憶している。言語化はまだできないけれど。


2020.06.11(木)昼

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玉葱と挽肉のパスタ

冷蔵庫に数日前に買った挽肉。本当は餃子用に買ったのだけど、餡を作る気分になれず放置していた。パスタも90g余っているから、それらと冷蔵庫の中と相談してパスタを作る。玉葱、小葱、春キャベツが見つかったので、彼らと、調味料(醤油、酒、味醂、砂糖)を合わせてパスタを。これまでの反省から茹でる際の塩は少なめにし、塩分控えめの味に。食後の疲労感が違う。


2020.06.12(金)昼

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おにぎり、トマト、シャウエッセン

昨晩からおにぎりのことを調べていた。おにぎり用の米の炊き方、適切な塩分濃度。あとは、改めて米の研ぎ方、炊き方を調べた。だから、今日の昼はおにぎりと決めていた。そして、おにぎりならば!お弁当みたいなラインナップにしよう、ということで、トマトとウィンナーである。シャウエッセンを上手に茹でることを「黄金の3分間ボイル」と呼ぶことは、今日初めてしった。


2020.06.13(土)昼

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スモークサーモンのお茶漬け

昨晩は、お酒を入れたこともあってか。更には梅雨も重なってか身体が辛い。ただ、お腹は空いたので何かを食べ迷い、簡単なお茶漬けを作ることにした。冷やご飯に昨晩のあまりのスモークサーモンを載せ、緑茶を注ぎ、玄米茶の粒々をトッピング。数ヶ月前までは手の込んだ料理がすきだったが、最近はこういう無理しない、手数が少ない、簡単な、そういったものを食べても元気になる。無理してないなぁーと実感できると、静かな力が湧いてくる。このあと、スモークサーモンを搾菜にして食べたが、それも美味しかった。


2020.06.14(日)夜

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虾仁烧冬瓜

読み方わからないけど、美味しい一皿。中国人のパートナーが作ってくれた。彼女は、冬瓜も海老も好物で、それらを大蒜とオイスターソースと塩で炒めたそう。冬瓜は、字に反して、夏が旬の野菜である。瓜と名前に入っている野菜は、カリウムなどが豊富。カリウムには、体内から水分とナトリウムを排出する機能があり、むくみやだるさを解消してくれるので、夏バテにいい。梅雨の不調の味方である。


2020.06.15(月)昼

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肌にいい定食弁当

お弁当が食べたかったので、お弁当みたいな盛り付けにした。冬瓜、海老、鶏肉、赤ピーマン、ミニトマト、そして甜茶と肌にすこぶるいい食材の詰め合わせ。甜茶は春の花粉症対策に買ったもので、ルブソシドというのがノンカロリーなのにめちゃくちゃに甘い。ミニトマトは特売で買ったもので、お皿は、最近ゲットした輪島塗。


2020.06.15(月)昼

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水無月月曜炒

名もなき炒め物を、それっぽい名前にしてみた。名前はない料理なのだが、非常にうまく、今後も作りたいと思ったから、少しだけ大層な名前にしてみた。見た目はただの炒め物だがかなりうまい。また、冷蔵庫の余りで、名もなきうまい料理を作れた時の喜びよ。

蔵前の磯村政次郎商店で手に入れたごま油。香りがいい。これを熱しながら、ニンニクを包丁の刃で大きめに潰したニンニクと花椒を入れ、香りが出てきたところで肉タネ(ひき肉、シナモン、酒、春キャベツ、人参の塩水漬け)を入れる。タネはもともと餃子用に作っておいたもので、包みきれなかったので、タッパーに入れて寝かしておいたもの味が馴染んで非常に美味しい。それをいい香りにしてきたごま油の中にいれ8割ほど炒めたところ、冷蔵庫の余りの冷凍オクラ、湯抜きして短冊状に切った油揚げ、もやしを入れる。仕上げに軽く料理酒とオイスターで味付けし、皿に。仕上げに小ねぎと黒胡椒を散らす。超絶的にご飯がススム味付け。居酒屋でなんとなく出されたら、その店のことを信頼してしまう味。見た目によらず、かなりうまい。




20xx.xx.xx(x)昼

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キウイとパクチーのサラダ

いつの日か食べた、サラダ。ドレッシングはナンプラー。一時期はまってよく作っていたけど、最近は全然食べていない。果物をサラダに使うととってもおいしいし、贅沢な気分になれる。




参考にしたもの、考え方、本

・自炊料理家の山口ゆかさんの一汁一菜記録

・坂口恭平さんの貯作業ノート、料理本cook

・おすすめの料理本まとめ


坂口恭平さんの料理本です。レシピブックというより、日々の彼の料理と、そこから膨らませた話が、手記のように載っけられている。やさしく読み進めることができる日記のような本。


この本を読んで「救われた」と思う人は、多いんじゃなかいかな。料理人の大御所である土井さんが「料理、適当でもいいんですよ」といいながら、お椀に味噌、鰹節をいれてそこにお湯を注いだ味噌汁(かちゅー湯)を大好きだと言っている。料理のハレとケなど、毎日の料理をがんばりすぎちゃってつかれちゃってたぼくは、この本にであって救われた。


代々木上原と二子玉川に「餃子屋」を開いた桉田さんの本。これも読んで気が楽になった。そこらへんの草をとってきて食べたりしているし、乾物への考え方など、愛おしい。この本を読んで僕がしたことは、丸々の大根を買うようになった。キャベツを1玉で買うようになった。だって、食べきれないものは干したり、漬物にすればいいんだもの。漬物、難しいと思ってたけど、塩をいれて冷蔵庫で放置するだけ。時間が勝手に美味しくしてくれる。絶妙に色々と"手を抜きながら"も、新しい料理への扉を開かせてくれた本。


平松洋子さんの料理エッセイ。読んでいるとお腹が空くし、毎日のなんでもない料理も、大好きな料理も、もうちょっと愛おしくなる。ごはん、ひと、食器、調理道具、いたるところに実はいろんな思いが染み付いていて、それを文字によって開いて、見せてくれる。キッチンか、寝室に、ぽかーんと置いて、時々ぱらぱらめくって読んでいる。


念のため

以下にぼくのAmazonほしい物リスト貼っておきます。どんな人が見てくれているかわかりませんが。今は餃子ネオン管が欲しいです。あと、本はいくらあってもいいですよね。

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