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40代後半女性の転職活動は本当に厳しいのか

「40代後半で転職なんて無理だよね。だから今の会社にしがみつくしかない」
「40代後半で転職したら絶対今より収入は減るよね、だから今の会社で我慢するしかない」
「40代後半の女性を採用してくれる会社なんてないよね」

こんな話を今まで幾度となく同世代の友達との会話で耳にしました。
当然、自分が全く転職活動してない中でこういった意見を聞くため、

「そうだよねえ、あえて40代後半女性を採用するより、普通は30代を採用したいよねえ」

と思い込んでいました。

でも、コロナ禍でオンラインの海外のMBAを受講していた時に、MBA受講生仲間は皆50代で、そのクラスメイトに

「私もこの学びを活かして転職したいけど、47歳を採用してくれる会社なんてないよね」

と話したら、全員口を揃えて

「え、全然あるでしょ、誰が無理って言ってるの?」

と言われました。

その時、転職できないと思い込んでるのは、近所の同世代のワーキングマザー仲間が勝手にそう思い込んでるだけで、もしかして転職市場はそうではないのか?と目が覚めたような感覚でした。

恐らくよっぽどのハイキャリアでない限り、または職種を厭わない限りは、多くの人が40代後半でキャリアアップの転職なんて無謀だよなと感じてる方の方が多いと思います。私も完全にこのタイプでした。

私のバックグランドは、
・学歴は地方の短大のみ
・留学は高校時代にほぼ遊びの短期留学のみで当然まともな英語は話せず
・誰もが知っているような大手IT企業で働いた経験なし
・転職するまで、7年間フリーランスで働いており、正社員勤務のブランクあり

自分が採用担当者だったら魅力感じないよなあと思う内容ばかりだったので、どうしたらここに魅力を感じてもらえるかを考えて、バックグラウンドを2年かけてupdateしました。

どのようにupdateしたかは、こちらの記事で紹介しています。

その後転職活動を始め、2ヶ月後にすべての自分の希望条件を満たした外資ITに転職をすることができました。

ここで言いたいのは、「行動してない人の、あたかも自分が経験したように話す思い込み発言、何かしら理由を見つけて転職できない自分を正当化している発言」を鵜呑みしてはいけないということです。

加えて言いたいのは、こういう発言をしている方の多くは、当然自分の仕事は100%頑張っていると思いますが、蓋を開けてみるとそれ以上の努力は一切していないということです。また、その努力をできない理由も正当化しがちです。

ですので、本当は転職したいのに、自分なんて無理、と思っている方は、そんな風に思わないで欲しいです。
人間何かしたら、ここが自分の売り!というポイントが自分を棚卸しすることで見つかります。
あと、努力は報われます。資格を取ったから就職できるということは少ないと思いますが、働きながら子育てしながら資格を取ったというそのプロセスが採用活動では評価に繋がります。

人生100年時代、40代後半は、子供も中学生以上になっていることも多く、育児が就職活動の壁になることもほぼありません。

年齢なんて関係ないと思うか、この年齢だから無理と思うかで、人生の選択肢が大きく変わると思います。日本のダイバーシティレベルは他国と比べて格段に低いとは思いますが、それでも時代は多少なりとも変わっています。

40代後半女性の転職活動は簡単ではありませんが、チャレンジする価値は十分あると思います。


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